ミニ四駆メディアミーティング2014 レースレポート~準備編~ #mini4wd
2014.04.18例年は3月24日、ミニ四駆の日を中心としたミニ四駆ウィークに発表されるミニ四駆情報ですが、今年は多少遅くて4月17日に発表会開催および、メディアを対象としたレースが併催されました。
ジャパンカップ2014情報解禁!ミニ四駆メディアミーティング2014 #mini4wd【ワンダードライビング】
発表内容は上記を見て頂くとして、メディアレースといえども皆さん本気。今回はアカザーさんも参加されるという噂を聞きつけ、つい先日RCメディアレースで惜敗したワンドラ・チームとしては
「ラジコンの仇はミニ四駆で討つ!」
という意気込みでした。
ネオ マイティフロッグで走る2【メディア対抗レース編】【ワンダードライビング】
全力でぶつかってくる週刊アスキーのアカザーさん、電撃ホビーのナリサーさんに対抗するにはこちらも全力を尽くさなければなりません。ということで久々にミニ四駆のメンテ&セットアップ!
なにはなくともボディ
ミニ四駆で大事なもの、といえばそれはボディ。シャーシは走行性能を司りますが、ボディは見た目です。人は見た目が8割、といわれますが、ミニ四駆も同様。さて今回はどんなボディにしようかな~
まずはお気に入りのスーパーカー風ボディ、フェスタジョーヌに目をつけます。ワンドラのイメージカラーが白なので、まずはサフェーサーをふいてみました。
そしてホワイトをと思ったら、あれ、ポリカ用塗料しかない? こういう時に限ってモノが足りません、これは新橋(プラモデルファクトリー新橋)にいって買ってこないと。
軽量化にはポリカーボネート製ボディ
在庫の山をごそごそと見てみると、ストックしてあったエアロアバンテ・ポリカボディを発掘。そうだ、軽量化だ、軽量化こそスポーツカーの基本。ということでポリカ用塗料はたくさんあったのでいきなり路線変更。こちらを作り始めてしまいます。
キャノピーは透明で抜くとして、あとパージボード回りは黒で塗ろう...と思ったら、今度はポリカ用塗料の黒がありません...マーフィーの法則か。
仕方ないのでマスキングしてその部分はやはり透明で抜くことに。
シューシューシュー
吹くと真っ白に出来上がります。それにしてもパージボードやウィングなど細いところにスプレーが入っていかないなあ、、、と思ったのですが、ポリカボディは裏塗りなので刷毛で塗っても表面は綺麗になるんですよ。だから無理してスプレーする必要はないんです。
とはいってもポリカ用塗料の白もなかったわけですが。
ええい、ラチがあかん、新橋だ、新橋! 塗料買ってくる。
プラモデルファクトリー新橋でコソ連
午後7時、ネオンが輝く新橋。
戦後すぐに計画されて数十年、ようやく開通したマッカーサー道路の側にひときわ輝くネオン、それがタミヤプラモデルファクトリー新橋。
2Fのミニ四駆コースはミニヨン・レーサーたちが集う場所。平日の夜だというのに、多くの人が集まってミニ四駆に興じていました。
ここで早速試走&セッティング。まずはトルクチューンモーターから。当然ですが安定して入ります。
次にライトダッシュモーター。これも安定して入ります、問題なし。しかし回りの速度域をみてみると全然遅い感じ。タイムを計って詳細を詰めます。
さらに本命ハイパーダッシュ2モーターを搭載。速いし、多少不安定ながらも意外と入り完走可能。悪くないです。
迷うセッティング
もともとジャパンカップ用に作ったマシンは重量級。バーニングブリッジの上りでかなり減速して多少心もとない感じ。原因はリアブレーキとふみ、これを撤去。すると、、、
入らない、飛ぶ飛ぶ。
まったくコースに収まらなくなったので、少し軽めのブレーキを取り付けます。
入るようになったものの、コースの壁にぶつかって減速し、かえって強めのブレーキを付けていた前よりもタイムダウン。これでは意味がありません。
また電池がたれるとサイドのマスダンパーがなくても入るものの、充電済み電池を入れるとフロントが暴れて多少不安。
結局1周して元のセッティングに戻りました。
その後は混雑してなかなかクリアラップがとれないので、無理せず帰宅。
ボディ作り続行
カッターと曲線ハサミを使い、綺麗にカット。
ここからはお楽しみコーナー、表の保護シートをとる儀式です。
ツヤツヤのボディがあらわれます。何度やってもこれは楽しい瞬間!
いつもの通りのステッカーをはり、エアインテークに穴をあけて完了。
ボディをシャーシに装着するとサイドマスダンパーがパージボードにあたるので外側に1穴移動、ボディも多少削って干渉しないように加工。
またジャンプ姿勢の安定化を求めて右スタビライザーの高さをあげて左右同じに変更。
軽量化
エアロアバンテ 12.5g
エアロマンタレイ 11.2g
ポリカ・エアロアバンテ 6.0g
プラスティックボディから比較すると、約6.5gの軽量化が可能です。
空力チェック
ワンドラといえば空力。練習ではエアロマンタレイを使っていて、本番はエアロアバンテなわけですから、当然空力が異なってしまいます。念のためダウンフォースをチェック。
(静止荷重) F68.8g R111.3g
(送風時) F61.1g(-7.7g) R121.1g(+9.8g)
(静止荷重) F67.1g R107.8g
(送風時) F59.5g(-7.6g) R121.2g(+13.4g)
フロントリフトは同じ程度ですが、リアダウンフォースは増加しています。やはりあの立ったリアウィングは効果があるということです。
ただ問題はドラッグもすごくて、エアロマンタレイではモーターの力で静止できていたのに、エアロアバンテでは後に押されるようになってしまいました。
そこで念のためリアウィングを外した状態も計測。
(静止荷重) F67.3g R106.2g
(送風時) F63.6g(-3.7g) R107.2g(+1.0g)
フロントリフトが少なくなりましたが、リアダウンフォースはほぼ発生せず、全体でみてリフトです。
ドラッグはモーターパワーでなんとかなるであろうとの判断で、ジャンプ時の浮き上がりを抑えることと見た目を考えてリアウィングは装着することで完了。もう夜中です。
準備完了
結局ボディの準備だけでほぼ終わり、シャーシは前回とまったく一緒のセッティングとなりました。進歩のない...
これがジャパンカップ2013ファイナル・メディアレース優勝マシン! 徹底分析 #mini4wd【ワンダードライビング】
さて明日のレースはどうなるのでしょうか、緊張で夜も眠れません!
(つづく)
【Amazon】 精密はかりポケットデジタルスケール 0.01g/100g
精密はかりがあると、マスダンパーの重さやミニ四駆パーツを計測可能。最大100gだとミニ四駆本体は計測できないので、大きめが必要です。
【Amazon】 0.01g薄型最大500gまで、便利な精密デジタルはかり/デジタルスケール 並行輸入品
【Amazon】 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 電動エアーポンプAC100V M-3424
送風には電動エアーポンプを使用。風量は風速計にて計測。
【Amazon】 SMART SENSOR デジタル風速計 温度計搭載モデル AR816
風速7m/sではあまりダウンフォースが数値として出ないので、2倍の14m/sを目安に設定。この場合ダウンフォースは速度の2乗、つまり4倍の数値を示します。
ですので、12gのダウンフォースであれば、実際には3gのダウンフォースとなります。3gといってもマスダンパー1~2個分あるので、あなどれません。