【動画】250km/hの世界へGO! 開発ドライバー運転の同乗走行:日産GT-R 2013年モデル試乗レポート(6)
2012.11.30時速250キロ、飛んでくようだな、は・し・る!
▼0-100km/h加速2.7秒、急制動体験:日産GT-R 2013年モデル試乗レポート(5)【ワンダードライビング】のつづき
前回は自らハンドルを握って 0-100km/h加速、2.7秒の世界を体験しましたが、今度は開発ドライバーによる高速走行の同乗体験です。
こちらも2周連続周回、0-100km/h加速、急制動はなく周回コースを高速走行。
同じコースですが、やたら速いです。
次は助手席からの映像。
最高速度は約244km/h、そこから一気に80km/hまで減速しコーナリング、再び240km/hまで加速していきます。私が降りたすぐそばから次の人が乗車、パッセンジャーをとっかえひっかえ、クールダウンなしでの連続走行です。
こんなことをやっても全然ブレーキもエンジンもミッションもへこたれません。というかどうもGT-Rにとってこんな試乗会などぬるすぎる、といった風情。それもそのはず、7分18秒を記録したニュルブルクリンク全開アタックも当然のことながら、ニュルブルクリンク24時間レースに出てもっとも負荷がかかる状態を連続的に行ってもへこたれないよう耐久性を磨いているからです。
例えばスーパーカーといえばクラッチ、タイヤ、ブレーキがすぐなくなって、車検代が50万円、100万円というのも珍しくありません。ところがこのGT-R、普通のクルマとあまり変わらないといいます。なぜなら街乗りレベルの速度域ではタイヤもブレーキも2車検(5年目)まで交換しないで済むほど消耗しないから。実際にGT-Rマガジンが購入した初期型GT-Rは 5年10万キロ走行してもゴム、ビニールのピカピカのまま、経時劣化がほとんどなかったそうです。
これはニュルブルクリンクでのテスト走行で耐熱評価をしているから。通常走行の数倍レベルの負荷をかけて設計しているため、街乗りやこういったゆとり体験走行レベルではなんともないのです。ゆとりとはいえ、最高速度240km/hオーバーで80km/hまでフルブレーキなのですけどね...アウトバーンでは日常ということでしょうか、まさにおそるべし。
そんなわけで通常走行ではガソリン入れて、オイル管理をするだけで問題なし。オイルは極寒の地で生まれ育った、バナナで釘が打てるCMでおなじみのMOBILE 1が指定でタフネスさには定評があります。そして今回新たにMOTUL/NISMOが開発したサーキット走行用、低フリクションオイルが追加されました。MOTULはフランス企業、ミラージュ戦闘機などで使う目的で低フリクション、ロングライフなオイルを開発するのが得意なメーカーとして名が知られています。どちらも車両保証適用対象なので使い方によって選べるようになっています。
やはり繊細なスーパーカーとは一線を画したタフネスさを考えると、(いい意味で)戦車だなあと改めて思うわけです。MILスペックとか、みんな好きでしょう。
そうなると5年10万キロ走行の中古といえども、十分な品質、耐久性があると考えて良さそうです。タイヤ、ブレーキなど消耗品だけ交換すれば、また5年10万キロもつのではないでしょうか。その点ではある意味エコロジーです。
(つづく)