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オージーケーカブト KAZAMI試用レポート（２）ロングツーリング・インプレッション

2016.12.13

今回はKabuto KAZAMIを実際に九州ツーリング、1500kmを走破した際に使ってのインプレッションをお届けします。

前回のレポート　オージーケーカブト KAZAMI試用レポート（１）ツーリングに最適な多機能ヘルメット【ワンダードライビング】

ツーリングレポート記事　九州ソロツーリング【ワンダードライビング】

雨でも問題なし

ロングツーリングでは天候の変化に対応することが大切。ツーリングとしては最悪な環境、試用としては幸い、出発時点では雨。しかも結構激しい状態です。

システムヘルメットはベンチレーション以外にもチンカバーが大きく開く機構のために雨漏りが心配となります。また寒さをしのぐためのチンカバー装着、雨天なのでベンチレーションを閉じた状態で走行すると、吐く息によるバイザーの曇りが気がかりです。

東京から静岡まで雨に降られましたが、そんな心配も杞憂に終わりました。

チンカバーの正確なロック機構とバイザーの縁に密着するシールゴムは他モデルよりも厚め。それにより雨水の浸入は完全にシャットアウトし、ヘルメット内はドライな状態を保っていました。

バイザーはあらかじめ曇り止め防止のピンロックシールドを装着していますが、これは冬や梅雨時、そして今回のような雨天時には必須アイテムです。まったく曇ることはなく、クリアな視界を保ちました。

冬の眩しい夕日も安心

幸い雨は道中でやみ、絶好の晴天に恵まれましたが今度気になったのが夕日。特に冬の夕日は角度が浅いために長い時間目に入ってきます。

そんな時役だったのが内蔵インナーシェード。こちら短い動画でどうぞ。

左側の耳元にあるレバーでワンタッチ操作。さっとインナーシェードが降りてきて夕日に幻惑されることもありません。

今回試用したのはオプションのブルーミラーシールド、外側からは青く見えますが、内側からはブラウンの色調で自然な色合いで景色をみることができます。

またシェードはすごく濃く、景色が暗くなるというわけではありません。夕日の光を和らげつつも風景は暗くならない程度の濃さに抑えられているので、トンネルに入ったり出たりという時にいちいちバイザーを上げたり下ろしたりと神経質になることもありません。夜、真っ暗にならない限り下ろしていても運転に支障をきたさない程度の絶妙な濃さにチューンされています。

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次回は風切り音とイヤーホール、パッド調整についてのインプレッションをお届けします。