はじめてのツーリングカーレース・ジュニアクラス初参戦レポート
2015.09.15(これまでのあらすじ) 度重なるオヤジの失態に愛想を尽かした子供は、次回タミヤグランプリには単独、ジュニアクラスに参戦することにした。親子の絆崩壊! RC親子グランプリ タミヤRCカーGP参加レポート【ワンダードライビング】
今回は初ツーリングカーとなるTT-02での参戦。組み立てがギリギリ、練習なしのぶっつけ本番だが果たしてレースはどうなるのか?
ボディ塗装
台風による長雨が続き塗装ができず、台風一過の晴天でギリギリ塗装を完了。
2色塗りするのでマスキング。
まず蛍光グリーンで塗装。
マスキングを剥がして今度は白を塗装、裏打ちを兼ねてます。
表面のコーティングを剥がして、塗装完了。
ステッカーは会場で貼ることにします。
ピット
今回はいつもピットにお邪魔している親子が出張のためお休み、我々ソロ参戦でイステーブル持ち込みで参加です。
一番最後だったので空きスペースが余りなく、「お隣、いいですか?」と声をかけたところたまたまFB仲間の「チームスバル」の方でした。親切にしていただき、ありがとうございます!
チームスバルの方と記念撮影。2台ともコンデレ受賞の力作、すべてマスキングをして重ね塗りをしたという手間のかかり方です。凄い。
今回のピットは初導入、折り畳み式カートを横倒しにしてテーブルにするという荒技。テーマは
・いかに小さく
・いかに貧相に(笑)
でした。
本当はベニヤ板を上にのせる予定だったのですが、クルマに忘れてしまいました。しかし丁度カートの補強用のリブの凹みがパーツ入れに丁度良く、これはこれで意外と使えます。
床に近いのでパーツボックスにも手が届きやすく、作業はしやすかったです。それにスペースがミニマムで済んだのも良いところ。
収納はRCが縦長なのではみでますけど、運搬には問題ありません。バギーだともしかしたらピッタリ収まるかも。
練習走行
「今日はね、練習だよ。全然緊張してないよ」
と珍しくお気楽な様子。というのも初ツーリングカー、初カーペット走行なのでそもそも最初からレースというよりも、車と路面に慣れましょうという段階。親もツーリングカー初めてなので、セッティングがどうなのか不安。事前のシェイクダウンではかなりアンダー傾向だったのですが、果たして。
走らせてみると「まきまき」。いわゆるグリップしないでインに巻き込んでいく、オーバーステアが強い状況です。
そのためイン側のパイロン、はては黒い木の壁に激突すること多数、かなりてこずっている様子。
予選1本目走行
ステッカーをつけて多少車っぽくしてからいよいよ予選1本目です。ワンドラ名物、車載カメラがありませんね、いやよく見て下さい。
今回はなんと車内カメラ、インカービデオです。GoPro4 Sessionは真四角でコンパクトなのでルーフに貼りつけるとなんとピッタリ。両面テープで床面を、上からさらにテープで補強してガッチリ固定。かなり重心が高くなり子供からはブーブー、かなりクレームがきますけど、映像にはかえられません。
さあ予選一回目、巻き巻きなクルマで走りにくそうです。最終コーナーではインによりすぎて、壁に何度も激突、ついにはロアアームが外れてしまいました。
これによりドッグボーンも脱落、3輪駆動車になった上、直進性も悪いし、コーナーも思うように曲がりません。そのためズルズルと順位下げてしまいます。
さらにクラッシュに巻き込まれて左のドッグボーンが脱落。簡単になくなっちゃうものなのですね、ドッグボーン・・・
「落し物」コーナーにいくとドッグボーンにカップとたくさん落ちてます。どれが誰のかもはや分からない、カーシェアならぬドッグボーンシェア状態。適当に2本もらってきました。
とりあえず修理完了。そして子供お待ちかねの・・・フリータイム!
おっと、そうは問屋は卸しません、ちゃんと女子グランプリ、きっしぃ選手の走りをチェックしてからお昼休みです。真剣な女子は美しい。
ゲーセンで遊ぶ
おとなりの東京レジャーランド、昔やってたOUTRUNはあるかなとみると、あった!
