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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

デザインと走りの両立。新型 Audi TTS Coupe 2.0TFSI quattro 試乗レポート

2015.12.14

ワンドラの隠れた人気記事は Audi TT RSクーペ試乗レポート。

アラ、丸くてかわいらしい!? Audi TT RS クーペ高速試乗レポート(1)【ワンダードライビング】

Audi TTが新型となり、TTSがデビュー。果たしてその実力はいかに?

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デザインの変遷

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Audi TTといえば、その車両性能のうちに「デザイン力」が含まれているといっても過言ではないほど、デザインが特徴的です。今回3代目となるTTですが、デザインは基本的に軸は一緒でそれぞれ表現してきたといいます。

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円、ウェーブ、そして交差。

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第三世代では水平方向を意識した初代へと立ち返っています。

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個人的に特に特徴的だと思うのはCピラー、水平基調のデザインを強調するために初代と同じく改めてここにラインが入っています。2代目はここがなかったので結構ポワっとした印象でした。

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丸いなかにも際立つシャープなライン、エッジ。今回のTTが新型R8と同じく、際立っている点です。

嵐の中の試乗

通称雨男、ノマウェザーと恐れられる私が試乗にきたこの日は冬の嵐ともいえる豪雨と台風のような強風にさらされ、コンディションとしては最悪。しかしAudiいわく「クワトロ・ウェザー」といい、このような厳しい環境でも最適な駆動配分で的確に路面をつかむクワトロを体感するいい環境といいます。

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試乗コース上には豪雨と強風で叩き落とされた葉、枝で路面が覆われ、本来の路面コンタクトはナシ。まるで雪上のようにスリッパリーな路面で、非常に神経を使うことになります。

Audiの人も「アウディが誇るクワトロといえども、タイヤグリップの限界は超えられませんから、御注意を」とのこと。

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路面を探りながら、おそるおそろ試乗スタートです。

速く、操作しやすく、乗り心地がよい

エンジンをかけると野太いエキゾーストノートが響き、その気にさせます。エンジンは2.0Lエンジンながらもノーマルが230馬力に対し、286馬力と相当なパワーアップ。ブーストが立ち上がるのは高回転側と予想しましたが、実際には最大トルクは1800-5200回転で発生するために全域パワフル、ありがちなレスポンスの悪化、ターボラグは感じません。

シフトノブをひくと、DモードからSモードに変更可能、より鋭い加速ができるようになります。

乗り味は軽快そのもの、先代TT RSにあったハードな乗り心地はなく、乗り心地はマイルド&スムース。快適です。

ワインディングに入るとクイックなステアリングで、ハンドルを持ちかえることなく運転が可能。Dカットシェイプだけにタイトコーナーで持ちかえると違和感を感じてしまうのですが、それがありません。これはステアリングレシオだけではなく、ホイールベースが2505mmと比較的短く、また最小回転半径が4.9mと小さく小回りもきくところからきているようです。

そのためこの悪路となったせまい峠でもラクラク運転。安心して走れます。

クワトロの威力

Audiが導き出した 4WDの理想像 quattro® > Audi Japan

TTSに採用されるquattro、後輪への駆動力伝達に電子制御の多板クラッチを使った第5世代システム、今回のような滑りやすい路面でのコーナリングはかなりアクティブに駆動力を制御していたようです。

ハンドルを切りこむと通常はフロントが逃げ気味になる、つまりアンダーがでるところをヨーモーメントを発生するためによりフロントの駆動を制限し、後輪側に駆動をかけ、さらにはイン側のブレーキを軽くつまんで電子制御LSDのような動きもあったように感じました。

これにより意図するクルマの動きがでてきて、とても軽快、そして爽快でした。これなら滑りやすい路面でも怖くないです。雪上や氷上でこのquattroを試したくなるオーナーの気持ちも分かりますね。

地味に効いている軽量ボディ

実はなによりも感心したのは、軽量化。ノーマルのTT(2WD)では同じグレードで 1280kgから1230kgへと-50kgも軽量化しており、このTTSも280馬力の4WDとしては1410kgと、衝突安全対応・安全装備や快適装備が充実している現代車としては異例の軽さです。

さらにサスペンションセッティングを動的に変化させることができるマグネティックライド、これが乗り心地と操安性の両面に効いています。

そもそも軽い車体なのでハードなスプリングも不要、ダンパーも無理に引き締めなくともしなやかにしておき、イザというときだけ締めあげればOK。そういったことからハンドリングと乗り心地、トラクションに寄与しているのでしょうね。

長距離ドライブ、例えば鈴鹿サーキットへのF1観戦で往復するといった場面でも楽しく、ワクワク走ることができそうです。

注文があるとすると?

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あらゆる面で相変わらず出来のよいAudi TTSですが、唯一気になったのはこのアルミホイールのデザイン。あまり似合ってないような感じがしました。ここはRS系の極太5スポークがやっぱり似合うなと思った次第。

タイヤはコンチスポーツコンタクト5、最新のスポーツラジアル。雨の日でも安心でした。

そしてこの後、Audi RS3の試乗へと移ります。

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(Audi RS3編へつづく)

試乗車スペック

Audi TTS Coupe 2.0TFSI quattro

全長x全幅x全高 4190x1830x1370mm
ホイールベース 2505mm
車両重量 1410kg

最小回転半径 4.9m
JC08モード 14.9km

エンジン型式 CJX
排気量 1984cc 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー(気筒あたり4バルブ)
圧縮比 9.6
ボアxストローク 82.5x92.8mm
最高出力 210kW(286ps)/5300-6200rpm
最大トルク 380Nm(38.8kgm)/1800-5200rpm

トランスミッション 6速Sトロニック
タイヤ 245/40R18

車両本体価格 7,680,000円

・試乗車オプション装備

オプションカラー(デイトナグレーPE)
アシスタンスパッケージアドバンスト
スペシャルオプション(受注生産) ファインナッパレザーSロゴ・エクステンデッドレザーパッケージ

試乗車価格 8,295,000円


この記事を書いたライター

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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