これが人気のねじれるミニ四駆シャーシ、フレキシブル加工徹底分析 #mini4wd
2014.01.28「その車はまるで狂おしく身をよじるように走る」とは湾岸ミッドナイトの名セリフですが、ミニ四駆でもシャーシを加工することで捩じれるようになるというのはここ昨今人気の改造方法のひとつ。今回はそのフレキシブル加工をしたMSシャーシを徹底分析していきます。
ベースはMSシャーシ
今回ベースとなるのはMSシャーシ。一見すると余り変化はありません。
センターシャーシを指で押すと、前後バンパーユニットはそのままでセンターシャーシだけ下にさがります。
リア側も同じ。押し込むと沈みます。また左右方向で別々に沈み込むので斜め、ロール方向の動きや、全体的に捩じれることができます。
捩じれるとなにがいいのか、それはレーンチェンジのスロープの入り口出口でその曲率に合わせてマシンのシャーシが沿って変化することで、より滑らかな走りができます。また最近流行りのジャンプが多い立体コースや、ウォッシュボードといった不整地での挙動がマイルドとなり、安定しやすいです。
加工部分
センターシャーシ上部、ギアカバーのところでカット。
バンパーは4つの棒が穴にスライドしながら入りますが、そのうち手前の2つの穴を拡大し、バネを仕込めるようにします。バネは抜けないようにバネ底は貫通させないように。
センターシャーシ側にはバネを仕込みます。また動いたときにあたる部分をカット。
スライド構造
バネをいれずともスムースに上下にストロークするように加工できたら、バネを入れます。
すると押して放すと元の位置に戻るようになります。
バンパーが抜けないように、ネジにワッシャー、軸受のような大きめの部品で留めます。リアバンパーのように、FRPプレートでも構いません。
MSシャーシの場合前後対称構造のため、同じ加工をリア側にも行います。
動画
ジャンプ着地時の衝撃吸収にも威力を発揮します。
多少の段差や、コースの捩じれにも対応しやすいです。
工具
加工にはリューターを使うと良いです。
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直線的にカットできるダイヤモンドカッターで大まかに切り、あとはヤスリで仕上げます。
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今回の加工シャーシはみにゅ~さんにご提供いただきました。ありがとうございました。
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こちらの書籍も参考にどうぞ。