ということで、OUTRUN2人共同プレイをやります。ぶつかるか、コースが代わるとドライバーチェンジするというもの。というかどんだけ運転好きなんだ、この親子。
ちなみにOUTRUNは大好きで、ちょうどお台場に来るBGMはOUTRUNにしていたくらい。今回子供は初OUTRUNだったのですが、オリジナルBGMは3曲とも知っていて、
「やっぱ MAGICAL SOUND SHOWERだよね」
と選びました。
さすがに二人プレイだとなかなかゴールできなかったので、後で自分だけでシングルプレイ。
一番簡単なコースでしたけど、ゴールしないとね~
滝博士のRC講座
RC界のレジェンド、滝博士の今回のRC講座はモーターとバッテリーについて。昔懐かしいラクダ型バッテリーから、最新のLFまで解説。そしてモーターは懐かしいブラックモーター、テクニゴールドからブラシレスまで紹介。
モーターの性能表の見方が今まで全然分からなかったのですが、
滝博士「無負荷状態で回転させて、止まるまで手でぎゅっとおさえいったのが性能グラフ」
とのこと。なるほど、だからトルクが横軸だったのですね。
そして効率グラフをみて、ギア比を決めるといいとのこと。
なので、電気の流れと駆動を考えると、
バッテリー⇒(電線)⇒アンプ⇒(電線)⇒モーター⇒ギア⇒タイヤ
となるので、この流れが一番高効率になるように調整するのがいいそうです。なるほど、いつも勉強になります。
そしてやっぱりアシスタントのコジマさん、カワイイですね。
予選2回目
マシントラブルにないた1本目、2回目はどうなるか。
・・・なんと1周目1コーナーでサスペンションがはずれ、まっすぐ走りません。外から見ていてもつらそうな走り、3分の我慢のレースが強いられます。
またもや落し物コーナーからドッグボーン2本、頂いてきました。ドッグボーンシェアです。
さすがに2回とも満足に走れず、悔しそうな表情。
「なんで外れるんだよ~」
とぶつくさいいながらも、手も動かして修理。
ビデオを見てわかったのですが、マシンが巻き巻きでインの壁にぶつかって外れるのですから仕方ありません。とはいえロアアームが抜けおちないように、大きめワッシャーを取り付けて脱落対策を施します。
予選1回目15周、予選2回目 17周で決勝レースはBメイン2位スタートとなりました。
決勝レース
さて最後のレースに臨みます。今度はマシントラブルがないといいですね。
スタート後1周目の混乱に巻き込まれますが、その後他の混乱に乗じてトップに躍り出ます。おっそいなーと思っていたマシンがなぜか見違えるように速い、それもそのはずはじめて4輪駆動で走っていたからでしょうか。まきまきのタイヤも数周するとグリップを発揮してか、安定してきます。
最終周に横転を喫しますがオフィシャルの迅速なヘルプで復帰。後続を引き離していたこともあり無事にゴール、Bメイン優勝です。
表彰式
美女に囲まれてウハウハな表彰台。
嬉しい楯もらいました。
これが初ツーリングカー、初カーペット、マシン初走行だったわりには大健闘でしょう。Aメインで優勝するのは大変でしょうけど、練習次第。巻き巻きのマシンのセッティングをきちんと合わせて、カーペット路面で練習、走り込みをしたいです。
親子ペア復活!?
すっかり御機嫌になった息子。次はどうする? ときいたところ、
子供「ん~、そうだね、また親子GPにでてもいいよ」
とのこと。なんと親子ペア復活の兆しです。
子供「でもね、わかってるよね。お父さんがしっかりしないと優勝できないんだからね。もっと練習して!」
・・・はい。完全にチーム監督は息子の方です。
親子GPのマシンはツーリング、バギーのどちらでも出場可能ですが、今回の流れを受けてツーリングの方向で行きます。横転しにくいのが一番のポイントですね。
次回のタミヤRCカーグランプリは12月13日(日)開催、場所は同じお台場・MEGAWEBです。昨今申し込み者多数で抽選になっているとのこと、人気沸騰中でよいことです。
ぜひ皆様も親子の絆を深めるためにも、ファミリーで参加してみてはいかがでしょうか。娘さんと出られている人もおおくて、男女問わず楽しいですよ!
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