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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ワープする宇宙戦車:日産GT-R 2012年モデル試乗レポート(2)

2012.10.29

1年越しのラブコールが実りました!

試乗ドライブtweetまとめ:日産GT-R 2012年モデル試乗レポート(1)のつづき

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今回試乗したのは「日産GT-R 2012年モデル Black Edition」、出力は550馬力を誇り、0-100km/h加速は3秒以下というスーパーカーです。

ちなみこの2012年モデルは西川善司さんが購入、そのレポートをCar Watchに連載中でワンドラにもブログ記事を寄稿して頂いてます。FD3S RX-7をやめてなぜGT-Rにしたのか、実際普通の人が購入する場合に気になる点、気をつけた方がいいところを具体的にレポートされています。まさにオーナーによる、オーナーのための、オーナーズガイド。

GT-Rをお借りして、乗り出して気づくのはそのスムースさ、自然さ。「スーパーカー」という仰々しさや儀式は特になく、普通のオートマのクルマと同じで、エンジンをかけてDレンジにシフトレバーを入れるだけ。あとは2ペダル、アクセルとブレーキを操作するだけで普通に走り出せてしまうのです。

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ちなみに私はオートマの場合、左足ブレーキを使うのですが、ペダルの位置や大きさは通常のオートマと同じ感覚。多少右にオフセットしていますが、こちらも一般的なので違和感はありません。フェラーリ・チャレンジストラダーレやBMW M6ではクラッチペダルだけ消え去ってブレーキペダルの大きさはマニュアル車と同じ、右足でしか踏めないというものもありますが、私にとってはそういったクルマよりGT-Rの方がとても乗りやすいです。

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そして感心したのはドライビングポジション。電動調整シートと手動調整ハンドルコラムをあわせるとぴったり。日本人の細身の身体にフィットするように設計されているようで、欧州車にありがちなブカブカ感はありません。

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ハンドルコラムを下げるとメーターパネルがハンドルで隠れてしまうことがよくあります。しかしこのGT-Rの場合、ハンドルコラムにメーターパネルが一体化しているのでハンドルと一緒にメーターが下がり、隠されることがありません。

こうしてベストポジションをとって、走り出して気づくのは不思議な既視感。これなんだろう、すごくいい感じだなあ〜と思っていたら思い出しました。この感覚は昔乗っていた S13シルビア

そうなんです、私は昔S13シルビアに乗っていたことがあり、あのときにとっていたポジションとほぼ一緒。なのですごくしっくりくるのです。1993年に乗り換えてからすっかり忘れていましたが、日産車ユーザーでしたよ。そしてまた驚くのは日産のスポーツカー路線は今もR35やZ34に脈々と受け継がれているということです。担当者が共通しているから、という話もありますが、なるほどこういうところが「日産党」と呼ばれる人たちに支持されるのかもしれませんね。

当時私が乗っていたシルビアはCA18DEのQ's、あまりイケてないDOHCで、パワーは135馬力で余り吹け上がらないエンジンでした。なので550馬力の3.8Lツインターボエンジンとなれば、いつでもアクセルにビンビンに反応して戦闘モードになるかと思いきや、これがマイルドなのです。ポンとアクセルを踏み込んでも全然前に出ません。あれれ?

それもそのはず、シフトインジケーターをみると6速、そしてエンジン回転数は1500回転前後を示しています。というのもオートマモードでは2000回転に行かないくらいでポンポンとギアを上げ、60km/hにはもう6速入れてしまっていて、クルーズ状態。そのため街中ではアクセルのツキがとてもマイルド、気分はもうエコカー

ただエコカーとまるで異なるのはその乗り心地。硬質、という表現を通り越してもはやチューニングカーのそれに近い、ゴツゴツ感。メーカーチューンドといってもいいクルマなのでその固さは致し方ないのでしょうけど、ノーマルモードでも十分ガツンと来るほどの減衰力の高さでした。

そしてアクセルをひとたび床まで踏み込めば、今までのエコな走りから豹変、まさに爆発するかのように前に進みます。もはやロケットかミサイルか。ジェットエンジンを背負って点火したかのように、街の灯りが流星のように後ろへとすっ飛んで行きます。これはまさにワープ感覚!

特に驚くのが停止からクリープでゆっくりと10km/hくらいまで出てから踏み込んだとき。いわゆる1速フル加速、あっというまにエンジン回転数がレッドゾーンに飛び込みありとあらゆる物体が後ろにすっ飛んで行くのです。違った、実際には自分が前にすっとんでいるのでした。

これは相対的な話で地球上で例えGT-Rが前にすっとんでいるかのように見えても、宇宙から見れば些細な問題です。ただ我々ドライバーにとっては重大な違い、あらゆる物体が後ろに吹っ飛んで行くので驚くのなんのって。そしてこの加速は最高速まで終始続くという噂ですから末恐ろしい話です、リミッターがない限りは。

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そうなんです、この日本仕様のGT-Rには速度リミッターが装着されており、180km/hで作動するのでした。GPSの位置情報と連動、特定のサーキットである操作をすると解除可能ですが、一般公道では普通の一般車と同じく180km/hまでしかスピードを出せないのです。

とはいえ、そのスピードの出方はまったく異なります。回りのクルマたちが牛車とすると、このGT-Rは未来の宇宙船

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赤色の2連丸形テールランプ、そして片側2本出しマフラーはまるでロケットエンジンの噴射口のよう。

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ボディの大きさ、広さ、そして四角い形は中の機構を装甲で覆った戦車そのものです。その結果、地球上のありとあらゆるものを流星にしてしまうほどの加速力をもった「宇宙戦車」だったのです。

地上の道をロケットのように飛ぶ宇宙戦車GT-R。その重量級のハンドリング、実用性はどうなのでしょうか。

つづく)⇒普段使いできるスーパースポーツ:日産GT-R 2012年モデル試乗レポート(3)【ワンダードライビング】

[試乗車:GT-R Black Edition 2012 model、試乗車提供:日産自動車]

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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