ワンダードライビング[wonder driving]

乗り物とホビーのブログメディア ワンダードライビング[ワンドラ]

PICK UP

phazer_proj.jpg

ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ヤマハMT-25試乗レポート:操る満足感の高い250cc

2016.10.29

ヤマハの中でネイキッド、ストリートファイター系のブランドネームとなっているMTシリーズ。その末弟となるのが250ccのMT-25。私自身MT-07を所有しているので、その共通点と違いについても興味津々となる、今回のMT-25街中試乗です。

DSC_0748

メーカーサイト MT-03/MT-25 - バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社

エクステリア

DSC_0747

DSC_0761

DSC_0758

DSC_0755

DSC_0831

DSC_0830

DSC_0829

DSC_0751

MTシリーズといっても実はパーツや形状が同一といったことはなく、あくまでも概念を継承するシリーズとなっています。

たとえば現行車種でいえばMT-09は900ccの3気筒クロスプレーン、MT-07は700ccの2気筒270度クロスプレーンで、このMT-25、そして排気量アップ版となるMT-03は2気筒(180度クランク)となっています。

デザインも3車3様であり、MTはシリーズ化されていますが、あくまでも先進的なデザインでバイクを楽しむ、コンセプチュアルな定義にとどめているようです。それだけにそれぞれの個性が光ります。

DSC_7278
MT( Master of Torque) series
Torque and Agility


一方でリーズナブルなコストに抑えるため、このMT-25では07/09と共通のウィンカー、ミラー、07と共通のLEDテールランプを採用。またフレームやエンジンなど基本コンポーネントはレーサーとなるYZF-R25と共通で、Rシリーズが高回転の軽快さを求めるのに対して、MTは常用域での粘り強いトルクを求めますが、この二つの性格を両立させるためクランクシャフトの設計を工夫したといいます。

第一回MTオーナーズミーティングは大雨の中でも大盛況【ワンダードライビング】

各部クローズアップ

DSC_0765

ブレーキはフロントシングルディスク、2ポットキャリパー。

DSC_0769

ラジエーターはカバーがつき、効率よく走行風を導入します。

DSC_0771

ポジションランプはLEDで、シャープで精悍なイメージです。

DSC_0780

テールランプはLED、MT-07と共通部品ですが、リアの形状は異なります。

DSC_0783

フューエルキャップ

DSC_0785

MT-09/07と共通のミラー

DSC_0787

メーターはデジタルとアナログタコメーターを融合。レブリミッターインジケーターもついており、レブリミットの13,000回転近くになるとLEDが点灯してシフトアップを促します。

MT-07とMT-25の比較

家にあるMT-07と並べてみました。

DSC_0811

DSC_0810

ライトの形状は似ていますが「トサカ」の部分は異なります。MT-07は純正オプションのシールドを装着。

DSC_0809

真横からみると、さすがは兄弟、非常に似ています。

DSC_0806

DSC_0816

DSC_0820

DSC_0821
(MT-25マフラー)

DSC_0822
(MT-07マフラー)

斜めうしろからのビューも、LEDテールライトが共通、マフラーの意匠が似ていることもあって、かなりイメージが近いです。

DSC_0813

全体的なボリューム感でいえば、やはりMT-07が大きめ、MT-25の方が低く、軽快そう。

街中試乗

以前テストコースでMT-25/03を乗りましたが、今回は街中試乗です。

MTシリーズの末弟、ヤマハMT-25/03をMT-07オーナーが試乗してきました(1)【ワンダードライビング】

MTシリーズの末弟、ヤマハMT-25/03をMT-07オーナーが試乗してきました(2)【ワンダードライビング】

走り出して改めて思ったのが、そのメカニカルノイズ。回転数をさほどあげてなくとも並列2気筒エンジンはウィィィンというサウンドを発し、シフトアップを促します。

ところがそこでシフトアップしていくと実際にはトルクがない領域なので、アクセルへの追随性がよくなく、もっさりとした印象。例えていうと50ccの2ストのパワーバンドを外した状態。

ここで無理に加速しようと考えるとアクセルを鷲掴みにし、手首を大きくひねってアクセル全開にすることになります。ところがいかんせんパワーバンドではないので、アクセルに対してのツキもなければパワーも出ない、速度が乗るのに時間がかかるということに。

