BMW M6の乗り心地:一般道(山中湖周遊道路)インプレッション
2011.09.30 寄稿者: のま (元記事)>高速試乗したBMW M6ですが、2008年に一般道を助手席で体験。そのインプレッションもどうぞ。
先日BMW M6の助手席に乗る機会に恵まれたので、その感想を。
「乗り心地はどうなんですか?」
「ほら~、ハードにすると乗り心地悪いでしょ!」
と可変ダンパーをハードにして運転していただきました。確かにここ山中湖の別荘地や周遊道路の路面はつぎはぎだらけのアスファルトで、その凸凹でコツコツと結構な振動が伝わってきます。予想していたよりは固く、スポーティでしたね。
加速はさすがに場所がなくてフル加速はできませんでしたけど、たっぷりとしたトルクに回転数で速度を乗せる感じはウルトラスムース。NAエンジンならではの自然な加速フィールにうっとりです。
それを制動するブレーキは19インチのホイールめいっぱいに張り出したブレーキディスクでガッチリと止めます。フロントとリアが同じ径なんでしょうか、とにかくリアのブレーキディスクの大きさが印象的でした。
籠坂峠でのワインディングでは軽やかに曲がっていって、まったくボディの大きさ、重さを感じさせません。マスが中央に集中していてオーバーハングが軽いからなのでしょうか。実際の大きさの1回り、2回り小さく感じます。
「人を乗せているときは飛ばさないんですよ~」
とドライバーさんは言っていましたけど、いやいや、十分なペースですってw
スプリングはおそらく柔らかめなのですけど、可変ダンパーでロールを抑えているそうで、ロールしません。そうなるとタイヤのグリップ力に依存するわけですけど、ハンドル操作とヨーモーメントが一致していて自然で安心して乗っていられました。
まあそんなハイペースで向かった先は近くの温泉だったわけですが、温泉にM6で乗りつけるなんて、なんという贅沢w
初めてのったMがM6というのはかなり幸運でしたね。思わずほしくなりましたが、プライスが
1640万円!!
いやはや、手が届かないという領域を何倍か超えてますw
やっぱり「特命係長」とか、裏の職業をして稼がないといけませんね。
・・・
後日談ですが、日曜日にうちのBMW MINI Clubman Cooper Sの「後部座席」に乗りましたけど、うーん、乗り心地は同じ位ハードだったような気がします。普通のMINIはさらにハードなので、乗り心地のハードさを求めるならMINIもありかも?いやないな。
もちろん、Sタイヤセッティングで17/18kgのバネを組んだS2000は飛び跳ねるほどのハードさになっているのは言うまでもありません。狭い、うるさいだけじゃなくて、乗り心地も悪いです。昔はよかったのになあ。
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