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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

新型NSXプチ試乗レポート総括

2016.10.27

注目の新型NSX、こちらに試乗する機会を得てその乗り味、エクステリアやインテリアについて見てきました。

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新型NSXプチ試乗レポート(1):新型は初代のDNAを受け継いでいるのか?【ワンダードライビング】

新型NSXプチ試乗レポート(2):エクステリア編【ワンダードライビング】

新型NSXプチ試乗レポート(3):インテリア編【ワンダードライビング】

今回は総括をしていきたいと思います。

絶賛と批判のはざまに

賛否両論、簡単にいうと新型NSXの評価はこれにつきます。

私も事前情報とそのギミックをみてかなり「斜に構えて」乗り込んだのですが、あらふしぎ。確かにアメリカ人によるアメリカ車っぽい荒っぽさが細かなところにみてとれるも、全体的にいえばちゃんとしたスーパーカーです。これがやっぱり車は乗らなきゃわからない、というところですね。

そして残念ながら新型NSXをちゃんと評価できる人は少ないと思います。というのも、2370万円というスーパープレミアムな価格は、庶民の夢であった初代NSXを遠くはるかにおいやり、初代最終型の約2倍まで高騰しました。はっきりいえば、初代NSXを欲しくても買えなかった人は、もっと新型NSXは買えないんです。

それだけにターゲット、客層ははっきり違います。買うのは、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェのしかも高いラインナップを買える人だけでしょう。

そうなると我々庶民が何をいっても貧乏人の僻みにしか聞こえず、一部の評論家はそれを慰撫する記事をかくのをヨシとします。

値段が高い?

高くて上等、いや上等だから高いんです。

この感覚は我々が幼い頃、スーパーカーブームがあったときの気持ちです。500万円のロータスより1000万円のポルシェが、ポルシェよりも2000万円のランボルギーニが偉い、というもの。スペック厨のひとつ、数字は大きいが偉い、です。

この値段が高くなった理由は複雑なハイブリッドシステムにあります。またボディをマルチマテリアルにしたことも理由のひとつでしょう。

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私から言えるとすれば、どうせ高くするなら値段はもっと高くすればよかったのに、です。

なぜなら世界を見渡すとハイブリッドのスーパーカーはたくさんあります。ポルシェ918スパイダー、ラ・フェラーリ、マクラーレンP1。どれも億に届く値段、一方新型NSXはたったの2370万円からだからです。

EVを作りたかったのか?

新型NSXの特徴を語るときに、とにかくフロント2モーターがキーです。この2つのモーターを装備することを決めたとき、新型NSXの運命は決定づけられたといってもいいでしょう。

というのも、試乗時、頻繁にEVモードに移行していたからです。EVモードは車庫から出すときだけの限定的なもの、いうなれば踏切や段差でフロントサスペンションを伸ばして車高をあげるといった、限られた使われ方をすると思っていたら、これほどまでに積極的に使うとは予想だにしていなかったからです。

体感的にはもはや50%はこのFFのEV状態。

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アクセルを踏み込めばすぐにエンジンがかかり、ドロドロとした排気音とともに後ろからトルクフルに押し出すわけです。この結果、トータルの燃費が10km/Lに近いというのは、この手のスーパーカーとしては法外に燃費がいいわけです。つまり環境に配慮しているということ。

環境に配慮しているといえば、フルEVのテスラがあります。Model Sの4WDモデルの最強バージョンでは、0-100km/hを2.7秒という、GT-Rと互角の加速性能を持ちます。エコでクリーンな車がどうしてそんな性能がいるのか、出せるから出したのか、それとも、という疑問を持ちます。

結局ここがアメリカ人の考える自動車像であり、とにかくパワフルさというのは必要です。Model Sはセダンの形をしているマッスルカーなのです。いうなればコルベットのEV版。

そしてNSXはなにかというと、セダンであるテスラに足りないもの、それはカッコとドロドロしたV8サウンド。残念ながらV8エンジンは搭載していませんが、それに負けないほどドロドロしたV6ターボでハイパワーを引き出します。

なのでテスラとコルベットのあいのこ、それが新型NSX。

初代NSXのでたときとは時代が違います。今後EVやFCVがパワーソースの主流となることを考えると、燃費のよいHVスポーツNSXは時代にマッチしていると言えるでしょう。

もう1年早ければ

新型NSXの惜しいところはその車自身の出来ではなく、市場投入時期。やはり好機を逃している気がするんですね。できれば2015年の東京モーターショーの時には発売しておきたかったです。モーターショーを3回くらい経験し、ブランニューなはずなのに、そのデザインの新鮮味が薄れてしまいました。

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特にリアのライト周りの意匠はLED時代にはちょっとそぐわないオーソドックスなもの。まだ日本では発売されていませんが、すぐさまマイナーチェンジしてフェイスリフトしてほしいほどです。

そういった細かなところはありますが、サーキットをバンバン走るというよりも、環境に配慮した都会でのるHVスポーツとしては本当によくできているなあというのが感想です。S660と違いハンドリング、中立、手応えもちゃんとしているし、安心しました。

今後期待すること

あまりに高価格帯にシフトしてしまったので、S660の250万円クラス、シビックタイプRの500万円クラスとの間くらいのスポーツカーが欲しいですね。それがS1000なのか、S2000なのかわかりませんが、ホンダのスポーツマインドが永遠なることを願って。



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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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