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これがジャパンカップ2013ファイナル・メディアレース優勝マシン! 徹底分析 #mini4wd

2013.10.29

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メガウェブで行われたジャパンカップ2013最終戦、昨年同様スペシャルステージでメディアによる「メディアレース」が行われました。こちらにワンドラが私とアシスタントをしてくれる yumiさんの2名で参加。昨年の雪辱をはらし、見事1-2フィニッシュを飾りました!

▼昨年の様子⇒ミニ四駆ジャパンカップ2012・ファイナルに参加してきました #mini4wd【ワンダードライビング】

昨年はなんと1コーナーでさっくりとコースアウト、予選敗退というなんとも残念な結果に。ところが今年は予選を通過。セミファイナルで強豪「週刊ヤングジャンプ」さんと対戦、圧倒的に速度差があり負けると思ったところ、ヤングジャンプさんがコースアウトリタイアの棚ぼた進出。

そして決勝戦では終始リードを保ったままそのまま逃げ切り優勝でした!

2位につけたのは同じくワンドラから出場の yumiking選手(yumiさん)。モーターはライトダッシュだったものの、効率のよい安定走行、OKWaveさんと僅差でしたがギリギリ2位に滑り込み。

実に1年半ぶりにメディアレースを制しました。

これが2012プレス対抗ミニ四駆レース優勝マシン! 徹底分析 #mini4wd【ワンダードライビング】

今回も(たまたま優勝した)マシンを徹底分析してご紹介します。

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ARシャーシ、小径ローハイトタイヤ(限定メッキホイール)、エアロマンタレイ・ボディの組み合わせ。

実はこのARシャーシ、2012年のジャパンカップ用に作った、初期の初期のもの。2012プレス対抗ミニ四駆レースで優勝した賞品として発売日前にいただいたもので、こちらで2012年のジャパンカップのオープニングセレモニーに出たのですが、ナイアガラスロープ Ver.1の魔の手にかかり、見事にコースアウトしたものです。

ボディは2013年のジャパンカップ用に作ったARエアロマンタレイ、スーパーXXシャーシに合うように削り加工したものですが、結局今回ARシャーシに搭載しています。

マスダンパーの位置がフロントホイールに近く、もともとのエアロアバンテのボディでは干渉してしまい、搭載できなかったという理由もあります。

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モーターはパワーダッシュ、3.5:1の超速ギアを使用。プロペラシャフトは中空プロペラシャフトに変更。

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リアはいわゆる「東北ダンパー」を今回自身初めて使いました。ピロボールで動くために非常にスムースかつストローク量がとれて効果抜群です。ただそのまま使うと動きすぎて錘がはずれてしまいます

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そこで今回FRPプレートにわざとあたるようにボルトを長くしてストローク量を制限、いわゆるバンプストップをさせています。FRPが削れているのはご愛嬌。

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今回のメディアレース用のコースは3連ドラゴンバックの次のコーナーが鬼門。いずれにしてもストレート1枚で着地、跳ねを収束させたいためにブレーキをがっちりかけるためにフロントはARシャーシ用ブレーキセット、リアにFRPプレートに灰色スポンジを最初全面につけることで、DB前に減速させました。

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ところがここに罠が。DB前で効いたブレーキは、その後に控えるバンク、そして芝セクションでも効果的で、大減速してしまったのです。

仕方なくフロントブレーキはスポンジを外し、リアも半分(外側のみ)残して取り去りました。これでDBのジャンプは安定しつつも、バンク・芝セクションでの減速は最小限となりました。欲をいえばもう少しスピードアップさせたいところでしたが、他車がコースアウト・リタイアしたことを考えると良いバランスだったようです。

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フロントローラーは 12-13mm 軽量2段アルミローラーを使用。スタビライザーの高さはコース全体が右回りなことから左側のみを高くしています。

5レーンのコースは継ぎ目の段差が大きく、ローラーはなるべく大きな方が弾かれにくいといったことから12-13mmを使っています。またダブルローラーはロール、車体が傾いたときでもローラーが壁に接している状態が長く、ロスが少ないことから選びました。

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リアは限定メッキホイール付属のプリント付きタイヤですが、フロントはハードタイヤを装着。またサイドマスダンはARシャーシ用のシリンダー・ボウル型の組み合わせ。

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このパーツは秀逸で、シリンダー形状のものはボルトナットのところが凹んでいるので定重心化がはかれ、なおかつ重量が異なるボウル型との組み合わせのため、広い範囲で効果が生まれます。マスダンパーの理論的なことは電子書籍「月刊ミニヨン技術 vol.3」で考察しているので、そちらをどうぞ。

