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2017.02.19

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日産が持つ4WD、EVからガソリン、e-POWER、ボディはミニバンからスポーツまで様々なプラットフォームでその動きを一気に試すことができました。

以下まとめリンクと総括です。

雪上公道試乗

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総括:すべての移動体は物理法則に従う

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今回の試乗ではFR, FF, 4WD、セダン、スポーツクーペ、ミニバン、コンパクト、SUVと様々なプラットフォームを試すことができました。

改めて理解したのは雪上、さらには氷上という低μ路では特に車体の大きさ、重さ、重心といった物理特性が色濃く出るということです。

簡単にいうとコンパクトで軽量、低重心な車体がもっとも運転しやすいとことです。

例えばSUVは車高が高く雪道の走破性はいいのですが、いざ曲がろうとするとフロントヘビー、高い重心でなかなか曲がろうとしてくれません。ミニバンはさらにその傾向が顕著です。

コンパクトは普段はそんなに目立たない性能であっても、軽量コンパクトな車体で加速も曲がりも非常に軽快。

スポーツクーペは運転が楽しいだけではなく、コントロール性も高くて安全。

この基本的な物理特性を補助するのが電子制御。

VDC、車両安定装置は特に効果的で、人間であればハンドルとアクセル、ブレーキで大雑把にしか制御できないものを1/1000秒以上の精度で4輪独立に制御することが可能となってきました。最新のリーフやe-POWERではスロットル制御をなんと1万分の1秒で制御するといいます。

ここまでくると、現在のなまくらドライバーなんか相手にならないほどで、まさにプロドライバー顔負けの安定性を確保してくれます。

ただ油断禁物。さきほどのように物理特性はどんな電子制御でも克服不可能。1700kgの車両重量が1000kgに減量することはないし、フロントヘビー、トップヘビーな重心は変わりようがありません。あくまでもVDCは補助、アシスト機能です。

アシスト機能ですがその出来は素晴らしく、どんなシチュエーションであっても基本VDCをONにしていた方がよいと思ったほどです。

もちろん例外はあって、制御の想定外や、ドライビングの腕前を磨くためという目的であればVDCをOFFにしたいこともあります。日産のVDCはスイッチひとつで解除できるので、その点ユーザーフレンドリー。メーカーによってはどんなに頑張っても外せない、もしくは裏技でしか解除できないところもあります。

今回感じたのは、改めて日産は「技術の日産」ということ。1990年代のあの輝いていた日産、電子制御で世界をリードしていた頃と同様の輝きをもっていることです。そりゃヨーロッパの高級ブランドであれば当然実現しているものもありますが、日産は一部の例外を除き庶民の味方、大衆車メーカーです。アフォーダブルな価格でリーズナブルな性能を提供してくれるのですから、これは嬉しいというもの。

特に気に入ったのはノート NISMO e-POWER

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モーターパワーによる軽快さ、ドライバビリティ、車両サイズのちょうどよさは本当にバランスがいいと感じました。

運転しやすかったのはGT-R。

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ZはVDC OFFにするとFRの難しさがでて、運転上達にはピッタリ。練習車としてはちょっとお高いですが。

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悪路走破性はエクストレイル。FFでもまったく問題ないし、AUTOモードでアクティブ4WDにしておくと燃費と曲がりやすさの両立ができます。

意外に走るのがリーフ。VDCとバッテリーミッドシップの重量配分で一番小回りがきくFFです。

雪道や北国ではライフスタイルに合わせて選ぶといいですね。

(終わり)


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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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