普段使いできるスーパースポーツ:日産GT-R 2012年モデル試乗レポート(3)
2012.11.01「ワープする宇宙戦車:日産GT-R 2012年モデル試乗レポート(2)」のつづき。
いきなりIKEAです。
ちょうどワンドラ・ガレージ用にIKEAのオフィス・テーブルを使って作っていたのですが、第三京浜・港北ICを通りかかったのでIKEAによってみました。テーブルが乗り切らないのではないかとドキドキでしたけど、ダメモトでトライです。
トライしたのは 120cm x 60cmのテーブル板、2枚と足4本。
まずはトランクから。トランクは昔懐かしい上面のみが開くタイプで、バンパー直上から開いて荷物の出し入れがしやすい、なんてゆとり設計はナシ。トランクスルーがないリアシート固定式のために早々にトランクはあきらめました。
リアシートに入れてみるとなんとこれがピッタリ。これだけの大物が入るのですから、結構荷物は詰めこめます。
テーブルの足はトランクに収納。ガラーンとしてますので、テーブルのような大物でなければこちらも相当量入ります。
オープン2シーターのS2000と比較すれば収容力の差は歴然。S2000であれば絶対にテーブル板が運べないことを考えると、リアシートがあり4人乗れること、荷物が運べるのですから、実用性は高いですね。
ワンドラ・ガレージに収納したところ。ボディサイズが大きいため、左右は余裕がありますが前後は結構ピッチリです。
全長は4670mm、高さは1370mm。かなりボリューム感があり、ガレージの中の体積が食われている感じです。
パーキングメーターを使った路上駐車でも車幅に多少気を使います。車幅は1895mmとほぼ1900mm、5ナンバー枠の1700mmから考えると約20cmも広いのですから仕方ありません。ドアも厚いので乗降性を考えると余りピッタリにつけられないのでますますはみ出る傾向。とはいえこれはこのLサイズクーペ共通の悩みどころなので、GT-Rに限った話ではないことでしょう。
もう一つ気になるのは車高の低さ。オーバーハングが長いことと、前にすっと出ているアゴでやはり段差や坂道は気をつけないと簡単にすってしまいます。西川善司さんによると、このリップスポイラーを保護するためのテープがオプションで出ている標準でついているとのことで、それを使うとリップスポイラーを傷から守ることができるとのこと。とはいえ最低地上高は110mmのため、いずれにしても気をつけた方が良さそうです。
(修正追記:それに加えて西川善司さんはカーボンテープを追加貼付けしてリップスポイラーを保護しているとのこと)
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サイドシルが分厚いにも関わらず、シートの高さは比較的あり、サイドサポートもさほど高くないので、乗り降りはとてもしやすいです。腰がストンと落ち込むことなく、どっこいしょ、という感じで乗り降りする必要がありません。年をとってくると結構このへんが効いてくるので、乗り降りしやすいに越したことはないですね。
次回はコックピットについて細かく見ていきます。
(つづく)⇒うわっ、コンソールのボタン多すぎ? メカ少年の心をくすぐるコックピット:日産GT-R 2012年モデル試乗レポート(4)
[試乗車:GT-R Black Edition 2012 model、試乗車提供:日産自動車]