1Lダウンサイジングターボ搭載、新型Audi A1発表
2015.05.18ダウンサイジングターボといえば、Audiがその先鞭をつけて今も独走中。どこまで小さくなるんだ、と驚くほどですが、今回Audi A1に新ダウンサイジングエンジンが搭載されました。
新型Audi A1
ハイライトはこの3気筒 1000ccターボエンジン。スペックは 160Nm(16.3kgm)とトルクは1.6Lレベル。馬力は 70kw(95馬力)にとどまりますが、ワイドなギアレンジが特徴の7速Sトロニックと組み合せられるために、効率よくスピードをのせていけることでしょう。
もうひとつのダウンサイジングターボの特徴はエンジンが軽量のため、車両重量が軽くなること。従来1200kgあった車重が1120kgまで軽量化、これもエンジンのトルクとあいまって軽快な走りに貢献することでしょう。
それでいて燃費は22.9km/Lと高効率。お財布にも優しいです。
気になる3気筒エンジンの振動ですが、最近はアイドリングストップ機能がついており、信号待ちではエンジンが止まるために昔ほどセンシティブになる必要はありません。
高いAudiクオリティにもかかわらず、お値打ち価格。なんと249万円から。
インテリアも落ち着いた、フォーマルな印象。そういうコンパクトが欲しい人にとっては有力な候補です。
なぜコンパクトカーが必要なのか?
簡単にいうと、日本の道は狭いんです。これはもう厳然とした事実。にもかかわらず、クルマはこの20年で幅広く、高くなってしまいました。
物理サイズが大きくなれば、取り回しには苦労するもの。いくらパワステがよくなってハンドルを軽く切れるといっても、狭い駐車場では小さな車の方が気楽です。そういう意味でちょっとしたおでかけ、買い物、そしてドライブに最適なのはコンパクトカーなのです。
私が横幅1700mm(5ナンバーサイズ)前後、全長4m以下にこだわるのはその点。このサイズなら時間貸し駐車場も、コンビニ駐車場も、ロードサイドのパーキングメーターでも楽々です。切り替えしもUターンも1回で決まるし、街中をいくならコンパクトが最高。
道端ジェシカさんは3姉妹の中で一人だけ免許をもっていて、もし姉妹3人でドライブにいくならこういったコンパクトカーがいい、と言ってました。そうなんです、買い物やドライブは女性の得意とするところ。
一方普通のコンパクトカーだとどうしてもカジュアルなイメージが強く、フォーマルな場面では出すのがなかなか難しい側面もありました。
ですが、このAudi A1はフォーマルな印象で、ドレスでホテルに乗りつけるのもお似合いです。道端さんのイメージにピッタリですね。