新型NSXプチ試乗レポート(3):インテリア編
2016.10.21新型NSX、今回はインテリアに迫りたいと思います。
まずは今話題のドアノブから。ドアノブはGT-Rで有名となった格納されるタイプ。ヨーロッパでは手をかざすと自動ででてくるそうですが、日本仕様は法規の問題から手動です。
インテリア
こちらはオプションの内装を装備、ホワイトの内装が鮮烈ですが、ハンドルやメーターカバーはカーボン。
アクセル、ブレーキは通常の吊り下げ式タイプ。左足ブレーキも使いやすいです。
ハンドルには様々なスイッチがありますが、これは普通の乗用車と同じ。
右側のダイヤルでメーターの表示を切り替えることができます。
シフトはボタン式。
R (リバース)はボタンも横になっており、後ろ側に押すと入ります。
(P)(パーキングブレーキ)は押せば解除、上に引きあげればロックとこちらも動きに合わせてあり、UI的に迷うことはありません。
室内は必要最小限
シートは前後と背もたれ、ランバーサポートを電動で調整可能。座面全体、前後を上下させる機能はありません。
室内スペースはミニマムとなっており、手荷物を置くスペースはありません。シートの裏まで隔壁が迫っており、シートの間はスピーカーが装備されています。
物議をかもすカップホルダー
グローブボックスの中にカップホルダーをしまっておき、必要なときはそれを助手席側の穴に差し込んで使います。
これをどうみるかは人それぞれですが、S2000のカップホルダーがたった1つしかない上、マニュアルシフトの軸線上にあり、事実上使えなかったことを考えると非常に実用的です。
マツダ・ロードスターのカップホルダーも着脱タイプで、センターコンソールの後ろ側、助手席と付け替えできるなど、このへんの使い勝手は各社工夫していますね。
カップホルダーは車の性能に影響しないので、ワンドラ的には問題ありません。
多くのスーパーカーが包み込まれるような着座位置なのに対し、NSXはベルトラインが低く、非常に開放的。ここも初代NSXの売りのひとつ、視界がいいというのを継承していますね。
なお、後方視界は世の中のミッドシップマシンよりマシな程度です。
全体的な作りは今のホンダを継承しており、常識的、想像のつくもの。非日常性というよりも、日常的な、落ち着いた雰囲気でした。