ダイハツ・コペン Robe S 試乗レポート【3】 静かで快適、雨に強い電動ハードトップ
2015.04.14コペンはオープンカーですが、もう一つ側面。今回はクーペとしての優位性について振り返りましょう。
【これまでの記事】
ダイハツ・コペン Robe S 試乗レポート【1】 研ぎ澄まされた走り【ワンダードライビング】
ダイハツ・コペン Robe S 試乗レポート【2】 小さくてジャストフィット【ワンダードライビング】
雨に強い電動ハードトップ
改めていいますが、コペンは幌ではなくアルミ製のハードトップを備えています。青空駐車場だと雨に強い紫外線が幌を劣化させる原因となりますが、ハードトップであれば気にしなくても大丈夫、塗装面と同じ耐久性を持ちます。
ハードトップは洗車時にも有利で、高圧洗浄機を使って洗車することもでき、楽々。もちろん洗車機も入れられます。
軽自動車なので表面積も少なく、拭きあげも苦になりません。
雨や洗車に強いコペンですが、ただ注意点が一つ。トランクはゆっくりあけてください、さもないと。
トランクの上にたまった水がダダダーーっと落ち、跳ねてトランク内に入ってしまいます。特に左右が顕著。
トランクを開くときは一旦途中でとめ、水をゆっくり落としてからの方が無難です。
意外と寝ているフロントウィンドウ
オープンカーだと解放感を出すためや、防風効果を高めるためにウィンドウは立てる傾向にありますが、コペンのフロントウィンドウは意外と寝ています。
そのためフロントウィンドウに撥水効果のコーティングをすると効く効く。宣伝文句のようにちょっと走れば水玉が吹き飛んでいきます。雨の日の走行もこれで安心です。
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静粛性の高いキャビン
FFの利点はエンジンと駆動系をすべてボンネット内に収められるところ。
FRだとトランスミッション、プロペラシャフト、リアデフがキャビンを前から後ろに縦走し、騒音源もバラバラ、あちこちから色々な音が聞こえてきます。MRも人の真後ろにエンジンがくるので、騒音という意味では不利。
FRの幌車でありがちなのは、もともと駆動系の音が室内に飛び込んでくる上に、幌をするとその音が出て行かなくなりかえって籠り音として五月蠅く感じること。なので音が外にでていくオープンの方がマシということがあります。しかも幌は防音効果も少ないので、雨の日はうるさいし、見えないしで結構大変。
その点FFのコペンは駆動系の騒音が入りにくいこと、そして防音効果の高いハードトップで外の音をシャットアウトできること。つまりオープン時もクローズ時も比較すると静かで、雨の日の走行も快適です。
クーペとしても選べるスタイル
このハードトップがいい、と多くのユーザーがコペンを「クーペ」として使っている例も多いようです。クーペ使用ならトランクルームの積載量は十分以上です。
実際、キャンプ装備を満載にしてキャンプにも行けるほど。
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夏熱いときや、高速移動のとき、屋根をしめれば快適そのもの。防犯効果も幌車に比べれば圧倒的に高いです。
・オープンエアの解放感
・スポーツクーペの快適性と荷物積載性
を選べるコペンは実は2つの魅力をもつクルマなのです。
(つづく)ダイハツ・コペン Robe S 試乗レポート【4】 車雑誌にのっていないコペン購入ガイド【ワンダードライビング】