#FZ250 PHAZERレストア phase-54: レギュレータパンク・電圧計装着
2020.04.23バッテリーが膨らんでいた...
前回バッテリー交換しましたがその前後、そういえばメーターのバックライトが暗くなっていました。安物LEDなので2年くらいしか持たないのかあ、と思って交換してよくみたら素子が外れて落ちています。そりゃつかないわけです。
交換したもののメーターバックライトはすぐに暗くなっており、なにやら不調。安物LEDなので外れだったのかなあ?
しばらくして、雑誌の取材があるためちょっと点検していたら、ポジションランプLEDがおかしいことに気づきました。こちらもいくつかあるLEDのうち1つしか点灯しておらず、前面のLEDに至っては熱でレンズ面が溶けだしています。
んんん? なにかおかしい。熱で溶けるということは、
1)電流が流れすぎている
2)電圧が高すぎる
3)その他(熱がこもっている)
が原因と考えられます。
とりあえずテスターをつけて、エンジン始動、アイドリングから4000回転まで空ぶかし。
17.9V! はい、アウト! レギュレータパンク決定です。
規定値は2000回転で14.5±0.5Vですが、どの回転数であってもこの電圧でないとバッテリーは過充電になるし、その他電装系は発熱が大きくなってしまいます。単純に言うと12Vが18Vになると1.5倍ですから消費電力も1.5倍、発熱も1.5倍です。そりゃLEDが溶けるわけです。
しかも先月交換したばかりの新品ジェルバッテリーもすでに膨らんでいました。ショック。ただこちらはまだ充放電ちゃんとできているようなので様子見でそのままにします。
レギュレータ交換
#FZ250 PHAZERレストア phase-31: 排気系取付のはずが【ワンダードライビング】
予防交換した新品レギュレータですが、1年半、3000km走行で故障しました。今回は暫定的に元のオリジナル、47X-A0に戻しています。
同じように4000回転まで上げて確認しても、最高電圧は14.2Vと正常値です。
ただこれもいつ壊れるか分かりません。
電圧計装着
電圧計があれば、始動時や走行中に14.5V以上になったことを確認してすぐに対応ができます。そこで早速電圧計を装着開始です。
電圧計はいくつかもっていて、電流計もついているもの、防水タイプ、防水ではないもの。今回は手っ取り早く取り付けられる防水タイプを取り付けます、ていうか持っているなら早くつけとけばよかった。
まずは取り外しのことを考え、ハーネスを取り付けます。
取付位置は以前から検討していたメーターの周りを覆うカバーの左側に穴をあけてボルト固定することに。そのため裏からメーターを出せるように四角い穴をあけます。
裏から電圧計を入れ、ボルト穴を3mmであけてボルトで固定。
続いて電源です。キーONで点灯させたいため、キー連動の電源を探します。ブレーキスイッチからとるのが定番ですが、取り回しが長くなるのとちょうどいいサイズの平型端子がなかったので、今回はホーンから取ることにしました。
ホーンの平型端子を2つに分岐して電圧計用のコネクタにつないでいますが、最初配線を間違えてしましました。
写真のとおりホーンの+、-端子をそのままもってきてしまったので、ホーンがなっている間だけ電圧表示されるという状態に... 大失敗です。
マイナス線だけ切り落とし、ボディアースして対応。これで動作確認OKです。
メーターバックライトLED交換
再び暗くなってしまったメーターバックライトLEDを交換します。以前とは異なりリング状にびっしり素子がついているタイプで爆光が拡散しやすいです。
メーターも明るくなりました。
オマケ:電圧安定化装置
以前作ったコンデンサーチューンです。単純に大小異なる容量のコンデンサをバッテリーの+ー端子につけているだけで効果のほどはまったく分かりません。今回気休めにつけました。
教訓
・バッテリーが膨らむ(過充電の可能性)
・メーターバックライトLED、ポジションLEDが熱で溶ける(電圧が高すぎる可能性)
レギュレータパンクの兆候です。即電圧をチェックして対応しましょう。
電圧計を取り付けていると常にチェックできて安心です。
走行距離
15418km
耐久性はないですが、予備にひとつ持ち歩いておくと安心。
こちらはFTR223に装着しているもの。温度計、時計が付いている多機能メーターも便利。