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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ウェット路面が握る勝負の行方:2016 近畿ジムカーナ ミドルシリーズ 第4戦 参戦レポート(後半)

2016.06.06


2016 近畿ジムカーナ ミドルシリーズ 第4戦の参戦レポートの後半です。

前半レポートはこちら サファリ+ジムカーナの組み合わせ? 2016 近畿ジムカーナ ミドルシリーズ 第4戦 参戦レポート(前半)【ワンダードライビング】


◆お天気予報によると、晴れのち雨

朝、会場について着々と出走準備しますが、その時の日差しの凄いこと!
こりゃ丸焦げになるぞぉ~今日は!
くらいの感じでした。
早速、日焼け止めクリームを塗りたくります!
(ちなみに、日焼け止めクリームは、ベタベタするのが嫌なので、浸透型のこだわりのやつ使っています!)

ところが、ピンポイント予報では15時から雨の予報。しかも確実に降る感じ・・・
朝の時点では信じ難いくらいのカンカン照りなのに・・・


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今回は、なんと名車シティのお隣!
新型コペンとの年の差実に四半世紀!
ドライバーも往年のシティー使いです!

⇒ワンドラでは名車シティを再生中 シティ【ワンダードライビング】


お天気予報から、作戦としては、確実に1本目結果を残す事ですね!
通常、雨が降って路面が濡れると滑りやすくなって走り難くなってタイムは出ませんよね・・・通常
(意味深な前振りです・・・憶えておいて下さい)

今回は受付にて早々とコース図が手渡されましたので、事前に攻略の組み立てを良く考えます


◆今回のお題

前戦の参戦記でも書きましたが、

源氏パイ(ロン)でスラローム? 2016 近畿ジムカーナ ミドルシリーズ 第3戦 参戦レポート(後半)
 

今回も広場にパイロンが並べられたコースで、一見すると、まぁグルグル回る回るどう覚えていいのやら!?
と面喰います。

そこで、またまた基準を作ります。
「大きな固まりに分けて覚える」基準です。
今回の場合も3つのセクターに分けてみました。
コース図中の何度も通過するパイロンを門に見立てて

・セクター1:スタート→門を入って大きく右回り→右180°ターン→左に大回りした後にスラローム的に門を通過
・セクター2:門→左右左と超大きいスラローム→右180°ターン→フリーターン→右旋回左旋回→門
・セクター3:門→左にパイロン巻き込み→ゴール前の180°ターン→ゴール

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しかし、まぁ~コースの隅から隅まで、走ること、走ること!
一応、各セクター、パイロン色分け頂いていて、主催者の配慮が伺えます。
これが全部真っ赤なパイロン一色だと、なお難しい
(昔は、そーだったんですケドね~)

百聞は一見に如かず。ドラレコが記録してくれました走行映像を見ながらコース解説でございます。
1本目と2本目の間に設けられた、練習走行での「動画 + 字幕解説」をご覧下さい!

(字幕が見れない時は、字幕設定して下さいね)

◆ゼッケン3番、いつも通りなんですが、早い出走順に心体共にイマイチ戦闘モードになり切れず・・・

そして、またまた超気持ち良いぃからの~パイロン1本通過し忘れた走行1本目

ゼッケン3番ですので、3番目の出走です。
(ゼッケン逆順で出走なんてのも時々あっても良いと思うのですがね~とつぶやいてみる)

パドックとコースが隣接していますので、車両に乗り込んで、マーシャルカー走行を見ます。
見るポイントは、何処でアンダーステアを出しているか(=滑りやすい箇所の確認)です。
概ね、そういう感じね!と自分の中で消化させて、スタートを待ちます。
今日は1本目勝負。雨が早くやって来たらそれで万事休す。

大きなロス無く、攻めの走りで終える事!
と頭では分かっているのですが、低血圧のせいか、イマイチ心体共に戦闘モードになり切れないのです・・・
ユルイ感じ。
逆に言えば、リラックスしているとも言えますが、何か緊張感足りない感じ・・・

朝イチの、自分自身の気持ちの持って行き方が課題ですね、ホントに!
朝イチなら朝イチなりの気持ちの持って行き方があると思うんですが・・・

たぶん、どんな競技でも一緒と思います。
メンタルな問題。

では、早速、1本目の走行動画をどうぞ!
・・・と思いましたが、残念ながら動画はございません(^^ゞ

改めて、先程の、1本目と2本目の間に設けられた、練習走行をご覧下さい!

