ワンダードライビング[wonder driving]

乗り物とホビーのブログメディア ワンダードライビング[ワンドラ]

PICK UP

phazer_proj.jpg

ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

YAMAHA MT-07 メンテナンス記録:クーラント交換

2018.07.23

暑い日が続きます。猛暑で困るのがエンジン、冷却が追い付かずにあっという間に100度オーバー、ラジエータファンが回って温風が足元からもわっと出てきて余計熱くなるという悪循環。

これはラジエータ液(クーラント)の性能が劣化しているに違いない、と思って予防的に交換です。
なおメーカー指定では初回5年、以降2年ごと交換となっています。

IMG_2588

リザーブタンクもLに近づいていました。

ラジエータ液を抜く

IMG_2585

ドレンボルトは車体右側、2本のラジエータホースがポンプにつながっているところにあります。銅色のドレンワッシャーが目印。

IMG_2591

IMG_2592

エンジン、クーラントが冷えている時にラジエータキャップを外します。昔と違って小さなロックネジがついているのでまずそれを外し、キャップをひねって外します。

IMG_2593

ドレンボルトを外してクーラントを抜きます。

色は濁っておらず綺麗なもの。不純物もほとんどありません。

IMG_2590

リザーブタンクも外して、水で洗浄します。

クーラントが抜けきったら、水を数リットル流して中を洗浄しました。

クーラントの注水

IMG_2595

今回使ったのは純正クーラント1L。50:50で薄めるタイプで、必要量は 1.6L + リザーブ 0.25Lの合計1.85L。1Lを50:50で希釈すると2Lできるのでちょうどいいサイズです。

IMG_2597

上から注水して、一杯になったところでリザーブタンクにも半分くらい入れます。

この時点で約0.2Lほど余っていました。もしかしてエア噛んでる?

エア抜き

さてこのMT-07にはエア抜き用の穴がないようです。

IMG_2587

本体左側にあるこれは中にサーモスタットが入っているらしく、その中にエア抜き用の穴があるとのこと。ということでそこから抜けたエアは上にきて、ラジエータキャップのところに来るはず。

ということでエア抜き手順は以下の方法でやるとよいようです。

1)キャップをあけたまま、エンジンをかける
2)80度以上にまで温める
3)サーモスタットが作動し、ラジエータにクーラントが回ってくる
4)エアが抜けて、多少液面が下がる
5)100度以上になると沸騰して吹き出てしまうので、その前にエンジンをとめる
6)液面が一番上になるまで補充
7)ラジエータキャップを閉める(やけど注意)
8)エンジンをかけて100度以上、ラジエータファンが回るまで温度を上げる

IMG_2601

9)膨張したクーラントがリザーブタンクへ送られ液面が上がる
10)ラジエータファンが作動すると100度以下に温度が下がる

IMG_2600

11)エンジンを止める
12)しばらく放置するとクーラントが収縮し、リザーブタンクからクーラントを吸い出し液面が下がる
13)完全にエンジンが冷えたあと、HとLの間になるようにクーラントをリザーブタンクに補充する

IMG_2621

ポイントは(4)(5)(13)。

どうなるのかーと観察してたら突然沸騰、いわゆる突沸して勢いよくラジエータキャップから液があふれでて大変なことになりました。いやー、化学の実験以来だわー。

結局エアはほとんどかんでおらず、最初残っていた0.2Lはリザーブタンク用でした。

サイドスタンドでOK?

YAMAHA MT-07 メンテナンス記録:ブレーキフルード交換【ワンダードライビング】

せっかくなのでリアスタンドを使ってやったのですが、冷静に考えるとエア抜きのためには左に傾いていた方が右についているラジエータキャップからエア抜きしやすいので、サイドスタンドでの作業がよいですね。


IMG_2602

走行距離 23,128km

【Amazon】ヤマハ(YAMAHA) ヤマルーブ ロングライフクーラント 1L

B003HC486U


この記事を書いたライター

執筆記事一覧

のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


あわせてこちらの記事もいかがですか?

サイト内検索

人気記事ランキング

もっと見る

新着記事

もっと見る

アーカイブ

PAGE TOP