#FZ250 PHAZERレストア phase-46: ダイレクトイグニッション化
2019.01.21
前回キャブOHに失敗、始動できなくなてっしまったので今回改めてキャブのパイロットジェットを元に戻します。
キャブレーターOH
キャブOHといっても、外してパイロットジェットを#17.5 Rから #15 S(標準)に戻しただけ。
ところがオーバーフローしたりとエンジン始動にかなりてこずりました。
プラグ外して乾かしたり、ようやくエンジン始動に成功。
ダイレクトイグニッション化
今回のハイライトは経年劣化していると思われるイグニッションコイルを省き、ダイレクトイグニッションにすること。
ダイレクトイグニッションはイグナイターからの信号を直接プラグをドライブする昇圧回路を内蔵したプラグコードみたいなものです(おおざっぱな説明)。色々調べたところ、バイク用のダイレクトイグニッションは1種類しかないらしく、車種ごとに違う型番がありますが枝番で構造はまったく同じようでした。
もちろんメーカーは車種に合わせて最適化したものを使っているので、固定用のゴムなどの形状が違います。ただ中身とコネクタは同じ。なので今回はCBR954Rのもの
型番 DENSO 129700-3881
を調達して使いました。もちろんヤマハ、スズキ、カワサキのでもいいです、DENSO 12970で検索するとヒットします。
ただものによって多少長さが違い、フェーザーに使う場合はなるべく低い方がラジエーターファンに当たりにくくて良いと思います。
いずれにしても標準のラジエーターファンだと当たってしまうため、事前に薄型化を行ったのでした。
コネクタ・ハーネス作成
コネクタは規格品ということで、以下を使用
古河電工2極090型RFW防水メスコネクタキット
2P090WPK-FERFW-BK-F
ハーネスは1-4番、2-3番それぞれを直列でつなぎます。
予め配線用のコードを秋葉原で購入、実測した数値からカットしてハーネスを作りました。
ちょっと誤算だったのは、大き目にということでコードを太くしすぎて、防水ゴムが入りにくくなってしまったこと。あまり欲張らずに細めのコードでも十分のようです。
イグナイター側のコネクタは、FZ250 PHAZERの場合はイグニッションコイル直結ですが、FZR250は平型端子になっていたので、互換性を考えて平型端子をつなぎました。いずれ半田付け直結化したいと思います。
これでハーネスは完成です。
プラグコードについていたゴムカバーを外し、移植します。これをつけるとある程度固定されます。
プラグに火が飛ぶことを確認して全部投入。
特に問題なくエンジンがかかりました。ただ始動性が悪いのは改善されず、狙いは外れました。
一旦かかったあとのエンジンの吹け上がりは、なかなか良さそうです。
今度プラグを交換して、始動性を再度確認します。
タイムラプス動画
作業終了してからのカウルを装着するところ、エンジンの始動・空ぶかしの様子です。
エンジンサウンド、やっぱりいいですね。これがあるからやめられない。
でもレストアは沼。