タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPTを組立てる~その2~
2017.06.06ついにフルモデルチェンジしたタミヤ最新前輪駆動モデルMシャーシ、M-07 CONCEPT。組立の二回目です。
前回の記事はこちら↓
タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPTを組立てる~その1~
足回りの組み付け
さて、前回ギアを組み込んだメインシャーシにサスペンションアームをとりつけていきます。
シャーシを裏から見た様子。
前輪駆動モデルです。左がフロント側ですよ。
サスアームは大きさも変わり完全新設計になりました。
M-03~06まで、実に19年間にわたり親しまれ、Mシャーシらしさのひとつの特徴でもあったサスアームですが、全く別の形になりました。初代MシャーシであるM-01(と02)を第一世代サスとすると、M-03~06が第二世代。そして今回M-07で第三世代に進化したと言ってよい感じです。
ヒンジもスクリューピンではなく、サスピンで固定されるようになり、スルスル動きます。
リバウンド調整用のホロービス(イモネジ)も装備され、レースユースにおいても足回りのセッティングが容易になりました。
駆動系の組み付け
ドライブシャフトにはピンをアクスルリングで固定するタイプのユニバーサルシャフトが標準装備。
しっかりグリスアップして組み立てた後。フロントナックルに組み付けます。
フロントナックルも新設計。特徴的な形をしていますね。
できあがったナックルはCハブを介してサスアームに取り付けます。
ですが!!このCハブの下側ピンはイモネジで固定する仕組みのため、イモネジが入るための穴を2.5mmドリルで開ける必要があります。左右とも。あとリアも。これをやらないとピンが抜けちゃいますよ。
バイスに挟んで慎重にまっすぐ丁寧に開けました。今回の組み立てで一番気を使った部分だったと思います。それ以外については取説どおりに組んでいけばOKです。説明書のわかりやすさには定評のタミヤならではです。
フロントサスアームがつきました。
いままでそれなりの数の各種Mシャーシを組み立ててきましたが、M-07に関してはここまで組んできてまるでツーリングカーを組んでいるようで「Mシャーシを組み立てている」という感じはあまりしないですね。よく走りそうです。
リアサスアームの組み付け
つづいてリアサスアームを組み込んでいきます。
もちろんこちらも新設計。
リアもサスピン仕様になりスルスル動きます。もちろんこちらにもホロービスが備わり、リバウンド調整が容易になりました。
特筆すべきはトー角調整。ワッシャーの量を増減することで、リアトー角の調整が容易になりました。
ラジコンカーにとって極めて重要なリアのトー角。今まではサスブロックやアップライト等のパーツを角度ごとに用意し変更する必要がありましたが、M-07CONCEPTではワッシャー1枚単位で調整可能です。このへんは機構にツーリングっぽさを残しつつ、Mシャーシから始めるライトユーザーでも満足できる構造だと思います。
ひきつづきパーツを組み込み、仕上げていこうと思います。
このペースで果たしていつ組み立て終わるのでしょうか?
(つづく)
タミヤ新Mシャーシ M-07CONCEPTを組立てる~その3~
このM-07 CONCEPTシャーシキットは正規の発売日前ですが、メディア向けイベント用にタミヤ様より特別に提供された物を使用しています
タミヤ 1/10電動RCカーシリーズ2017年6月24日頃発売予定