セクター1の終わり、門をスラローム的に直線的にアクセル全開で通過して、うひょ~気持ちイイ~なんて思っているうちに、次の目標物として、黄色いパイロンしか目に入らず、手前の赤パイロンを引っ掛けて黄色いパイロンに進入しなければならないところを、すっ飛ばしてしまいましたorz
その時は気付いていなかったのです、もちろん、超気持ちイイの余韻に浸っていたから・・・

どこで気付いたかと言うと、フリーターンの出口です。

フリーターンの出口には、ドライバー目線の真正面にオフィシャルが居てくれています。
フリーターンは、パイロンとパイロンの間を一度車両全てが通過し、そして出て来たら成立というターンです。
中は正にフリーです。どう回ろうがドライバーの自由です。

だからフリーターン。

フリーターンの出入り口、2本のパイロンの間隔がとても広かったので、軽自動車のちっちゃい利点を最大限活かすポイントとして、道端にあるバス停の様に通過する事にしました。パイロンに平行に車体が中に入りそして直ぐに出て来る作戦。

で、それは上手く行くのですが、車体が完全に中に入って出てくると、そのオフィシャルがグリーンのフラッグを振ってくれます。
よっしゃ!と思う瞬間です。

車体が通過していないとミスコースとなり、ブラックフラッグが振られます。
で、この1本目の場合、オフィシャルを見たとたん、

「もうずっと前から見せてるんだけどね~貴方ミスコースだから!分かってる!?」

という感じに、バシっと目の前に、ピンと張られたブラックフラッグが目に入りましたぁ~

こっちは

「えぇ? 一体何処でミスコースした???」

な状態です(^^ゞ

直ぐに切り替えて

「とにかく、走り切ってしまえ!」

とゴールに向かう事にしました

そして、セクター3に入ったところで気付きました

「あぁ~この赤いパイロン、先ほどは引っ掛けるのを忘れたな」と・・・

ゴールして待ち構えていてくれるありがたい仲間が居ますので、自分の認識が合っている事を確認出来ました。

2本目は同じ間違いをしない様に・・・

しかし、その前に、今日の2本目は雨の可能性が非常に高い!
雨よ、降るなぁ~という祈りも同時に始めました・・・

ま、私の場合は(も)、雨男に属しますので、そんな事は十中八九無理だろうなと思っていたのですが・・・


◆1本目終了→昼前の練習走行からポツリポツリ

私を含め、実に、参加車64台中、17台もが1本目ミスコースしておりました!
完熟歩行、更にもっとちゃんとやらないとね・・・反省

そして、そして、案の定、早くも正午前からやさしい雨がポツリポツリとやって参りました(泣
あぁ~もう練習走行なんてしなくて良いから、早いとこ、2本目の勝負をしようよ!とつぶやいておりました。
おそらく、ミスコースを犯したミスドライバー達はみんなそう思って居たに違いありません・・・

でも、その辺りから、別のつぶやきも聞こえてきました。
姫センは、ウエットの方がタイムが出ると!
しかも、ハーフウエットなんかよりも、ちゃんとしたウエットの方がタイムが出ると
ウエット≠滑りやすい
普通では考えられない事です

ひとまず、コースをちゃんと覚えるのも兼ねて、練習走行です。
今度は外から撮った映像です。

サイドターンも試して見ました。
ちゃんとリヤタイヤがロックして旋回します。

旋回し始めると、VSCがありがたく介入を始め、エンジンスロットルも閉じに行きますので、立ち上がりません。

ここが立ち上がる様になると、大きくタイムアップに繋がるのですが・・・
ターンの工夫で何とかするとか(何とかなるのか!?)、制御を何とかしてしまうとか、解決しなければ!
という大きなポイントです


◆実際、タイムが上がりまくる、ウエット路面での2本目

2本目を走る頃には、とてもしっかりと路面がウエットになり、もはや、気持ちは諦めモード


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しかしながら、我ATクラスは、4台出走も、1本目ちゃんと結果を残しているのは、妖怪フィット1台のみ!

