落ち着きのある室内:アストンマーチン・ヴァンキッシュS 試乗レポート(2)
2013.08.09「▼大英帝国の香り:アストンマーチン・ヴァンキッシュS 試乗レポート(1)【ワンダードライビング】」のつづき。
007御用達の車ですからね、当然内装もしっかりバッチリ。
白い革シートがお出迎え、シート形状からするとレカロでしょうか。このシートの座り心地がまた格別にいんです。
当然のように電動調整式。
ルーフも白、さわり心地はすべすべ。アルカンターラでしょうか。
こちら標準の2シーター仕様、リアはシートがなく物置ですがオプションで 2by2にすることも可能とのこと。
トレイの上から荷物がずりおちないようにストッパーがついている上、収納式のベルトまでついています。これはとても便利そう。こういうところもちょっと飛行機的な発想ですね。
シート後ろの空間を見る限り、本当にミニマム。2by2にしても大人は絶対に入れないですね、007ならそこに美女を押し込んだりするのでしょうけど。
メーターはとてもクラッシックなフォントでとてもシンプルに構成されています。数字は6速セミオートマのギアを表しています。
グローブボックスの中。手前にボールペン置きがあり、しかもLAMY。さらさらっとサインもできますよ。結構仕掛けっぽいのが多いですね、さすがは007。
ドア内張り、こちらも白でとても美しいですね。ドアハンドルはアルミ、スピーカーハウジングも同じ材質のようです。
サイドブレーキはなんとドア側に設置され、一回あげるとロック、もう一回上げてボタンを押しながら下げるとアンロックとちょっと分かりにくい構造ですが、慣れてしまえばなんてことありません。確かランボルギーニも同じ方式なんだとか。
そしてサイドブレーキもシフトノブもないセンターコンソールは大きな固定式カップホルダー x 2と肘掛が。お嬢さん、お茶でもいかがですか、と紅茶が欠かせない英国人ならではのカップホルダーの大きさです。
肘掛の中にはシガライターソケットが収まってます。
ナビは社外のものがついており、これで日本国内の地図もばっちりです。でもこういう車って純正を外すと色々不具合がでそうなもの...
と思ってトランクをみてみると。
なんと純正オーディオがトランクに収まっていました。当然操作はできない、しないのでしょうけど、なかなかにして奇抜です。
上を見上げるとそこには非常停止版と傘が。さすが、雨が降りやすい英国ならでは。日本車もここに傘つけるべきじゃないでしょうか、これだけ雨降るのですし。昔NXクーペにはドアの後ろ側に入れられる専用傘ありましたけどね。
そして謎のバッテリーOFFボタンとコネクタ。用途は不明。
トランク容量は1.5人といったところでしょうか。
明るい室内は女子が映えます。
007といえば、ボンド・ガール。美女は必須ですけど、美女が似合う車ですね、ヴァンキッシュ。
今回、オーナー様の協力を得て試乗させていただきました。ありがとうございました!