ミニ四駆ジャパンカップ2014ファイナル・メディアレース走行マシン詳細
2014.10.28堅実な戦略でなんとか準優勝をもぎとったマシン。詳細をみてみます。
詳細写真
左右非対称セッティング
基本は2年前から熟成を重ねているマシンでサイドマスダンはネジ式からネジ山の少ないタイプへ変更、リアは東北ダンパーによる制振とオーソドックスな作り。
フロントはハードタイヤで跳ねを抑え、リアはグリップ重視でゴムタイヤです。今回ホイール破損を恐れて新品カーボンホイールに変更、抜け予防に72mmシャフトで貫通させて使っています。
これがジャパンカップ2013ファイナル・メディアレース優勝マシン! 徹底分析 #mini4wd【ワンダードライビング】
今回の最大の特徴はフロントダブル、リアシングルのローラーセッティング。
フロントは19mmゴムリング付ローラーで、スラスト角も大きめ。グリップ力を高めるとともに、このスラスト角とゴムリングによりブレーキ効果を狙っています。
リアはゴム付12-13mmダブルアルミ、こちらは安定性を高めるのと同時に同じくブレーキ効果を狙って上のスタビにはゴムを装着。
ロールしたときにゴムスタビが壁面に接地し、ひきずることでブレーキとなります。
これはスーパーグライドバンク30やフジヤマチェンジャーの入り口での右側壁面での減速効果を期待しています。
実際に機能したかは謎ですが、ゴムスタビが削れているのでどこかで接地したのは間違いないようです。
今回このような非対称セッティングにした大きな理由はこのコース、ほとんど右コーナーばかりで左コーナーは数えるほどしかなく、左コーナーで減速したとしてもさほど不利にはならないだろうと読みました。
モーターはアンパイを狙ってトルクを使いましたが、ブレーキが強力でフジヤマチェンジャーをベタベタに走行可能だったことから、もっと速度をあげていい余地があります。
さらに右後ろのゴムスタビをさらに高くし、フジヤマチェンジャーでのみ効くブレーキとして機能させるなど、さらに発展させることも可能かと。
通常スタビ、ローラーは30mmビスを使うのですが、今回は安定性を高めるために40mmビスを使って組んでみました。実際にはちょっと高い印象ですが、全体的に高めの傾向です。
トレンド的にはヒゲのようなカーボン削り出しのスタビを使うのが流行っていますが、加工技術が追いつかず...
昨今のトレンドはぜひこちらの記事でどうぞ。
これがジャパンカップ2014岡山大会入賞マシン! 徹底分析 #mini4wd【ワンダードライビング】
優勝マシン
優勝したOK Wave 渡瀬選手のマシン詳細はこちら。
勝てる!ミニ四駆 ー 2014ジャパンカップ メディアレース優勝セッティング紹介|OKGuide[OKガイド]リヤは単純な構成ですが、特筆すべきは右側にそびえ立つフジヤマブレーキ。実はこれ、ワンダードライビングさんの以下の記事を参考に真似させてもらいました。
これがジャパンカップ2014岡山大会入賞マシン! 徹底分析 #mini4wd【ワンダードライビング】
家に転がっていたホイールスタビをピンに固定してブレーキを貼った実に簡単な実装です。
ワンドラの過去記事...参考になりますよ。
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