キングプリウスはパイロンタッチ2本で10秒加算、もう一台の黄色フィットは私と同じくミスコースしていました。

従って、1位は諦めるとしても、2位の座は未だ可能性が残っているという事で、気を取り直して出走に備えます。
これまでは、走行の組み立てを、頭の中のイメージだけで組み立てて居ましたが、出走前に、「どう走るか」を文字に書いて見ました。


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これは、広島カープの丸選手が、1打席1打席に感じた事をメモに残し、それを選手間で共有する事にしたと。
数字に表れない、ピッチャーとの間合いなど、肌で感じた事を文字化して共有する事で、チーム内に良い効果が生まれている、というのをスポーツニュースで見たので、好事例は何でも積極取り入れです!

実際のメモは写真の通り・・・自分用なので、文字はぐちゃぐちゃですよ~

これで、随分と落ち着きましたね、自分自身^o^)
次戦から身近な人たちにも展開ですね!

ウエットの中、ワイパー動かしながらスタート!
ドライと同じ感覚で走れる路面に驚きながらゴール!
あわよくば、1本目の妖怪フィットのタイムを上回ってゴールする予定が、残念ながらそれには届かず。
ま、練習走行(ほぼドライ)と同じようなタイムを刻んだのでした


車載動画はこちら

フリーターン(バスストップ的に通過)がモタついてしまいましたね・・・

実際、キングプリウスが生タイムでは上回ったのですが、パイロンタッチをして頂きまして、私が上回りました
ありがとうございましたm(__)m
今回は小さいターンを振り回すのに苦労されていた様でした。
妖怪フィットは、ドライの1本目→ウエットの2本目で何と2秒近くもタイムアップしました。
脱帽です。

とてもじゃないが、現時点では追いつけません(^^;
もう一台の163黄色フィットは、アグレッシブな走りも、タイムには繋がりませんでしたね~
また次共にがんばりましょう!

ザーザー降りになってしまった表彰式でございます
お菓子一箱頂きました・・・子供達に良いおみやげとなりました。ありがとうございました。

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◆次戦に向けて

パイロン2連戦を終えて、来月から、また名阪スポーツランドに舞台が戻ります。
残り4戦は、Eコース→Cコース→Eコース→Cコースです。
コースの難易度も上がって来ます。
それは望むところですが、車両も進化させねばなりませんね。
当然、ドライバーも同じ様に進化が必要です。

次戦は、6/26(日)近畿ジムカーナミドルシリーズ第5戦@名阪スポーツランドEコースです。

モータースポーツクラブ奈良HP

コペンの走りを是非見に来て下さいね♪

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◆おまけ

今回は、姫路セントラルパークの園内で行われるという事で、入園料が千円必要でした。
しかし、お弁当は付いているは、飲み物も付いているは、抽選会の商品もナカナカの品揃えで、雨は降ったとは言え、とても一日楽しめたイベントでした。


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主催者の皆様、どうもありがとうございましたm(__)m

「姫路セントラルパーク ジムカーナシリーズ」は、とても気軽に参加出来て、ジムカーナの基礎を学べるイベントだと思います。
その上、大自然の中、環境がとてもよろしい^o^)
帰りに、サファリにも行けたりします!
ジェットコースターもあるよ(笑)

是非ご参加を!(主催者に代わり)↓↓↓


パークスケジュール[イベント・NEWS]|サファリリゾート姫路セントラルパーク


この記事を書いたライター

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いじって走れる企画屋

とのむらゆういち

小学生時代はスーパーカーブーム。大学生から社会人になる就職時はいわゆるバブル時代。100%前向きな、いい時を知る、気持ちだけは永遠の少年。楽しい事をひたすら追い求め、人生を旅している。 19歳からモータースポーツにのめり込み始め、学生の時からジムカーナに参戦。その後、ラリーのナビゲータに転向。ある時期ラリーが仕事になり、パリダカールラリーやWRCにメカニックとして参加。その後クルマ=商品の企画開発が仕事となり、趣味と実益を兼ねて、自らクルマをいじりながら走りながら、企画屋として邁進ちゅう。


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