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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

北海道ソロツーリング&キャンプ2018 総括:猛暑の北海道のライディングギアは?

2018.08.31

北海道といえば涼しい。

そう思って8月のお盆休みに行った最初の北海道。東京は33度、半袖Tシャツで暑い暑いと思いながら東京有明のフェリーターミナルから33時間かけて到着した釧路は13度。持っていた長袖シャツに雨合羽では対応しきれず、その場でトレーナーを買って着込むも寒い。

夕方、納沙布岬で息が白いのをみて走るのを断念。その場でテントを張り、隣で一人で来ていたバイカーがやはり寒がっていたので同じテントに3人で身を寄せるようにして寒さをしのいだのが1988年のこと。

北海道は寒い。

オートバイに復帰し、改めて訪れた北海道は2015年7月初旬。冬用ジャケットを上下着込み、まさかこれは使うことはないだろうと思った電熱入りインナージャケットも、屈斜路湖8度の表示をみて電源ON。そしてテント泊をあきらめ初めてライダーハウス「ぽんと」さんに駆け込むことに。

北海道はやっぱり寒い。

そんなわけで天気予報を凝視し、色々考えて以下の装備にしたわけです。

Trip1: 7月21~24日 道央、南富良野~十勝

IMG_2959

・3シーズン用メッシュジャケット(プロテクター入り)
・ユニクロ、薄手のクールTシャツ
・パタゴニア、ウィンドブレーカー(薄手)
・ユニクロ、ウルトラライトダウンジャケット(インナー代わり)
・ユニクロ、防風、防水、透湿パーカー
・ジーンズ+KOMINEレッグプロテクター

もともと酷暑の東京渋谷からスタートしたのもあり、なるべく涼しい装備をと考えています。

hokkaido2018

実際に北海道についてみるとやはり夜は20度まで下がり寒い状態。メッシュジャケットでは風が身体に浸透してくるのでウィンドブレーカー、そしてそれも不足してウルトラライトダウンを内側に着込んで丁度いいくらい。走行速度が高いのも一つの要因です。

そしてこのあと一度東京に帰り、仕事をして、改めて北海道上陸ですがここで衣装替え。

Trip2: 7月27~31日 道東、釧路~知床

今回は冷房のきいた電車と飛行機を乗り継いでいくので、寒い道東に合わせて冬用ジャケットにチェンジ。天気予報も最低気温14度、電熱インナージャケットは悩んだ末にもっていかないことに。

冬用ジャケット(プロテクター入り)
・ユニクロ、薄手のクールTシャツ
・パタゴニア、ウィンドブレーカー(薄手)
・ユニクロ、ウルトラライトダウンジャケット(インナー代わり)
・ユニクロ、防風、防水、透湿パーカー
冬用パンツ(プロテクター入り)
・ジーンズ

これで寒いことはない、30度くらいまでなら冬用ジャケットでも胸を開ければなんとか耐えられることは2015年当時に分かっていたのでこれにしました。

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ついたその日の夜は19度、なかなかいい予想気温です。これくらいであればTシャツに冬用ジャケットでも十分耐えられます。

ところが次の日から様子一変。

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35度オーバーの猛暑 in 道東!

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さすがに体温に近い気温では冬用ジャケットも冬用パンツも装着不可能。1988年の東京と同じくTシャツ+ジーンズでの、ノープロテクション走行になりました。

夜になってようやく30度以下、冬用ジャケットを着れるかどうか。

そして大洗からの帰宅までの2時間。夜だから涼しいだろうと思ったら熱帯夜で30度オーバー、むしろ北海道より熱い。

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エンジンの熱をすったのでちょっと数値は高いですが、まあつまりは冬用ジャケットじゃ耐えられないほど暑いってことです。

そして帰ってきてから数日後、道東の気温は12度~20度まで下がりました。北海道の夏を満喫してしまったようです。

北海道の装備はどうしたらいいのか?