よく考えるとレッドゾーンが13,000回転からで、最大馬力は12,000回転、最大トルクは10,000回転で発生するわけですから、もっともっと上の領域を使うべきなのです。

また気になるのはこのメカニカルノイズの大きさと、7000〜9000回転付近の振動。単気筒でいえばこの領域はもう限界なのでシフトアップをしてしまうのですが、MT-25では実はこの領域を超えてからが美味しいところ。

9,000回転から12,000回転をうまく使って走るとビックリするほどレーシーなサウンドと、アクセルに対してのレスポンスが得られます。これは楽しい!

このエンジン特性はMT-07とは真逆。MT-07は低回転からトルクフルで、4000から5000回転も回していれば十分で、普段のっているときはレッドゾーンまで回すことはまあありません。回せば回りますけど、そこが楽しいかというとそうでもなく、どちらかというと4000回転から6000回転くらいの怒涛のトルク、押し出し感がいいという感じでしょう。

この特性は排気量の大きなMT-03の方が近いです。320ccは特に低回転でトルクに余裕を与え、数値以上の「MT(Master of Torque)らしさ」を感じさせてくれます。

ちょうどいい速さ

だからといって遅いわけではなく、エンジン特性を理解してうまくエンジンを生かしてあげると250ccらしい、元気な走りになります。

バイクは公道でどうしても四輪車に邪魔者扱いされがち。あまり絡まないように、距離をあけて走るのがお互いのため、それにはある程度の加速力で一気に巡航速度まで加速し、後続の四輪車と距離をとるのが大切。

MT-25でそれをするには、1速である程度高回転まで引っ張ってから2速に入れるのがよいでしょう。レブリミッターインジケーターを光らせてから2速まで上げれば相当な加速ですが、制限速度にも気をつける必要があるのでほどほどに。

回転数に気をつけて、適切なギアを選択する必要があるので、街中では2, 3, 4速をうまく使い分けることになります。この点は大排気量のMT-07ではなかったことで、こまめなシフトチェンジが必要ですが、それが逆に「走らせている感」を強く感じ、オートバイのもつ操ることの満足感を得られます。

軽量コンパクトな車体、そこそこよい燃費、走らせるたびに「楽しい〜」って思わせるちょうどいい排気量、それが250cc。

油断禁物、上級者向け?

その反面、気をぬくと結構鈍重、ギア比はMT-03よりも低めですが、それでも初心者は発進時や渋滞走行時では多少クラッチに気を使った方がよさそうで、それならトルクに余裕のある320ccモデルがいいかもしれないですね。車検はありますけど、重量同じで余裕のあるエンジンは魅力です。

250cc高回転型エンジンは特性をよく理解すれば美味しいところを引き出せるので、腕に多少自信があるタイプはあえてこちらを選ぶのも選択肢。エンジンパワーを使い切る楽しみがあります。

燃費

街中、郊外を172kmほど走り、8.0Lを給油、約21km/Lでした。高回転型で元気よく走ったためと思いますが、意外と伸びませんでした。

総合すると2気筒らしい、高回転を回す楽しみのある、楽しいバイクでした。ハンドル位置、ポジションが所有しているマウンテンバイクとほぼ同じ、気楽に街中を流したり、ツーリングにいったり、いろいろな場面で活躍できるとてもいい250ccでした。

ああ、ツーリングいきたいなあ。


この記事を書いたライター

執筆記事一覧

のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


あわせてこちらの記事もいかがですか?

サイト内検索

人気記事ランキング

もっと見る

新着記事

もっと見る

アーカイブ

電子書籍「ミニヨン技術」

月刊ミニヨン技術 vol1
新品 \324

amazonで購入

月刊ミニヨン技術 vol2
新品 \324

amazonで購入

月刊ミニヨン技術 vol3
新品 \324

amazonで購入

流しのミニヨン・レーサー北川【第1部】
新品 \324

amazonで購入

ワンドラ・オリジナルiPhoneアプリ

匿名型位置共有アプリ「レーダーマップ」は待ち合わせ、ドライブや旅行先、ディズニーランドに最適。ID不要ですぐに使えます。

レーダーマップについて詳しく
PAGE TOP