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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ネオ マイティフロッグで走る2【メディア対抗レース編】

2014.04.10

タミヤRCカーフェスティバル内で開催されたメディア対抗レースに出場しました。

それなりにレースを経験してきているので、レースで一番大事なことは「ドライバーが前日に良く寝ること」とわかっている筆者は、興奮して一睡もできないまま会場であるお台場に向かいます。

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当日のお台場はあいにくの雨模様。しかし会場となるメガウェブ トヨタシティショウケースは室内のため心配はありません。会場に向かうとすでに長蛇の列。タミヤスタッフのテキパキとした誘導で混乱なく列が進んでいきます。

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入場するとまずはみなさんピットを確保します。

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折りたたみテーブルや椅子などを持ち込んでおり、タミグラ慣れの雰囲気のなか、タミヤ公式レース初参加の筆者はこぢんまりと設営。とはいえクルマ一台持ち込むだけのレースにしては大荷物です。万一の破損に備えスペアカーのDT-02も持ち込んだからです。筆者は心配性なのです。

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今日はメディア対抗レース出場のため一般参加者とは別のプレス受付に向かいます。

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タミヤの方から

「おつかれさまです!製作記、拝見してましたよ!」

と言われ、驚くとともにちょっと照れる筆者。説明書の順番を無視した製作記ですみません...。すでにメディア対抗レース参加者用の陣地も用意していただいており、クルマをセット。知り合いが一人もいない中、準備に取り掛かります。

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「こちらもよろしければお使いください」と、全員にLi-Feバッテリーが貸与されました。PASSをもらうと実感がわきますね。

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様々なジャンルから12のメディアが集まった今回のレース。タミヤRCが広く内外に認知されているかがわかります。しかし我々はさらに多くの人にRCの楽しさを知ってもらうべくここに集っているのです。そう思うとなにか特別な使命感が沸いてきて、メンタルの弱い筆者はトイレが近くなります

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今回集まった12台のマシン。まずは最初のレースと言ってもよい、ボディメイキングの美しさを競う「コンクールデレガンス」受賞マシンが選出されます。タミヤスタッフによりレスポンスチームファミ通Appチームの手に渡りました。

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カエルをモチーフにグリーンとカーボンシートでセンス良くカラーリングされたレスポンスチーム。みっちりねこを全面的にあしらったファミ通Appチーム。いずれも塗装のクオリティやデザインセンスが素晴らしいですね。とはいえどのチームも完成度が高く、コンデレ獲得も狙っているワンドラチームに今後の課題が残ります。取材でマレーシアにいるのま編集長に電報を打ちます

「コンデレ サクラチル」。

当日はタミヤRCカーグランプリが開催されており、たくさんの参加者が様々なクラスでレースを行う緻密なタイムスケジュールの合間を縫って、メディア対抗レース出場者にも二分間の練習走行時間を設けていただきました。

走ったこともないコースをいきなり全開で攻めるなど、たとえセバスチャン・ベッテルでもしないので最初はソロソロとコースイン。徐々に速度を上げ、二分間をフルに使いコースを頭の中に叩き込みます。

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フロントタイヤはソフト、リアは標準のスパイクタイヤで走ったところ、心配していたアンダーステアはおおむね解消されており、良く曲がってくれています。多数のお皿が置かれたギャップセクションはルートを工夫すればなめるように抜けられますが、レースになればライン取りの自由度が減るので運の要素も絡んでくるでしょう。ギャップを跨いで入ると低めた車高のため底突きするので「亀の子」にならないように注意が必要そうです。

予選は1回のみ。6台ずつ2ヒートにわかれて4分間の周回レースを行い上位6台がAメイン、7位~12位がBメインに振り分けられます。まずはなんとしてでもAメインに残りたいところ。

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多数のギャラリーが集まるほどよい緊張の中、ワンドラチームは予選1組目でスタート。うまくスタートで飛び出せたので、どんどん先を急ぎます。二か所設けられたジャンプセクションは角度も高さも控えめで、ワイド&ロングになったDT-03の足回りには何の不安もありませんでした。25°のスキッド角のおかげでどの角度から入っても全開で抜けられます。レース中盤にはかなり冷静になり、4分間を特にミスなく走れ1組目トップでゴールしました。

