京商が低価格FPVシステムを発表! さらに驚きの体感筺体も!
2017.09.28秋の模型ホビーショーに向けて各社から新製品の発表が相次いでいますが、京商から新時代の幕開けを予感させる製品の発表があったのでお話を聞いてきました。
より身近になったFPVシステム
まずはこちら、京商オンボードモニター。
マシンに搭載するカメラユニットと、そこから送信された映像を映し出すモニターのセットです。モニターを送信機に固定するカプラーも同梱されます。
ドローンシーンではすでに実用化されている「FPV」。
FPVとは?First Person View の略称で、直訳すると主観視点(でいいのかな?)。まるでマシンに搭乗しているような視点のこと
カメラをコックピット部分に装着することで、モニターを見ながら実際にマシンに乗っているような視点で操縦できます。
カメラユニットは小型軽量なので、ドローンレーサーや1/10スケールはもちろん、1/27スケールR/Cカー、ミニッツシリーズにも搭載可能。
ミニッツへの搭載例。
電源はミニッツ用変換コネクターを介して車体から供給されます。
静止画の撮影や動画の録画も可能。モニターの取り付け方法の自由度を高める画像の上下反転機能も搭載していますよ。
そのモニターは付属のカプラーで送信機に付けて使えます。
ドローンレーサーへの搭載例。
送信機への取り付けはこんな感じ
一見、いつものドローンレーサーの機体のようですが、ノーズの部分を見ると......
カメラが搭載されていました。重さ12グラムほどなので飛行に与える影響は微少とのこと。カメラユニットを搭載しても機体総重量は200グラム以下に収まるので、航空法の規制の適用を受けませんよ。
他にも、同社のロングヒット機種、ブリザードへの装着例が。
車体側は、
こんな感じ。
使用するバッテリーはドローンレーサーに使われるものと同じ。このへんにも開発目的を見てとることができます。というのも
「もともとドローンレーサーを開発している時から、FPVシステムも出そうという事は決まっていたんです。ドローンレーサー発売からもうすぐ1年。ドローンレーサーの発展型提案として発表する事になりました。」(京商 プロジェクトリーダー石川博義さん)
とのこと。
映像の送信には免許不要の2.4GHz帯電波を使用。Wi-FiやBluetoothでもおなじみの電波帯ですね。
「アマチュア無線免許の必要な5.8GHz帯を使うことは最初から想定していませんでした。あくまでユーザーが手軽に始められるように、2.4GHz帯だけで運用しようと考えていたので。画質やフレーム数のバランスも充分満足してもらえると思います」
気になるメーカー標準価格はなんとフルセットで14,000円(税抜)!
ドローンレーサーユーザーならすぐに搭載できるバッテリーレスセットは11,000円(税抜)で発売予定とのこと。
模型ホビーショーでは試乗(?)体験も可能とのことで、会場でぜひ手にとって見てほしいです。
RCは「見る」から「乗る」の時代へ!
そしてもうひとつすごいシステムが参考出品されます、それが京商RCライドオンシステム 4Dエクスペリエンス。
FPVシステムからの映像に加え、車載された各種センサーが車体の振動や揺れ、傾きを感知し、ドライバーの搭乗した筺体を動かすというリアルをバーチャル体験するシステム。
なにはともあれPVをご覧ください。
今回は参考出品ということですが、入場者の反応次第では次なる展開が待っているかも?
実はこちらのライドオンシステムも模型ホビーショーの京商ブースに展示され、なんと体験乗車も可能とのこと!
詳しくはメーカーサイトをご覧ください。
この週末は模型ホビーショーへ。京商ブースに遊びに行ってみては?
第57回模型ホビーショーは9/30(土)~10/1(日)の二日間、東京ビッグサイトにて開催されます。
入場料1000円。中学生以下は無料です。
詳しくは主催者のウェブサイトをご覧ください。