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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

シンプル&レーシーなインテリア:Audi R8 Spyder GT 試乗レポート(3)

2012.12.14

カーボンづくしのエクステリア:Audi R8 Spyder GT 試乗レポート(2)」のつづき

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エクステリアに引き続き、今回は Audi R8 GT Spyderのインテリアを見ていきます。

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まず目につくのはリクライニング機構のないフルバケットシート。背もたれには赤のステッチで「R8GT」の文字が刺繍されています。表皮はアルカンターラ、しっとりとした手触りが最高です。

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助手席側も同じフルバケットシート、調整できるのは前後スライドのみ。もちろん電動機構もなく手動、シートヒーターもありません。3点式シートベルトは方の部分に通すホルダーが、バックルは脇の穴から生えているタイプで、着こんでいるとなかなかとめにくいです。

バケットシート自体はヨーロッパの幅広タイプなので細身の日本人は多少余る感じ。ただオープンカー、しかもこの初冬の季節に上着をつけたまま乗りこむとちょうどピッタリ。

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春~夏、Tシャツで乗ると左右にずれますけど多少我慢して秋~冬に厚着してオープンエアを楽しむのがピッタリかもしれませんね。そういえば本拠ドイツも寒冷な地方です。

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ドアにも赤ステッチと手が触れるハンドルと内張りの一部にカーボン素材が使われています。ドアを閉めるたび、カーボンのツルツルした感触を味わえます。この滑らかさは癖になります。

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ドアを閉めるとメーターフード(カーボン製)から流れるようにしてサイドドアまでカーボンのパネルが連続します。

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ハンドルはDカットの異型。表皮はこちらもアルカンターラで、手に汗かいても滑りません。

スポークには左にオーディオのセレクト、右にボリュームのアップダウンがあり調整可能。ハンドル裏にはパドルシフト(シルバー)、左がダウン、右がアップと一般的な配置。このパドルシフトはステアリングコラムではなくハンドル裏に付いているので、回転についてきます。

パドルシフトのストロークは大きめですが、スイッチが入った感はしっかりあります。

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メーターは左がタコメーター、右がアナログのスピードメーター、330km/hまで刻まれています。スピードはデジタル表示もあり、街中ではアナログよりデジタル中心で見ることになります。

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デジタルスピード表示の下にはギアの表示があり、「M1」はマニュアルモード、1速という意味です。

ライトのスイッチはレバーではなく、ダッシュボード側(写真左)にダイアル式で配置されています。

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センターコンソールのギアレバー。「Rトロニック」はオートマモード付のクラッチレスマニュアルシフトで、Pモードがありません。レバーはNとRの切り替え、左に倒してオートマモードへ。なおレバーはバネで中央に戻ります。

シフトを前後させる(+、-)とマニュアルモードに切り替わります。マニュアルモードへの移行はハンドル裏のパドル操作でも可能で、オートマモードに戻すにはこのレバーを再び左に倒します(これもバネで中央に戻ります)。

シフトダウン、アップの時にパドル操作してマニュアルモードに入ってしまうと自動ではオートマモードには切り替わりませんので、ご注意を。なおエンジン保護のため、低速になると自動的にシフトダウンする保護機構は入っています。

Rトロニックはシングルクラッチ式のクラッチレスマニュアルのため、シフトアップ時には多少のタイムラグを感じます。オートマモードではシフトアップ時突如失速を感じるため、積極的にマニュアル操作したほうが運転が楽しいです。一方で高速や渋滞で楽に走りたいときはオートマモードがらくちん。シフトダウンは自動ブリッピングでばしっと回転数合わせてくれるので、「バオン」というエンジン音とともにカッコイイです。

SPORTボタンを押すとオートマモードでのシフトアップタイミングが上がったり、マニュアルモードではアクセルレスポンスが向上したりとより「レーシー」な雰囲気が味わえました。もともと5.2L V10エンジンなので動力性能に不満はなく、超やる気マンマンな時に楽しめるボタンです。

シフトノブはアルミ、ギザギザ加工してあって素手だと多少ザラザラした感触ですが、手袋装着時でも滑りにくいようになっています。サーキット走行時や防寒で手袋していても操作しやすいことでしょう。

シフトレバー前にはエアコンダイアル。このへんの操作感はアウディに統一されたものということで、アウディオーナーならすんなりと使いこなせるようです。

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その他センターコンソールはシンプルそのもの。2DINのカーナビが装着され、スイッチ類も小さく目立たないのでスッキリ感があります。ゴテゴテしているものが好きな人にはモノたりない? カーナビの下のボックスは奥行きが浅く、小物入れというよりもデッドスペースといったところ。

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サイドブレーキレバーもアルカンターラ、そしてカバーはカーボンと贅沢なつくり。オープンクローズボタン、リアのガラス操作ボタンもこちらに配置されます。

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ボタンを押し続ければクローズ、引き続ければオープンです。ワンタッチオープン機構もあり、ポンと一度引くだけで開くという話でしたが、今回は作動条件が分からず体感できずじまい。幌のロック機構も電動化されているため、本当にここのスイッチを操作するだけで済むので楽ちんです。

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Audiのロゴが入っているカップは灰皿。脱着が可能で、カップホルダーは2名分用意されています。

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運転席の足元。アクセルペダルは床から生える、オルガン式。ブレーキペダルは横に広いタイプで左足ブレーキもしやすいです。

左側には大型のフットレスト。

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バケットシートはがっちりと専用のステーでとまっています。傾き、高さはボルトで調整可能...ってまさに競技車。シートベルトは内側を通っています。

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助手席側はシンプルそのもの。ドアハンドルがカーボンになっているのは同様ですが、デザインは左右で異なります。

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車高が低く、バケットシートのため乗り降りはそれなりに大変。ただオープンカーなので身体をまず中にいれ上から座るようにすれば、乗りやすいことでしょう。ただ屋根を閉めるともう大変、ドアはなるべく広くあけられる場所がよいです。

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シートの間には小物入れが2つ。

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かぎ付きで、サングラスなど小物をしまっておくことができます。

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シート後ろには「DO NOT COVER」の文字が。これはポップアップロールバーで、横転を感知すると自動的にロールバーが飛び出て、乗員の頭部を保護します。この形も後ろのルーバーに連続していてとても流麗。

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グローブボックスにはUSB端子、AV入力端子があり、ここからiPhone/iPodなどをつけることが可能です。

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全体的にはすっきりした印象、走りに特化しているGTだけあって豪華・高級、というよりも、シンプル・レーシーでまとまっていました。

次はいよいよ走りのステージへ。5.2L V10エンジンの咆哮やいかに!

(つづく)

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