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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

欠点が見つからない!? 結婚するならホンダCB250F

2016.10.03

教習車を破壊しながらも、なんとか普通二輪免許を取った筆者、次に目指すのはバイクの購入です。とはいえ、どんなバイクが自分に合うのかわからない。

身長や体重の関係で、男性によるレビューは当てにならないし、専門用語やジャーゴンたっぷりの記事を読んでもいまいちピンと来ない。

......ということで、女性にとって乗りやすいバイクを求めて、様々なバイクに試乗してみることに。

前回乗ったHONDAグロムは、車で言うところのカートみたいな感じ。教習所で何度も転んで教習車を壊してしまうような、運転下手な筆者でも乗り回せるため、はじめてのバイクには相応しいのかもしれません。とはいえ、移動のために使う乗用車というよりは、カートのように「乗ることを楽しむ」感覚の強いバイクでした。

また、排気量125ccでは高速道路を走行できないため、使い方が限られてしまうことを考えると、もう少し大きめのバイクの方が使いやすいかもしれない......。グロムは言うこと聞くし、軽いし、かわいいんだけどなあ、もうちょっと別のバイクはないのかなあ......。

そんなワガママに答えてくれたのが、ホンダのCB250Fでした。

ミニサイズの教習車? ホンダCB250F

CB250Fは、ちょっと小さめのCB400SF。

教習所で乗ったバイクがCB400SFだったため、免許とれたての初心者は、「はじめての彼氏」のようにCB400SFを基準として考えてしまいます。とすると、少なくともCB400SFよりも足つきがよく、軽い車体が望ましい

CB400SFをひとりで駐輪場の屋根の下に停めることができた試しがないので、自分のためにも、地域社会のためにも教習車より小さいバイクを選ばなければなりません。

ちなみに、アニメ『ばくおん』で「バイクって言うのは、男を扱うのと同じ。すぐに押し倒そうとしてくるのを制して走らせるの!」というセリフがありましたが、教習車には毎日何度も押し倒されていた筆者です。残念ながらマゾっ気はないので、もう二度と押し倒されたくない! 教習車より小さいバイクがいい! 

そういうわけで、教習車CB400SFより小さいCB250Fをホンダさんからお借りして、乗ってみました。

動画でどうぞ

編集部から「音声も撮ってるからしゃべって」と言われましたが、走行中は安全運転。標識等を見るのに夢中でたいして話していません。YouTuberに、オレは......なれない!

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[自転車と比較しても、CB250Fは小さめに見える。]

試乗した場所が馴染みのない住宅街だったため、まず自転車に先導してもらって、ぐるっと一周してみました。一時停止が多いのと、歩道をこどもが歩いていたので、ほとんど最徐行で走っているような状態です。

教習所では一度エンストしてから走り出すくらい、必ずと行っていいほどエンストしていた筆者ですが、一時停止からの発進、徐行を繰り返したのに、一度もエンストしませんでした。なんていいバイクなんだ!

足つき良し、取り回し良しの優等生タイプ

筆者は身長158cmで日本人女性の平均身長。CB250Fは、教習車CB400SFに比べて、かなり足つきがいい。またがったまま、足で地面を蹴って移動することができます。後進するにはちょっと重すぎますが、エンジンを切った状態でバイクを動かすことができるので、街ナカでも乗りやすそうです。

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[右足でリヤブレーキを踏んだ状態で、左足を地面にぴったり付けることができる。]

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[両足を地面につけることができる。つま先立ちになってしまうが、地面を蹴ることができる程度の安定感がある。]

足つきはいいし、取り回しもできるし、CB250Fは欠点を見つけられない優等生タイプのバイクでした。長距離を走ったわけではないので、現時点で問題になるのは、予算とデザインの好き嫌いくらいで、本当に言うことなし。

あまりにも気に入ったため、試乗後CB250Fにまたがったまま、しばらくタンクに抱きついていました。連れて帰りたい......。

これが単気筒か!

気になった......というか、試乗中に壊れたのではないかと心配になったのは、徐行中に激しく振動すること。教習車では感じたことのない振動で、まるで・・・

農耕車に乗っているかのようでした。もう稲刈り終わったのに!

この振動の原因は、エンジンの気筒数によるものだそうです。教習所のCB400SFは4気筒でしたが、CB250Fは単気筒。シリンダーの数が少ない単気筒のバイクは、振動とエンジン音が大きくなるのだそうです。

なるほど耕運機は単気筒だからうるさい......賑やかだったのか。ちなみに、125ccのグロムは排気量が少ないせいか、振動はそれほど気になりませんでした。バイクを購入する場合、余裕があれば自分の住んでいる地域の特性と、バイクに乗る時間帯も考慮したほうが良いのかもしれません。

結婚するなら......

冒頭でグロムを「遊ぶために乗る」カートに例えましたが、CB250Fは「移動するための乗り物」という感覚と、乗りやすく、しかもエンストしないため「乗ることを楽しむ」ことのできるバイクでした。

結婚するならホンダCB250F。とはいえ、もしかしたら、世の中にはもっと相応しい相手がいるかもしれない。というわけで、筆者のバイク探し、まだまだ続きます! 

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男性目線の普通の試乗記事はこちらをどうぞ Honda CB250F ABS試乗レポート:手軽に楽しめる250ccクラス【ワンダードライビング】


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ブロガー

おおくままなみ

好奇心を燃料に様々なことに挑戦したいアラサー。2016年に普通二輪免許を取得、現在の愛車はYBR125。欲しい車はHUMMER、はじめて買った車はジムニー。個人ブログはMotor Girl


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