#逗子ビート通信 phase-09 納車
2019.11.10
出会ってから約5ヶ月。ようやく完成、納車されましたホンダビート、1991年製、走行15万キロ。エンジン、ミッション、クラッチOHで完全リフレッシュ。
エンジンリフレッシュで走りはスムースそのもの、シフトもかっちりしており、しばらくは慣らし運転のためゆっくり確実にシフトアップダウンをしていきます。
乗り心地はよく、4輪のサスペンションがよく動いて路面を捉えます。一方でバネ、ダンパーは柔らかく、ともすればステアリングの入力に対して敏感に反応し、ロールは大きくでてしまいますが、この動きの自然さがイイですね。実に自動車らしい、素直さです。
ステアリングはパワステなしの重ステということもあるでしょうが、ダイレクト感があり走っている実感が伝わってきます。タイヤもエコタイヤということで懸念されていたようなすごく重いということもなく、車庫入れのバックの時以外はむしろパワステなんじゃないかと思うくらい普通に回せます。
綺麗な外装に対して、内装は多少ヤレが進んでおり、美観的には手を入れたいところ。
ビニールシートの破れや、シートの擦れ・ほつれは要対策です。
28年間15万キロの走行ですり減ってしまったシフトノブ。
ウェザーストリップは左右ともにもはや即交換レベル。
エンジンカバーの断熱材なども、なぜかフックが壊れてます。
ドアの内張もかなり汚れと傷が目立つ状態。新品交換したいところですが欠品。
メーターはトリップメーターの押しボタンが機能しないのと、ブーツ破れ。
タコメーターはひっかかりがあり、不正確。どうも内部で錆てしまう傾向のようなので要分解整備です。
アシュトレイは角が割れています。ヤフオクで探してもやっぱりこの角が割れているものが多いため、持病でしょうか。これはパテ補修でしょうか。
オーディオは機能しますがカセットの対応。これを今風にbluetooth対応にすることと、左スピーカーからしか音が出ないのでその原因究明と対策が必要です。
左リアコンビランプはひび割れており、どうやら左リアフェンダーをぶつけたようで、補修歴がありました。リアフェンダー、ホイールハウスはその時に塗り直したものと思われます。リアコンビランプも欠品です。
実はビートはホンダからパーツ再販が開始されており、今後も拡充予定。なので辛抱強くまっていると新品が手に入るかもしれません。
ビートは、1991年5月に誕生し、 今年で26年を迎えました。(2017年現在) Hondaとしても「ビートをより長く 楽しんでいただきたい」という想いで、 この度、一部純正部品の生産を 再開することを決定しました。 生産再開が決定した部品から順次公開致します。 また、供給中の部品も当ホームページで ご確認いただけます。 是非、Honda純正部品をご使用ください。
その意味でもビートはレストアしやすい車種といえそうです。今回のエンジンOHでもこのおかげでパーツが入手できたものもあるとのことでした。
今後じっくりと手直しをして、ビートの乗り味、設計思想を味わっていきたいと思います。