予選2組目。なんか圧倒的に速いクルマが一台います。週刊アスキーチームのようです。クルマ自体も前後エアレーションダンパーとスプリングのセット(これだけでキット本体価格と同じくらい!)、カーボンダンパーステー、ターンバックル化された足まわりに前後デュアルブロックタイヤと、見た目から明らかに違います。ドライブシャフトもユニバーサル化されていたのでおそらくボールデフも入っていることでしょう。当然走りも熟練で危なげなくゴール。

予選結果。

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祝!ワンダードライビングチーム 予選ポールポジション獲得!やればできる子!
週刊アスキーチームとグッズプレスチームがほぼ1lap差で続きます。これによりAメイン確定。取材でマレーシアにいるのま編集長に電報を打ちます

「ヨセン サクラサク」。

栄光のカーナンバー1。

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僅かなインターバルをおいてすぐに決勝が始まりました。

Bメイン決勝は予選5番手から猛烈に追い上げ、中盤以降レスポンスチームとの一騎打ちを制したファミ通Appチームが優勝。ルーフから飛び出したみっちりねこが空力にどの程度影響を与えたかが気になります。

【メディア対抗レース・Bメイン決勝(5分周回レース)】
1 24周5分02秒/ファミ通App
2 24周5分17秒/レスポンス
3 21周5分04秒/オートスポーツweb
4 20周5分03秒/OK Wave
5 19周5分00秒/モデルカーズ
6  8周5分00秒/ホビージャパン

Aメイン決勝。普段のレースと違い、チームの看板を背負ってるので緊張感が違います。しかもポールポジション。スタートを失敗したらどうしようと思うと、メンタルの弱い筆者はトイレが近くなります

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トイレを我慢しながら必死で平静を装う38歳の見苦しいVサイン。

レーススタート。まずまずのスタートを決めるも、直後の1コーナーで週刊アスキーチームに刺されます。やられた!と思うが早いがクラッシュし横転。最下位に沈没します。普段の筆者のレース通りの展開になってしまいました...。
そこから猛烈にプッシュするも焦る気持ちが抑えきれず、覚えているだけで4回はスタックしてしまうグダグダな展開。終始ミスなくラップを刻んだ週刊アスキーチームに1ラップ差の2位でゴールしました。

【メディア対抗レース・Aメイン決勝(5分周回レース)】
1 31周5分03秒/週刊アスキー
2 30周5分08秒/ワンダードライビング
3 27周5分00秒/グッズプレス
4 25周5分19秒/ASCII.jp
5 24周5分07秒/KURUMAG
6 24周5分10秒/Car-Watch

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【2位】ワンドラ:筆者/【優勝】週アス:赤澤選手/【3位】:グッズプレス:大竹選手

フルオプションで完全武装したアカザー選手のマシン。しかも前日にカーペット路面を想定し、つくば市の超大型RCサーキット「谷田部アリーナ」に練習に行ったとのこと。勝つためにできることを全てする。今さらながらレースに対する思いを新たにしました。

メディア対抗レースは今後もRCカーフェスティバルと同時開催され、次回は6月の予定。これからも「コンクール・デレガンス」「ポールポジション」「Aメイン優勝」のハットトリックを目標に、ワンドラフロッグ号は走ります。


この記事を書いたライター

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RCカーウォッチャー

茂手木達也

趣味で電動ラジコンカーを嗜むかたわら、趣味が高じたゲーム機メンテナンス会社代表取締役兼現場作業員もこなす趣味100%人間。高専時代は自動車部。クルマ、バイク、鉄道、飛行機と車輪のついたものはたいてい好物なアラフォー少年。小学4年生からラジコンを始めるも、空白の20年があり実質出戻り8年目。「ラジコンの腕前はド下手でも情熱だけは誰にも負けない」とのこと


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