12度くらいまで対応するには冬用装備でないと無理です。しかしこの冬用装備では25度、頑張って30度までしか耐えられません。プロテクター入りジャケットの場合脱いでしまうと無防備になってしまうので、おっさんライダーとしては心配極まりありません。

関東であれば気温差がさほどなく、せいぜい数度ですが、北海道は1日の寒暖差10度、10日程度のツーリングでは行程内寒暖差は20度以上にもなります。これにどう対応していくいか、それが課題です。

今回の敗因は気温を見誤り、Trip2で冬用装備をもっていってしまったことでした。これは完全に裏目で、3シーズンメッシュジャケットを継続、ボトムはジーンズ+プロテクターではなくむしろプロテクター入りメッシュジーンズでよかったくらいです。

とはいえその3シーズンメッシュジャケットでも35度オーバーの酷暑はつらかったはず。

なので次回のために一日の寒暖差10度(25~35度)、旅程内寒暖差20度(15~35度)に対応できる構成を考えてみます。

まず今回出番がなかったのは、ユニクロの防風・防水・透湿パーカーと雨具。逆に活躍したのは(ペラペラの)ウィンドブレーカーとウルトラライトダウン。これを参考に考えてみます。


A:プロテクター付インナーウェア+アウター

ノープロテクションを避けるためには35度でも着られるプロテクター入りの服が必要。

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プロテクター入りインナーウェア、デザイン的にはこれがアウターでもおかしくない。生地はスプラッシュガード的なもので、通風性はわかりません。プロテクターはスポンジでプロテクション性能は低めですが、半袖Tシャツよりはマシでしょう。

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プロテクターがよりしっかりして生地も薄くて涼しそうなコミネ。ただそのために着崩れしやすく、重いのが多少のネック。

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プロテクション性能で選ぶならこれだが、これを着たまま35度の中を走ると想像するとあまりにも黒すぎるのと、仮面ライダー的すぎるのでバイクを選びます。

B:フルメッシュジャケット+レインスーツ

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涼しいと評判のフルメッシュ。メッシュがすぎて透けているという話もあり。


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きちんとジャケット然としているこちらはデザインすっきり。とはいえジャケットの問題は重ね着。

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ジャケットの上に羽織るウィンドブレーカーや雨具のサイズを選ばないと着れないという問題があるのと、今持っている3シーズン用メッシュジャケットとの性能差が余りないのではないかという危惧も。

そもそも35度でツーリングなんて、都内であれば普通はいかないのですが、北海道だけは特別だし、オートバイで移動せざるを得ないし。

それじゃあメッシュジャケットに合わせて防風を組立て、大き目サイズの防水ウインドウブレーカーやレインスーツを装備するのが良さそう。

果たしてこれで15度以下に対応できるのか?

熱い時はいいとして、じゃあ寒くなって着込んでいくことをシミュレーションしてみます。

Aプラン
35度(熱い):Tシャツ+フルメッシュジャケット
25度前後(涼しい):Tシャツ+フルメッシュジャケット+レインスーツ
20度以下(肌寒い):Tシャツ+長袖シャツ+フルメッシュジャケット+レインスーツ
15度前後(寒い):Tシャツ+長袖シャツ+ウルトラライトダウン+フルメッシュジャケット+レインスーツ
10度前後(極寒):Tシャツ+ヒートテック+長袖シャツ+ウルトラライトダウン+フルメッシュジャケット+レインスーツ

Bプラン
35度(熱い):Tシャツ+プロテクション入りラッシュガード
25度前後(涼しい):Tシャツ+プロテクション入りラッシュガード+防風防水パーカー
20度以下(肌寒い):Tシャツ+プロテクション入りラッシュガード+ウルトラライトダウン+防風防水パーカー
15度前後(寒い):Tシャツ+プロテクション入りラッシュガード+ウルトラライトダウン+防風防水パーカー+レインスーツ
10度前後(極寒):Tシャツ+ヒートテック+プロテクション入りラッシュガード+ウルトラライトダウン+防風防水パーカー+レインスーツ

うーん、やっぱり寒そうです、納沙布岬の寒さが脳裏によみがえります。

特にラッシュガード側は内側に着れるものが薄手のものに限定されるので選択肢が狭まります。アウター側は広いのですが、アウターは大きくかさばるものだと荷物量がかえって増えてしまいます。

フルメッシュジャケットは中に長袖シャツを着込めるのがよいですが、アウターは大き目サイズのレインスーツ一択になるので、このデザイン性が問題になるんですよね。いかにもレインスーツで歩き回るのもちょっと気が引けます。

いくら避けるといっても雨に降られる可能性はあるので、レインスーツは持ち運ぶことになります。そうするとこれをむしろ常用、活用する方向で考えたほうがよいですね。その代わりにウインドブレーカーや防風防水パーカーは省きましょう。

ということで、次回はとっても涼しいフルメッシュジャケット+レインスーツに見えないカッコいいレインスーツの方向で組み立てることにします。

・涼しいフルメッシュジャケット

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・カッコいいレインスーツ
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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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