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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

極秘ミッションをこなすエージェント! BMW M6 7速SMG 高速試乗レポート(1)

2011.09.29

一見なんの変哲もない、普通のBMWです。

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黒いです。

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長いです。

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流麗です。

ということで、普通のLサイズクーペ・BMW 6シリーズに見えるわけですけど、ボンネットに収まるエンジンは!

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はい、ドドーンと5.0リッターV10エンジン 40バルブ

V10ですよ、V10。ついこないだまでF1で使われていたエンジンと一緒(?)。F1サウンドと呼ばれるあの高らかなエンジン音を奏でるV10ですよ。

パワーは実に 507馬力/7750rpm、トルクは53.0kgm/6100rpm・・・

もうよく分かりません。数値が数値が、見たことのない数値ばかり。これはまさしく

スーーーパーーーーカーーーー!

なんですけど見た目がほんと、普通のBMWなんです。実はこれ、屋根がカーボンになっているんですよ。

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でもボディが黒いから分からないでしょう。そうなんです、すべてがさりげないんです。まるでエージェントのように、世の中に溶け込んで生活できるんです。

と・こ・ろ・が!

ひとたびアクセルを踏み込めば、V10サウンドが高らかに、そしてすべての物体がまるで流星のごとく後ろに吸い込まれていくんです。この感覚、これってワープ?

そう、任務についた時のエージェントばりに、一瞬にして豹変。飛ばすBMWは数あれど、目の前から消えてしまうBMWはMしかありません。このMは「Mission Impossible」のMではないかと思うほど。

普段はその力を400馬力に制限(笑)しているそうですが、ステアリングについている地味な「M」ボタンを押すとカンタンにリミッターは解除、アクセルレスポンスからシフトスケジュールまで、すべてがミッションをこなすためにスタンバイ。507馬力をフルに生かすことができます。

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この507馬力を支えるのが7速SMG。2ペダルMTで、普段はもちろん自動変速ですが、ステアリングのパドルやシフトノブでちょんちょんとマニュアルシフトが可能。巡航状態からパパンと2段落としてフル加速、という使い方がまるでマニュアル車のようにこなせます。

といっても、そんな余裕ありませんでしたけどね。だって、速すぎるんだもの

速すぎてほんと、インパネを見ているヒマないんですよ。そのせいか普通のメーターの他にヘッドアップディスプレイが装備されていて、前方を見ていても自然と回転数とシフトが分かるようになっています。200km/h以上の巡航が「当たり前」のBMW M6にとって、このヘッドアップディスプレイは有用でしょうね。

面白いのがヘッドアップディスプレイのタコメーター。普通のタコメーターよりも回転数が低くでるようになっているらしく、高回転にならないと表示されません。どれだけ回転数をあげさせて走らせるんだ! といった趣。レブリミットは8250回転といいますが、そこまで踏めないですよ、末恐ろしい・・・

そんなBMW M6の最大のミッションはというと、なんと「休日のゴルフ通勤快速」。そういえばこのBMW M6、巨大なトランクがあって、ゴルフバックが余裕で収まるのでした。

スーパーカーでありながら、ゴルフに余裕にいける実用性を兼ね備えた BMW M6。実用性は次回若奥様にチェックしていただきましょう。

(つづく)

【関連リンク】

BMW M6の乗り心地 ([の] のまのしわざ)


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