ポルシェ・ミュージアム見学レポート【後編】：乗り物文化を体感するドイツ旅行（３）
2013.07.20 寄稿者: のま （元記事）
【前編】のつづき。
ポルシェ・ミュージアム、当然ポルシェづくしですが今回は911だけではなく、レースカーに目を向けてみます。
▼ポルシェ908
FRPで作られたボディは手作り感満載です。
実際のレースカーはこちら。フロントは同じですが、こっちはリアカウルが違いエアインテークがありません。
▼ポルシェ908 LH Coupe
それもそのはず、空気抵抗低減をめざしてリアがむちゃくちゃ伸ばされています。
▼908 Spyder
▼ポルシェ 909 Bergspyder
まるい感じで、リアの２つのフィンが特徴的。実はこれ、左右分割式可変スポイラー。
何やらリンケージがついて角度調整ができるという、これまた凝った作り。参考になりますね（ミニ四駆的に）。
▼ポルシェ935
ボンネットに埋め込まれたサイドミラー、ホイールから放熱するためのフィン＆カバー、でかいリアウィングとこれまた空力を考えられたマシン。みんな大好きですよね。
▼ポルシェ924 GTP Le Mans
珍しいFRポルシェ。活躍してた頃はその価値が分かりませんでしたけど、今になってみるとこれはこれで味わい深いです。
▼ポルシェ961
ロスマンズカラーが特徴的。959ベースとのこと。
ロスマンズといえばこちらも。
▼ポルシェ956
あれ、写真が上下さかさま、と思ったら大違い。この状態で展示しています。321.4km/hではダウンフォースにより天上に貼りついて走行可能ということです。
▼ポルシェ 959 Paris Dakar
今はもう名前だけで全然違う場所でやっていますが、このころは本当にパリからダカールまで走っていたような気がします。今またこんな911、見てみたいですね。
▼Porsche RS Spyder
空力をよく練られているレースモデル。形状が参考になります。
▼ポルシェ911 GT1 '96
▼ポルシェ911 GT1 '98
確かにヘッドライトとテールランプは同じですから911なのでしょうが...余りにもプロトタイプレーシングです、嫌いじゃありません。
▼917 Martini Racing
このデザインをモチーフに新しい918 Spyderが発売になります。お値段は8450万円、ハンドメイドによるプレミアムスーパーカーです。
▼917
▼917 LH
いいなあ垂直尾翼がまたいいです。直進安定性に寄与するのでしょうか、F1ではシャークフィンで一時流行りましたし。
▼804 Formel 1
F1もあります、といっても現代F1ではなく葉巻型だったころ。
・・・
とまあ延々と続いてしまうので、これにて。
［その他、すべての写真⇒Porsche Museum］
次は同じシュツットガルトにある、メルセデスベンツ・ミュージアムへと向かいます。
