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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

YAMAHA ドラッグスター試乗レポート:アメリカンな雰囲気を気軽に楽しめる燃費スター

2016.10.22

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今回ご紹介するのはアメリカンスタイルのヤマハ・ドラッグスター250。型番からわかるように250cc、空冷V型2気筒エンジンを搭載しています。

ドラッグスター250 - バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社

アメリカンバイクとはクルーザー

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教習所でも免許をとって街にでてもヨーロピアンタイプやスクーターが多い中、アメリカンバイクは「アメリカンが乗りたい!」と思わないとなかなか接することができません。今回人生初となるアメリカン、まずは勝手が違うのでそれに慣れるところから。

クルーザーは、舗装路を走るためにつくられたオートバイの一形態であるが、いわゆるロードスポーツ(ヨーロピアンタイプ)のオートバイとは一線を画した独特の外観や特徴を持つ。起伏が少なく延々と長い直線路が続くような米国大陸によく見られる風土の中をゆったりと巡航(クルージング)するのに向いた車体特性やエンジン特性を持っていることからこのように呼ばれる。

クルーザー (オートバイ) - Wikipedia

ヨーロピアンタイプとは目的が明確にことなるため、ある意味ガラパゴス的進化をとげたといってもいいでしょう。

比較的車高が低く、キャスター角が大きくトレール量が多い(フロントフォークが寝ている)ため、ホイールベースが長い。こうした特徴により旋回性能よりも直進安定性に重点を置いた車体となっている。また、同程度の排気量で比べると車重が重い傾向にあり、取り回しが重い欠点をもたらす反面、巡航時の安定感が高い。 搭載されるエンジンは、高回転域での最高出力よりも低中回転の実用域でのトルクと扱いやすさを優先させた特性とされることがほとんどである。伝統的に空冷4ストロークのV型2気筒が採用されることが多いが、この限りではなく、排気量の小さなものでは2ストロークエンジンを搭載するものや、大きいものでは自動車用のV型6気筒やV型8気筒を搭載するものまである。

クルーザー (オートバイ) - Wikipedia

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簡単にいうとハーレーダビットソンがその典型的なスタイル。ドラッグスター250も伝統にのっとり、250ccながら空冷4ストロークV型2気筒を搭載しています。

独特のライディングポジション

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アメリカンの特徴はとにかくそのシート高の低さ。ちょっと高めのお風呂の椅子に座っているような感じで膝はラクラク、一方でさあ足をステップにのせようと思うと普段ある真下付近、もしくは多少後ろではなく逆に前にあるので、大きく足を前に振り上げなければなりません。

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ブレーキペダルやシフトレバーはそれに合わせて上にオフセットしてついており、操作はしやすいです。

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一方ハンドルは長く、手前にくるような形になっており、多少絞りが強い感じ。

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長く傾いたフロントフォーク、キャスター角が強く直線安定性は高くものの、低速ではホイールベースが長くなることや、ハンドルが切れると一気にばたんと倒れようとすることから取り回しは多少気を使います。

特にステップが前にあるため、足をついたりステップに戻したりという動作は太ももの筋肉を使うので結構大変。あきらめて両足ついて、足で漕ぐのが正解っぽいです。

一度乗ってしまえば超快適

低速での取り回し、特に駐停車では気をつかうアメリカンですが、ひとたび走り出せば快適そのもの。

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大きくゆったりとしたシートはフカフカで乗り心地はよく、まるで椅子に座っているかのような自然な着座位置は何時間でも座っていられるんじゃないかと思うほど。さすがクルーザーです。

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空冷V型2気筒エンジンは乾いた音を出しながら、トルクフルに加速。軽量な車体を押し出します。そのパワーは必要最低限をクリアし、軽快に走ることができます。もちろん本格的なアメリカンはビッグトルクで暴力的な加速をするのでしょうが、逆にジェントルなパワーはインテリジェンスをまといます。あまり高回転は得意ではないのとタコメーターがないので、トルクにのせて早めにギアをアップしていくのが合いました。

二人乗りもラクラク

旅は一人でも楽しいですが、二人だともっと楽しいもの(例外はありますけど)。

このドラッグスターはクルーザーなので、二人乗りもとてもラク。なにせ後ろに乗った人も両足が地面につくという座面の低さで安定感抜群です。

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シートも角がなく丸くて座り心地は上々だとか。二人乗りではさすがにスピードを出す気にはなりませんが、そんなマインドにもピッタリの加速感でまさにクルージングできました。

とにかくピカピカ

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意匠はありとあらゆるところがメッキでピカピカ。一点の曇りもない鏡のように回りの景色を自分の車体に取り込みます。バイクを磨くのが趣味、という話を聞きますが理解します。ちょっとした指紋や曇りが気になって、マイクロファイバークロスで磨き上げる気持ちがよくわかりました。

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ガレージで磨き上げたあとは、遠くへツーリングへ行きたくなります。

燃費

54km走ってガソリン給油は1.4L、38km/Lでした。街中だけなのにこの燃費は優秀、お財布にやさしいですね。

アメリカンに乗りたいけれども体力に自信がない、という人には特に軽量な車体の250ccはオススメです。また乗ったことがない、という人にも一度体験してほしいですね。ある意味異次元体験です。



この記事を書いたライター

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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