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フロントにハードタイヤ(グレー)を使っているのは、フロントの跳ねをより抑えるためです。というのも、ジャンプの着地後フロントがはねてしまうと前上がりとなり、コーナーでローラーがきいたときスラストが上となるため容易にコースアウトしてしまうためです。リアから着地させて、フロントの跳ねを抑える、というのが基本的な考え方です。

コーナーのことだけ考えればフロントから着地してもいいのですが、フロントのバンパーやブレーキがひっかかって前転するリスクを考えるとリア着地が無難です。

リアローラーは 19mmアルミベアリングローラー。他のものと比べて比較的ベアリングの回りが軽いのと、プラリングが接触抵抗が少なくコーナリング速度をあげることができます。反面グリップは低いので抑えを効かせたいときには不向き。今回のような5レーンのレーンチェンジャーは緩やかなので、これでも大丈夫でした。

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ボディは空気抵抗低減とダウンフォースを考え、ヤスリがけ。スムースに空気が流れるようにリブをぜんぶ削り落としています。またリアウィングはボルト止めすることで、得られたダウンフォースを直接フレームに伝達するようにしました。

空力についての技術的解説は同じく電子書籍「月刊ミニヨン技術」の連載にて解説中です。Kindleアプリを使って iPhone/iPad/Androidで読むことができます。

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総重量(モーター、電池含む)は以下のとおり。

前軸荷重 69.3g
後軸荷重 110.9g
合計 180.2g

マスダンパーの重さの影響も大きいですが、フロント 38%、リア 62%の荷重のかかり具合でした。この重量配分のおかげもあって、リア着地となっています。

【空力実験】

セッティング変更したためリアのマスダンパー等が違いますが同じARシャーシ+エアロマンタレイでの空力風洞実験の結果。

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前軸荷重 71.0g
後軸荷重 98.6g
ドラッグ 0g

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前軸荷重 73.7g (+2.7g)
後軸荷重 105.9g (+7.3g)
ドラッグ 9.18g

風速約 16m/sでの結果で、ダウンフォース・ドラッグは風速の2乗に比例するので実際の速度ではこの1/4〜1/9程度の値となります。ただダウンフォースにドラッグが発生していることは明確であり、特にリア側は大きなリアウィングによってダウンフォースを発生しやすいと考えられます。

ダウンフォースはジャンプ時の空中姿勢の制御でも使えるものであり、これもリア着地セッティングのひとつの要素となっています。

ドラッグ(空気抵抗)については水中空力実験を行った、同じく月刊ミニヨン技術を...(以下同文)。

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【まとめ】

以上、特に大きな改造や加工はなく、タミヤから発売されているパーツを組み合わせて製作しています。これは多忙で製作時間がとれないことや、加工パーツが破損したときにすぐに補修しにくいといったことからきています。

今回レースでいえば、これよりも速いクルマは数多くあったのですが、5周する間にコースアウト・リタイアして淘汰されてしまいました。3連ドラゴンバックはジャンプが3回、5周するので合計15回ジャンプすることになります。特に最後のジャンプはコーナーにさしかかるため、毎ジャンプで安定していないと常にコースアウトのリスクにさらされます。

優勝するためには3レースを全部完走しなければなりませんから、さらに x 3、合計45回のジャンプとなります。

この45回のジャンプを1度も失敗することなく飛ぶ必要があるのです。そう考えるとリスクは冒せない、というのがお分かりいただけるでしょう。

以上から練習走行、予選、セミファイナルの3回走行は電池交換しないで走行しています。つまり走れば走るほどジャンプの飛距離が短くなり、安全方向に振れるということです。

そして最後の決勝戦、リスクを多少冒しても一発かけなければ勝てないので、ここで電池交換しています。

電池は前々日に充電したネオチャンプ。そのため電池のパンチはなく、安定的な出力といっていいでしょう。その結果、無事コースアウトすることなくレースを終えることができました。

・・・

今回優勝したマシンを解説しましたが、次回2位入賞したマシンも見ていきます。こちらはなんと2年前に作ったマシンを熟成したもの。3月のメディアレースの練習走行で速さをみせつけつつ、本番でさっくりとコースアウトしたものをちょっとだけ重くしただけでした。

ミニ四駆フェア2013開幕、メディアレースに参加してきました #mini4wd【ワンダードライビング】

いや本当にレースは水物です。



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