一人でも生きていける! ドラッグスター250があればね
2016.11.04教習車を破壊しながらも、なんとか普通二輪免許を取った筆者、次に目指すのはバイクの購入です。とはいえ、どんなバイクが自分に合うのかわからない。
男性にとって「乗りやすいバイク」でも、小柄な女子の足が着くとは限らない。専門家によるレビューも言葉遣いが独特で、いまいちピンとこない。
そんなこんなで、バイク初心者の筆者が「女性にとって乗りやすいバイク」を求め、様々なバイクに試乗してみることに。
ワイルドでクール。ドラッグスター250
今回は、ヤマハさんからお借りしたドラッグスター250に試乗してみました。はじめてのアメリカンです。アメリカンというのは、いわゆるハーレー・ダビッドソン的なデザインのバイクで、クルーザーという名前でも呼ばれているようです。
ドラッグスター250 - バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社
筆者は元来、強そうだったり速そうだったりするデザインが好きなので、強そうな雰囲気のドラッグスター250を実際に目にして、テンションがあがることあがること。
カラーはブルーイッシュホワイトパール1。白と黒にシルバーの洗練された雰囲気で、大人っぽい。カスタムできるようになったら、スチームパンク風に仕上げたいなあ......なんて妄想もはかどります。
恒例の足つきチェック
男性のレビューでもっとも信用ならない足つきからチェック。ドラッグスターにまたがってみると......しっかりと足が付きます。今まで乗ったバイクのなかで、一番足がついているんじゃないかというほど。だって、かかとまでべったりです!
しかも、後ろのタンデムシートに座った状態でも足がつきましたよ! なんという足つきの良さ!
デザインがちょっと威圧的で、全長も長く、一見して大きそう。とはいえ、そこは250ccクラス。それほど重くは感じません。また、重心が低めのせいか、バイクから降りて車体を移動させる取り回しも苦労しませんでした。
大きいのに足つきが良くて、取り回しやすいなんて......なんという安心感。ずっとそばにいて欲しい。足がつくのでそうそう倒れる気はしませんが、万が一倒してしまった場合でも、ひとりでなんとかなりそうです。ドラッグスター1台あれば、わたし、ひとりで生きていけるかもしれない......。
タンデムシートも低めなので、(二人乗りができるようになったら)友人を後ろに乗せるのも楽しみ。ドラッグスター250であれば、タンデムし慣れていない女子であっても、怖がらずに乗ってもらえると思うのです。
タンデムシートに座ると、運転手側のシートのふくらみがちょうどふくらはぎの位置にあたるので、ぎゅっと挟むと身体が安定して、同乗者も安定して乗ることができます。
ドラッグスター250に試乗
乗り手にとって一番気になるのが、教習車とはまったく乗車姿勢が異なるところ。ドラッグスターはかっこいいけど、乗りにくいかも......。と、思ったのもつかの間、そもそもバイクに乗り慣れていないので、とくに乗りにくいと感じることはありませんでした。
ステップが前方にあるため、走り出したら「よいしょ」っと足をあげなければならないのですが、この足の位置に慣れさえすれば、ゆったり座れる分、長時間ツーリングも楽にできそう。
そういうわけで、試乗している様子をどうぞ。
エンストしてもだいじょうぶ。スイッチは押しやすいので、「神速セル」が可能です。
車体が長めなので、カーブはやや大回りになってしまう感じがしました。とはいえ、交差点を左折する場合であれば、徐行まで落とし、地面に左足をついてちょこちょこっと回ればいいので、当然安定した状態で曲がりきれるので、まったく怖くありません。
総括
初のアメリカンでしたが、バイクに慣れていない初心者にとって、乗車姿勢は特に問題ありませんでした。デザインのかっこよさに反して、足つきと取り回しのしやすさがポイント。何かあったらすぐに足をつくことができる、というのは、実に安心です。
姿勢のせいかデザインのせいか、ドラッグスターに乗ると、初心者であってもベテランの風格が出るので、大人女子にもオススメしたい。
ドラッグスターがあればひとりで生きていけるけど、もし誰かと一緒に生きたくなったら、タンデムシートに乗ってもらえばいい。そんな風に、自分の生き方についてまで考えてしまうようなバイクでした。
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