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タミヤフェア2014レポート(2) オータムカップ篇 #mini4wd

2014.11.24

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タミヤフェア2014レポート(1) 新製品紹介篇 #mini4wd【ワンダードライビング】

の続き。今回は同時開催されたミニ四駆オータムカップ静岡大会の参加レポートです。

一日目

愛媛に続いて二戦目となるオータムカップ静岡大会。使うコースはこちらの「かっとびウイングサーキット」。ステージに向かって手前と奥の二面設置での進行です。

今回もジャパンカップで使ったものとほぼ同じVSシャーシのダイナホークを使います。25mm径のタイヤを超速ギヤとHD2、アルカリ電池で回す構成。

これがジャパンカップ2014岡山大会入賞マシン! 徹底分析 #mini4wd【ワンダードライビング】

改良といえば一点、リヤマスダンのみ提灯構造へ変更しました。ジャンプ姿勢が鼻下がり気味になりやすいリヤ提灯で、スロープ飛び込みを少しでも低く抑える作戦。

実はこのマシン、去る10/26神奈川県のトレッサ横浜で行われたジュニアカップのオマケレース、くまモンワンメイクにてボディを載せ替え「かっとびウイングサーキット」を経験済み。

トレッサでの結果から33秒で予選は安パイ優勝狙って32秒台!...とタカをくくっていたのですが、この日のレースは30秒はザラ、29秒台も居るという別次元。フリー走行祭りと化した愛媛大会で研究が進んだというウワサ通りのスピード祭り。
本コース最大の難所と目されていた登りスロープ3/4ストレート着地も速度域からは信じられない完走率でクリアしていきます。むしろ速すぎて下りスロープのコースアウトが目立つくらい。

スロープ3/4を秒6.6?はは、ウソでしょ。

なんとなく、この現状に素直に乗っかる自信が無い。
釈然としない気持ちでコースをよく眺めると...なるほど、今日はコースの設置がずいぶん奇麗で逆段差がいつもより低めになっている気がします。



公式大会のコースは逆走防止に、セクション毎に進行方向前側を少し高く設置して段差をつける通称逆段差なるものがあるのですが、逆段差はようは小ジャンプ。低くなる程ロスが減り、マシンは安定し、ブレーキは効きやすくなるのでコースアウトリスクも減り、ますますタイムが速くなる...という好循環が生まれます。

とりあえずトレッサの時のままでも32秒台には確実に乗りそうだし、走ってみない事にはこれ以上はわからないので様子見でそのまま置いて見ることに。

結果は31.5秒で一次予選突破。何も変えていなくても2秒も速い。コースの設置差って...凄い。スロープもまだまだ余裕がありそう。

速度アップでブレーキの変更は最後の手段、というのがワンチャンレースでの自分なりの運用方法なので、二次予選はモーターをより回るHD2へ変更して-1秒短縮し、30.6秒で決勝参加券をゲット。

しかし、準々決勝は今まで走っていない奥側のコースでの走行となり、ブレーキの効き具合の差からか31.5秒へタイムを落としスピード負けで一日目は終了。オータムカップでも相変わらず悩ましいコースの差...つらい。

二日目

一日目の結果より、基本的にセッティングは良い線は行っているので二日目もモーター&電池の大変更はせず、各部の微調整であと0.5秒稼ぐことに。旅館に戻ってチームメンバーと作戦会議し...

・ローラーはフェンスに喰わせなくても良さそう
・速度域が高くマシン負荷が大きいので、駆動系はいつもよりトルク伝達を意識した方が速そう

という結論から、

・フロントローラーを食いつきの良いもの(黒)からエッジが育っておらず滑りの良いもの(赤)へ変更

・ギアを全て新品へ替え、スパー-ベアリング間に絶縁ワッシャー×2、クラウン-シャーシ間に小ワッシャー×1、カウンター-シャーシ間に絶縁黒ワッシャー×1小ワッシャー×1を挿入してキツめにガタ詰め

この突貫工事は正解か否か?
結果は奥のコースで30.5秒と昨日より1秒短縮。ギアのガタ詰めは正解、効果絶大だ!

でも5位!!??(エェェェ

そりゃタイムアップしているのは何も自分だけじゃないわけで。組み合わせ運も悪かった感じはしますが、いよいよ万策尽きた感あり。

抽選枠が当たり全く同じセッティングで走って二次予選まではコマを進めたもののその先は有効な手が打てず、二次予選はなんとか30秒フラットまでタイムを上げたものの鼻差で負けてレース終了ーーー。負ける時はいつも僅差、まさに群雄割拠。あらためてミニ四レーサーのレベルの高さを思い知らされた二日間となりました。


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イラストレーター

藤井アシオ

フリーのイラストレーター。デザイナーとしての業務も請け負う関係でチームDTのメンバーに所属中。元エンジニア出の設計中毒者で、模型歴28年を超える筋金入りのホビーマニアでもある。ミニ四駆歴も相当に長く、知識と技術をフル活用した精度の高いマシン作りが得意。


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