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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

源氏パイ(ロン)でスラローム? 2016 近畿ジムカーナ ミドルシリーズ 第3戦 参戦レポート(後半)

2016.05.19

前半はこちら 回避すべきはGW渋滞! 2016 近畿ジムカーナ ミドルシリーズ 第3戦 参戦レポート(前半)【ワンダードライビング】

今回のお題(コース図)

それでは、今回のコース図です。 朝会場に到着すると、参加者受付→車検→完熟歩行と進んで行くのですが、その完熟歩行の直前にこのコース図は渡されます。 それから約40分間、とにかく歩いてコースを覚えるのです。

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今回は、ミニサーキットと違って、平たく言えば「広場にパイロンを置いた」コースですので、目標物は基本的にパイロンだけです。 ミニサーキットですと、ある程度はコース通りに走るところもあるので、少し勝手が違います。 スタートからゴールまで一連で覚えようとするとナカナカ大変です。

そこで、各選手色々工夫して覚え込む訳ですが、私の工夫は「大きな固まりに分けて覚える」です。

今回の場合ですと3つのセクターに分けてみました。 コース図中の10番と12番のパイロンを通過する門に見立てて、

・セクター1:スタート→10-12の門を入って13番左回り→10-12の門

・セクター2:門→大回り→8番左回り→門→11番→門

・セクター3:門→スラローム→360°ターン(左右どちら回りでも可)→ゴール

これで少し気が楽になります。 コースに迷っていては、秒を争う土俵に登れませんので、出来るだけその迷う要素を排除します。 ちなみに、今回はチャンピオンシリーズと同時開催ですが、チャンピオンシリーズのコースは!?と言うと、15番のパイロンが360°ターンになっています(左右どちら回りでも可) それだけと言えばそれだけですが、難易度は確実に上がっていますネ。

コース攻略法

私の場合は、学生の時分から狭い駐車場にパイロン並べて練習していましたので、パイロンターン=サイドターンと、ついつい思ってしまうのですが、冷静にコースを見る必要があります。

今回の場合、敷地面積の割にパイロンは少なめで、歩いてみるとパイロンターン入口も出口も十分に広いのです。 すなわちパイロンをクリッピングポイントに見立てたアウト・イン・アウト等のライン取りが十分に出来るという事です。 特にCVTで非力な軽自動車としては、スムーズな走行ラインで速度を高く保つのが、タイムを稼ぐには有効と判断しました。

今回のキーワードは「減速は逆方向の加速」(= 突っ込み過ぎはタイムロス) 減速は進行方向に対してマイナスの加速度ですね。 パイロン目指して突入して、反対方向に加速する、180°以上のターンに関して、減速は反対方向に加速している事になります! その点を念頭に置いた上で、ギリギリまでブレーキを我慢してぇ~みたいな「根性」で走るのは止めときましょう。 タイムが上乗せされる可能性はかなり低い。

おまけに路面も滑り易い=止まり難い。ってな事を自分に言い聞かせます。 しかしながら、結果的に、1コーナー(13番パイロン)はどうしても突っ込み過ぎてしまいました (恐らく1突込み=0.5秒くらいのロス) チャンピオン戦と併催の場合、チャンピオン戦から走行が始まりますので、今回は余裕があります!

ゼッケンは64番です。 自分で組み立てた攻略法と、チャンピオン戦の選手の走りを見ながら、走りの組み立ての更なる熟成が可能です。 あそこは滑りやすいから突っ込み過ぎに注意とか、あそこはこう走ったら速そうとか、イメージを具体化するにはとても助かります。 何時もは一桁台のゼッケンなので、とてもあわただしいのです。 ま、本来はいつ何時走ろうが、同じ走りが出来るのが理想ですが。

デモ走行

そんな訳で、今回はデモ走行を見るにも余裕です。 全日本選手のランサーでの走りです! クルマの格の違いと、走り方の違いで、参考になり難いのですが・・・ 全日本選手のテクニックと、ジムカーナ用に正しくチューニングされた車両の素晴らしい走りをご覧下さい!

こんな風に走れたら、見てる方も、走っている方も、タイム的にも、全部気持ち良いデスよね♪ エンターテイメント性があります(^^ コペンでも、目指せ「リトルモンスター」でがんばりたいですね!

