第4回「ミニ四駆部」企業対抗戦〜2014春の陣〜参戦レポート(2) 団体戦編 #mini4wd
2014.04.15企業紹介・コンデレ編の続き。
メインレースは企業対抗戦の名物ともいえる団体戦から。
団体戦とは
<団体戦ルール>
・1レース2チームのタイマン戦。
・1チーム2名の団体戦で1名あたり5週、合計10週を競い早くゴールしたチームが勝者となる。
・走者の引き継ぎは「ダブルハイタッチ方式」。アピール度が高いと判定されればボーナスポイント追加。
・勝者2ポイント、完走1ポイント、コースアウト0ポイント、ハイタッチボーナス1ポイント。
・ブロック別の総当たり戦で1チームあたり3レース行い、合計ポイントで総合順位を競う。
ポイントレースは完走優先というのはミニ四駆では常識ですが、企業対抗戦はハイタッチボーナスまであるのでなおのこと。
さらに今回のレース回数はわずか3回。
仮に全戦完走負けでもきっちりボーナスを取れば6pなので、裏を返せば一度でもコースアウトすると自力優勝はほぼ不可能に...。
そんなシビアなレースをさらに難しくする予感濃厚なバーニング&コーナー即テーブルトップのレイアウト。
一見スピードを出せそうに見えるのですが、ジャンプ直前にバーニングLCが待っている影響でコースによってスロープの離陸速度が大きく変わってしまい、周回毎の着地位置ズレに足元をすくわれやすい結構難儀なレイアウトです。
新橋TPFの特徴であるハーフスロープはイレギュラーが多く飛び越し狙いはポイントレースではリスクにリターンが見合いません。
今回、社長と私、そして助手1の三人でエントリーしていたチームDT。
練習走行の様子から、ぶっ飛び仕様ながら完走率の悪い私のマシンは今回は控え。
絶対コースアウトしない守りの走りの助手1マシンが先行して繋ぎ...
速度と安定感のまとまりが良い社長のマシン(モーターはアトミックに変更)が後半追い上げる作戦。
なんてったって社長は今年1月の新橋M4チャレンジエキスパートの優勝者。タミヤ公式大会優勝経験者、通称チャンピオンズがやってきたってホームコースで負けるわけにはいかないんです!
レースの模様
いざレースが始まると思っていた通りコースアウト連発の波乱の展開。
チャンピオンズ有する優勝候補筆頭の津止合金工業さんですら気まぐれな新橋スロープに飲み込まれていく...!
それを見てアルカリ電池をさらに垂らしたチームDTは、前回大会で無敵を誇った
「安全に走ってタナボタ狙い。いざとなったらハイタッチを素早く済ませて勝つ」
通称チキンハート戦法に徹底し、
・1回目:相手のCOにより3pゲット
・2回目:速度で負けつつもハイタッチ&ゴーで逆転し相手のCOもあって3pゲット
という絵に描いたようなシナリオで着々とポイントを稼いで1位タイのままレースは最終戦へ。
相手は同じく6Pで並ぶVertexさん。
奇しくも最終戦で優勝候補がぶつかる事実上の決勝戦に。
前のレースを見る限り速度はVertexさんが遥かに上。
このままでは速度負け必至。走者を替えるべきか?
いやしかし同点である以上コースアウトしても結局負ける...
向こうだって安定感は完璧とはいえない。どちらもギリギリなのだ。
今回はあえて守りの走りをチョイスしそのままの走者でいざ、勝負!
第一走者であわやCOしかけたもののギリギリで持ち直したVertexさんは、その後は大きなトラブルもなく快調な走り。速度で負けるDTは得意のハイタッチ&ゴーでなんとか肉薄するもののやや及ばず。完敗です。
レース結果
総合結果は
優勝 Vertex
2位 チームDT
3位 本田技術研究所
入賞した企業の皆さん、おめでとうございます。
ジェントルマンスタート不要論?
そうそう、企業対抗戦の名物はダブルハイタッチともう1つ、ジェントルマンスタートがあります。
女性レーサーにはスタートを遅らせるいわゆるハンディキャップ制で、「男子レーサーたるもの女子には優しく」という趣旨なのです...が。
今回のジェントルメンスタートを見ていて総じて言えるのは
「女性レーサーつよい」
全体の中でもトップクラスの速度で走るRopEarの女性レーサーのように同時スタートしても速度でチギれるだろう強い方ばかりです。
ちなみに、チームDTも女性レーサーが1人いたのですが一回もジェントルマンしてもらえませんでした。
女性相手にも全力で立ち向かってこそレーサー。
それもジェントルマンかもしれませんね。
そろそろか弱い男子に優しくするルールも必要かも?
(続く)