淡麗優美なクーペボディ:Audi R8 Coupe 5.2 FSI quattro試乗レポート(1)
2013.12.14今回試乗したのはAudiのフラッグシップ、2シーターミッドシップスポーツカーである R8のクーペ、5.2L V10エンジン 525馬力を搭載する Audi R8 Coupe 5.2 FSI quattroです。前回試乗したR8は Sypder、しかも限定のGT、ミッションはR-tronicと呼ばれるシングルクラッチの6速。今回はマイナーチェンジし、待望のデュアルクラッチ S-tronic 7速ミッションを搭載しています。
マイナーチェンジに伴って大きく変更された点はありませんが、フロントヘッドライト、リアテールランプがLED化、先進的なデザインに変更されています。
特にフロントヘッドライトはそれまでの動物的の目のイメージだったものが、無機質なSF的イメージに生まれ変わりました。
もしかしたら86/BRZに似ているのを避けたのかも知れません。
サイドビューはR8のデザインアイコンである空気取り入れ口がブラックアウトされ目を引きます。この車両にはオプションでカーボンパネルが装着されていました。
流麗、耽美な佇まいはSpyder同様。
広大なテールゲートの中にはV10 5.2Lエンジンが収まります。テールゲートの後ろのメッシュパネルは電動格納リアスポイラーとして100km/h以上で自動的にせり上がり、空力特性を改善。35km/h以下になると自動格納される他、車室内から手動で上下させることも可能。
テールゲートを開けると奥にV10 FSIエンジンが綺麗におさまっています。シルバー意外の黒く光沢のあるパネルはすべてカーボン。
エンジンをよくみると実は少しだけ左にオフセットされています。これはフロントへとつながるプロペラシャフトを右側に通しているため。左右の重量バランス的には右ハンドルはちょうどいいかも知れません。
そしてエンジンルームを照らすランプはAudi御得意のLED。闇夜でもV10エンジンが煌々と灯されます、ちょっとエロい!
テールゲートの両脇には放熱のためのルーバーがついており、水をかけるとここからジャバジャバエンジンルーム内に水が流れていきます。洗車時注意。ルーバーデザインはガンダムを彷彿とさせ、かなりそそられます。ダンパーがシルバーなのもgood。
トランクはフロントにあり、容量は2名の1泊旅行くらいまで。
機内持ち込み可能なスーツケース1個+アルファくらいなら収納可能。
はみでた分は室内に収納することになります。この点クーペであればシート後ろにちょうどいい棚があるため、Spyderよりも便利かつ中身の出し入れがしやすくなっています。
室内編に続きます。