気持ちい良いぃからの~記憶が飛んだ、走行1本目

今回のATクラスは4台の参加でした。 何時ものメンバーが主催者側でオフィシャルやったりと言う事で、残念ながら少々寂しい台数です。 キングのプリウス、いぶし銀のフィット、女性ドライバーのフィット、そして私のコペンでの競争です。

スタートから5→7番パイロンを右手にかすめて、13番パイロンを左にクルっと、ロス無く素早く回るイメージですが、突っ込み過ぎからの立ち上がりもたつき(おそらく電子スロットルさんが思う様に開いてくれない)で早速やらかした感を持ちながら、9→8→10番パイロンまで8番をクリッピングポイントに速度を乗せながら大きく回ります。

ま、ここは何とかなったかな!?と、少し気持ちが立て治りマス。 13番の左ターンは下りながらのターンなので、突っ込み過ぎによるアンダーステアは厳禁です。タイムロスが大きくなってしまいます。そこそこ何とかクリア出来たかな!?という感じで、大回りの自分で決めたセクター2に突入。

セクター2は速度を乗せる事が最重要項目。 速度を乗せながら上手く14番を右手にかすめて(かすめたつもり・・・)右に大きく大旋回! 速度を乗せた定常円旋回はコペンの最も得意とするところですので、ここはとにかく勝負どころとアクセルを踏みます! 6番パイロンを過ぎる辺りからリヤが程良く流れ始め、ステアリングが真っ直ぐな状態(ゼロカウンターとカッコ良く言ってみたり)で気持ち良く速度を乗せながら旋回。

おぉぉ新型コペンでも、CVTでもこんな走り出来るよね~とご満悦! と、悦に入って我に返った次の瞬間、8番パイロンを左に270°しなければならないのですが、目の前が広く開けている事に戸惑い、 「次どう走るんだっけ!?」

記憶喪失になりました

ミスコースにこそなりませんでしたが、8番パイロンに向かって蛇行しておりました・・・

8番パイロン直前で記憶を取り戻しました

その後はロス無く走ったつもりでゴール! ま、タイムはダメなのは分かっておりましたが、一応チェック。 キングのプリウスがパイロンお触りで沈んでおり、2番手に着けてはいましたが、トップのいぶし銀フィットからは2秒以上離されておりました。 その走りがこちら。 恥ずかしい迷走部分は死角に入って見えていません・・・消えてからナカナカ出てきませんが(笑)

主催者もパイロンの色を分ける等、工夫してくれていたにも係わらず、1本目意外とミスコースする選手が多かったのです。 今回は運営上、ミドルシリーズも2本できっちり勝負! 練習走行も、上位決定戦のスーパーラップもありません。 気合を入れて、お昼休みの完熟歩行に!

それでも突っ込み過ぎた最初のターン 走行2本目

目標はコースをきっちり走って、2秒以上上げる事。これが目標。 各コーナーの侵入位置と、速度のイメージ、こことあそこでこうやって2秒以上上げる皮算用。 その通りに走る=自分の走りをする。 それに専念。 結果は自ずと付いて来る。

ま、それでも気合入って最初のターンは突っ込み過ぎてしまいました・・・ それを差し引いても、1位と2位には遠く離されている結果ですね。 未だ未だ、ドライバーとクルマの熟成が必要です!

一応、9割くらいは自分の走りが出来たので、そこは満足なのですが、 出来ていない部分については次戦には修正要ですね。 突っ込み過ぎで0.5秒 もっとスムーズなライン取りで0.5秒 タイヤの縦のグリップ力をもっと有効に使う(舵角を少ない走りに持って行く)で1秒 すると、後2秒は上げられるって事ですね! ・・・

そしたら2位には喰い込める、先ずは2位ゲットが目標

次戦に向けて

次戦は、5/29(日)姫路セントラルパークです。 (今度も駐車場です)

今度こそ、コテコテのパイロンコースです。 姫路マイスターが居る程のコースです。 前回走ったのは、コルトに乗っていた頃に、ミドルシリーズで走った2009年以来、7年振り その時は、スーパーラップで正にスーパーなタイムを出したにも係わらずパイロンタッチで撃沈

レザルト(pdf)

という思い出がよみがえりました・・・ (ちなみにこの時同じクラスで走っていた面々で既に全日本選手になっている人もいますね~月日は流れるものです)

今回の反省を活かして、次戦きっちりと走りたいと思います! 家族と共に姫路セントラルパークでお遊びする前に、ちょっと観戦なんてどうですか!?

おまけ

その1 image003.jpg ハッピーターンに加えて、(源氏)パイ(ロン)も登場しました(笑) ちょっと無理あり・・・

その2 image005.jpg 奥伊吹名物・・・奥伊吹観光株式会社が提供してくれます、昼食のカレーと、イチゴシェイク! これが美味いぃぃ^^)

【Amazon】三立製菓 ミニ源氏パイ 40g×8袋 ¥ 600-

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この記事を書いたライター

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いじって走れる企画屋

とのむらゆういち

小学生時代はスーパーカーブーム。大学生から社会人になる就職時はいわゆるバブル時代。100%前向きな、いい時を知る、気持ちだけは永遠の少年。楽しい事をひたすら追い求め、人生を旅している。 19歳からモータースポーツにのめり込み始め、学生の時からジムカーナに参戦。その後、ラリーのナビゲータに転向。ある時期ラリーが仕事になり、パリダカールラリーやWRCにメカニックとして参加。その後クルマ=商品の企画開発が仕事となり、趣味と実益を兼ねて、自らクルマをいじりながら走りながら、企画屋として邁進ちゅう。


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