ワンドラ・カート部 新東京サーキット4時間耐久レース最終戦【練習編】
2015.10.27ワンドラ・カート部が参戦している4時間カートレース、NTC Super GT-Kはシリーズ5戦。前回の第4戦では見事優勝を飾り、そのままの勢いで最終戦を有終の美で飾りたいところ。
ワンドラ・カート部 新東京サーキット4時間耐久レースで念願の!【ワンダードライビング】
マシン準備
前回は燃費走行でギリギリ間に合ったものの、タイム的には他チームに劣っていることが分かりました。そこで大人の力を駆使し、今回はマシンのさらなるタイムアップを計ります。
前回マクラーレン・ホンダカラーだったマシンが真っ白に。そうなんです、なんとシャーシ替え、CRG LHからトニーへの変更。こちらの方がシャーシがしなり、マイルドなハンドリングとなり、結果的にトラクションがかかってタイムが0.5秒アップするもくろみ。
エンジンは全開OHしたスバルKX21を乗せ換えています。
そうすると前回使ったシャーシはどうなっているの?
こちらも健在、エンジンは同じくKX21をレンタルして搭載、Bチーム用マシンとして仕立てています。練習用タイヤは前々回使ったブリジストンタイヤ、あの細いものを装着。
ワンドラ・カート部 新東京サーキット4時間耐久レースレポート【ワンダードライビング】
以上、2台体制でのぞみます。
練習走行
大人の力はまだまだ続きます。
練習走行をはじめると、45秒台を連発したトニーシャーシの感触は上々。とはいえ、コンディションの違いもありますが、やはり45秒前半、ベストラップは45.413。
欲を出せば44秒台が欲しいところ。そこで太い新品タイヤを投入することにします。
リアタイヤは 6.0 x 11.0-5から 7.1x11.0-5へ変更。フロントタイヤは 4.5x10.0-5と同サイズ、フレッシュタイヤへ。
もくろみではグリップ力があがることでコーナリング速度アップ、トラクションにつながり1秒はタイムアップするはず!
ワクワクしながらコースイン、いきなりピットロードでスピン・・・そうでしたフレッシュタイヤは皮むけてないため、ツルッツルなのでした。
その後慎重に皮むきしながら周回、2周、3周、とだんだんペースをあげていきます。ところがなかなかタイムは上がっていきません。46秒台がやっとで、47秒前後にタイムダウン・・・
まったくグリップ感がなく、エンジンも吹けあがらない印象。
そんなわけないだろうと、チームメイト2名もかわるがわる乗るわけですが、結果は同じ。平均タイムは47秒台と低迷・・・ベストラップはK嬢が出した 46.379。
太けりゃいいってものじゃない
仮説では横グリップも上がり、外径が多少大きくなる分最高速も上がると踏んだわけですが実際には逆。
・面圧が低くなることにより、グリップ減少
・外径が大きくなり、タイヤが重くなることで加速不良
となり、結果的にはコーナーも直線も遅くなるという二重苦。レーシングサポートをしてくれているチンク・ワントゥーノ・モータースポーツの金子君には、
「だからいったじゃないですか!(笑)」
と爽やかな笑顔でたしなめられる始末。じゃあなんでラインナップされてるんだよー、いいと思うじゃんかよー、と思うわけですけど、まあ何事も過ぎたるは及ばざるが如し。
タイムが低迷するBチーム
LHシャーシにレンタルエンジン、ブリジストンタイヤを装着のBチームマシン。グリップの足りないタイヤのせいでタイムが伸び悩み、47秒台しか出ず、Aチームの約1~1.5秒落ちで推移。テコイレするにはやはりタイヤはADVANにすべきでしょう。
これらの結果を受けて、タイヤは
・太くない新品タイヤを買ってAチームマシンへ装着
・Aチームマシンで使っていた中古ADVANタイヤはBチームマシンに装着
・太いタイヤはお蔵入り
してレースにのぞむこととなりました。
よかった、ちゃんと確かめておいて。
(レース編へつづく)
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