自動車に必要不可欠な3M製品 #3mjp
2016.09.23毎回、ケミカル製品で最先端をいく3M製品を紹介するブロガーミーティング。今回のタイトルは「3Mとクルマの素敵なカンケイ♪ 」とついにクルマがメインテーマです。
クルマは言うまでもなく、ケミカルの塊。3M製品が活躍しないはずがありません。以前がっつりとご紹介したラップフィルムで外装のイメージチェンジや補修はもちろん、その他にも地味ではありませんが、影の力持ち的位置付けでたくさん使われているんです。
3Mラップフィルムの施工例 #名車シティ再生 (42) ラッピングフィルム施工・外装リフレッシュ完了【ワンダードライビング】
絶対に剥がれない超強力両面テープ
クルマはボルトとナットで留められているイメージですが、実はあっちこっちに接着剤、両面テープでくっつけているものも多いのです。エンブレムもそのうちのひとつ。
絶対に剥がれてはいけない「メーカーエンブレム」に「車種エンブレム」。これが剥がれたら、カッコ悪いですし、沽券にかかわります。そんな場合は3M製品の一択。
サイドモールなどの外装部品の他、ドライブレコーダーやETC、あちこちに増える部品・電装品をとめるのも超強力両面テープ。夏の日差しで超高熱になりますが、そんな過酷な環境下でも安定した性能を発揮するものです。
それがアクリルフォームテープ。
剥がせないから剥がす際は釣り糸(テグス)などワイヤーでカットして根気強く爪で剥がすしかありません。
私も使っていますが、もうこれで剥がれてしまうのであれば、それは素地の方に問題あり。両面テープ界の最終兵器といっていいものです。
じつは3Mは粘着テープ開発の歴史も長いのです。
塗装といえばマスキングが必要、それまで新聞紙などでやっていたマスキングを粘着性をもたせたマスキングテープを開発したのが3M。
その後セロハンテープ、スコッチテープを同じ人が開発したりとテープにも一日の長がありました。
光を司る
最近流行っているLED、電飾。メーカー純正でもマイルドヤンキー受けするようにか、青い光の装飾が増えてきています。それを支えているのも3M製品。
特殊な光ファイバーにより、全面発光するタイプと減衰するタイプを用意し、使い分けています。
構造はシンプルで、両端にLED発光源を取り付けるだけ。これなら自分のクルマやバイクを簡単にドレスアップできそう。
外装だけでなく、内装のイルミネーションにも使われており、それには減衰タイプも活躍します。
これは3Mライトストリング、という商品で、光ファイバーの一種。
しかし遠距離をタイムラグなく、ノイズが少ない信号伝達に使われる、通信用の光ファイバーと異なります。
まず通信用光ファイバーでは光が外へ透過しないように、なるべく全反射するように外側のクラッチ部とコア部の屈折率を決めます。
しかし装飾用光ファイバーでは外に透過する光がなければ、光って見えないのでそれも利用。一方で反射することで遠くまで光を飛ばすことができるのが特徴。
この反射と透過の割合をうまくバランスさせることで、全面発光タイプと減衰タイプを作り分けているそうです。
さらに拡散剤を内包することで、綺麗で均一な発光ができるようにしました。
【Amazon】
3Mライトストリング High Type 3.5mm×1mカット 1本
DIYでムーディな車内を作ったりできそうですね。
保温から吸音へ
ちょっと異色な素材がこちら、もともとジャケットの中綿として開発された3Mシンサレート。
軽くてあったかい中綿素材だったのですが、開発から幾余年。クルマの内装の吸音・断熱素材として使われるようになりました。
吸音・断熱素材としてはウレタンやフェルトといった定番素材があるのですが、シンサレートのいいところはその繊維の太さ。
繊維の粗いのと細かいのが両方集まってることで、粗めのいいところと細めのいいところ両方兼ね備えているところ。しかも軽いのです。
ダッシュボードのオモテ面。こちらからは見えませんが、裏返してみると・・・
裏側全面に黒い布でカバーされた 3Mシンサレートが貼り付けられているのがわかりますね。
その結果どうなったかというと、ダッシュボード裏だけではなく、ありとあらゆる場所に採用されています。
特に軽い素材なのでたくさんつかってもデメリットはなく、「粘性消散」と「内部摩擦」により効果的に吸音・消音してくれます。
昨今はドアのインパネやフロアなどに使える吸音材のアフターパーツもありますが、素材はこちらですね。
【Amazon】
3Mシンサレート吸音シート特大 1520mmx1000mmx13mm 1枚入り。定番高性能吸音材![デッドニング・防音工房]
施工ポイントとしては隙間なくピッチリと包み込むような形にすることでしょうか。
超うるさい1992年製ホンダ・シティはほとんど吸音材がありませんので、それに使うと劇的な変化を楽しめそうです。現在フロアの鉄板が剥き出し、フロアが熱くなって夏は辛かったのですが、冬は逆に冷え込みそう。
3Mシンサレートはもともと断熱性も高いので、冷房・暖房効果アップもできるのでまさに一石二鳥です。
番外編:ツヤ出しクリーナー
3M社が昨今買収したというマグアイアーズ。
この商品群はクルマ大好き、英語では「カークレイジー」、つまり日本語でいえば「カーキチ」のために作られたという洗車ケミカル。
洗車にはちょっとうるさい私、どれくらいうるさいかというと洗車道をぜひごらんください。
空力と洗車の関係:塗装を痛めない洗車の仕方【ワンダードライビング】
アメリカのカークレイジーたちはクルマをピカピカの状態を維持するのが大好き、ということで毎週のようにツヤ出しクリーナーで磨き上げるのだとか。
その手の商品は他にもありますが、マグアイアーズの最大のポイントは香り。なんと「いい香り」で気分を盛り上げるんだとか。
確かにプレクサスは独特の匂いがきつい、という評判もあり、それが理由でワコーズバリアスコートを使うというバイク屋さんがいました。
このマグアイアーズは香料は香料ですがもっと柔らかく、甘い香りがするので確かに毎日磨き上げてもいい感じです。まさにカークレイジーに向けたマニアックな商品ですね。
今後、他のクリーナーと使い比べてみたいと思います。
【Amazon】
マグアイアーズ 艶出しクリーナー 日本正規品 アルティメットクイックディテーラー 651ml G14422AM
それにしても名前が「アルティメットクイックディテーラー」・・・アイラブアメリカ!的なノリを感じます。
まとめ
今年度の3Mのブロガーミーティングは今回で終了。
ここ数回参加させていただきましたが、身近なところに様々に使われており、改めて3M製品の優秀性を実感しました。
特にクルマ関係の貢献度はすごいですね。今後もお世話になることが多そうです。では引き続き、よろしくお願いします。