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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPTを組立てる~その4~

2017.06.09

永きにわたるMシャーシカテゴリーの歴史に新たな1ページ!
発売間近のタミヤブランニューMシャーシ、M-07 CONCEPT。組立レポの4回目です。今回はマシンを仕上げながら私なりに気づいたことをご紹介したいと思います。

ここまでの牛のような歩みはこちらから ↓

タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPTを組立てる~その1~

タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPTを組立てる~その2~

タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPTを組立てる~その3~


ダンパーの組み立て

ダンパーを作るのを後回しにしてました!

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キットに付属するのはCVAオイルダンパー。注入するオイルは400番です。
スプリングもブラックで統一されなかなか精悍ですね。
もちろん、キット標準ダンパーだけでなく、これまで発売されている様々なオプションも使用できます。ビッグボアダンパーも付きますよ。ショート系のダンパーはロッドの長さに工夫が必要との事。詳しくは組立説明図をごらんください。


あくまで簡単になったギア交換

今回のM-07CONCEPTでは、ギアへのアプローチが簡単にできるようになったことが大きな特徴です。これまではギア交換する場合にはギアケースを開けるために大工事になっていましたが、シャーシ底面のカバーを外すだけでギアの交換が可能です。

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実はそのギアカバー、シャーシ下面からだけでなく、上面からもビスで固定されており、フロントのアッパーデッキを取り付けるとカバーの取り外しがしづらくなるんじゃないかなーと思っていましたが...

M07Mov (4)_2.jpg

アッパーデッキにビスにアクセスするための切り欠きと穴が設けられていました!
この穴からドライバーを差し込めば、他のパーツを外すことなくギアカバーだけを取り外す事が可能です。いやー良くできてますね。


ツーリング並の足回り

タミヤMシャーシの足回りと言えば、これまであまりセッティングの自由度が高くなく、それがMシャーシらしさであり、悩みの種であり、はたまたそこをどう攻略するかが楽しみ方の一つでもあったわけですが、今モデルからはかなり自由なセッティングが可能となりました。

M07 (42).JPG

前後ともアッパーアームがボールエンド化され、長さ調整が可能なタイプになり、キャンバー角を調整できます。オプションのターンバックルを使えばより簡単に調整できるようになるでしょう。まさにMシャーシ新時代の幕開けですね。

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ナックルやCハブも小型化され、キングピンの変更も相まってかなり軽量化されています。走らせる路面やユーザーの好みにあわせ細かい調整ができるのはレースユースでもアドバンテージになるでしょう。より駆動ムラの少ないダブルカルダンジョイント式のユニバーサルシャフトも用意されているのでさらなるチューンナップも楽しみです。


専用パーツ不要のトー調整

以前の記事でリアのトー角を調整できる事を紹介しました。具体的にはワッシャー0枚でトーイン2.0°、1枚で2.6°、2枚で3.2°となるとの事。組み立て図では2枚=3.2°で指示されています。

M07Mov (7).JPG

以前、一部のハイエンドツーリングカーに搭載されていたこの機構ですが、まさかMシャーシの足回りとして復活するとは。
リアトー角はマシンの安定性に大変重要な部分なので、実際に走行させてバッチリなセッティングをみつけてくださいね。


Sサイズは無しよ

これまでのMシャーシではS・M・Lの3種類のホイールベースが選択できましたが、このマシンからはMサイズ(225mm)とLサイズ(239mm)の二種類のみとなりました。残念ながらS寸(210mm)はカタログ落ちしてしまいましたが、今や軽自動車でもホイールベース2400mm以上、1/10換算で240mm以上あるクルマばかりなのでこれも時代の流れかなと......、まぁあんまりがっかりすんなよ、と。

そのホイールベースですが、基本的にはリアサスアームの取り付け向きを変えるだけで変更できます。

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合わせてリアダンパーの取り付け位置なども変更する必要がありますが、今までに比べてかなり簡単にホイールベースを変えることができるようになりました。


というわけで、手持ちのタイヤを取り付け、ひとまず車体は完成です。
もちろんタイヤはこれまでのMシャーシ規格を引き継いでいるので、お手持ちのタイヤも活用できます。

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さぁいよいよ次回はサーキットに持ちこんでみたいと思います。
どんな走りを見せてくれるのか楽しみです!

(走行編へつづく)
発売直前組立&走行レビュー! タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPT走行インプレッション


このM-07 CONCEPTシャーシキットは正規の発売日前ですが、メディア向けイベント用にタミヤ様より特別に提供された物を使用しています


タミヤ 1/10電動RCカーシリーズ
M-07 CONCEPT シャーシキット

2017年6月24日頃発売予定です


この記事を書いたライター

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RCカーウォッチャー

茂手木達也

趣味で電動ラジコンカーを嗜むかたわら、趣味が高じたゲーム機メンテナンス会社代表取締役兼現場作業員もこなす趣味100%人間。高専時代は自動車部。クルマ、バイク、鉄道、飛行機と車輪のついたものはたいてい好物なアラフォー少年。小学4年生からラジコンを始めるも、空白の20年があり実質出戻り8年目。「ラジコンの腕前はド下手でも情熱だけは誰にも負けない」とのこと


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