北海道ソロツーリング&キャンプ2018 Day6 開陽台~裏摩周~網走刑務所
2018.08.23
キトウシの朝は最高の朝焼け。
になるはずが、五里霧中、これではムリ夢中。
本当はここから世界一好きな海岸線沿いを走る予定がいけどもいけども霧、それもそのはずこの先に待ちかまえるは霧多布岬。海岸線沿いは諦めて一路開陽台へと向かいます。
開陽台
どんよりとしていますが、キリで見えないよりも全然マシ。
名物はちみつソフトをいただき満足満足。
さて問題はどこへ向かうか、ですが同じく北海道を旅している三橋淳さんのタイムラインをみると摩周湖が晴れているらしい!
「雨男はこっちくんな、シッシッ」というオーラを無視し、目指すは摩周湖。
裏摩周展望台
裏摩周にきたとたん、突然曇り空からピーカンの青空へ。そう、北海道はこういう天気がコロっとかわることがあるので、行ってみないとわからないんですよね。
そしてジリジリ照り付ける日差しに気温も上昇、なにこれ、30度くらいいってないかい?
冬用ジャケットが暑くてしかたありません。
神の子池
本家「青い池」の神の子池。自然湧水で青みがかかっているのが綺麗で、魚も泳いでいます。今回いってみたら遊歩道が整備され、ぐるっと1周できるようになっていました。これはいいですね。
そして温度はさらに上昇。日差しがきついです。
フレトイ貝塚・浜小清水前浜キャンプ場
次に向かったのは海岸線。今回は網走方面に30年ぶりにいこうと思っています。その際の宿、ベースキャンプをどこにするか問題。
この浜小清水前浜キャンプ場は海際で近くに道の駅、さらにはモンベルのショップまであってかなりいい場所。
ただ暑いことと、海風がかなり強くてテントが相当潰されていたので、今日はちょっと厳しそう。
また次回。
ここからの海岸線もいかにもオホーツク海沿いの道で、非常にお気に入りです。
廃線跡や、原生植物が魅了します。
湿地、湯沸湖はラムサール条約ですからね、自然は折り紙付き。
呼人浦キャンプ場
30年前のバイクツーリングでその脇をとおり、次回ここでキャンプしたいなと思った場所。その次回が30年ぶりにやってきました。
木陰に場所陣取り、テントだけ設営して再び外出です。あまりに暑かったので、30年ぶりにTシャツ、ジーンズという軽装で走行しました。多分35度はあったことでしょう。
網走刑務所博物館
こちらも同様に30年ぶり。
以前は入ったらすぐ刑務所をみて、ふーんで終わったのですが、その後改装し博物館としてきっちりと展示、理解、そして現物見学と組立られていました。とても教育的で、面白かったです。これは子供つれてきたかったなあ。
入場料1000円は最初高いと思ったのですが、この展示内容なら納得です。
ロシアがロシア鉄道を作って東進、その脅威に対抗するために明治政府は北海道を整備します。その労働力として囚人を使うために作られたのがこの網走刑務所をはじめとする北海道内の外役所。無料で酷使できる死刑囚は劣悪な労働環境でまさに死ぬまで働かされたものです。
囚人といっても元々は明治政府に反抗する元士族や政治犯が中心で、中央集権をする上で見せしめ的な意味合いもあったのでしょう。その後囚人が不足するとようやく殺人犯や任侠といった重犯罪者が送り込まれてきます。
1200名収容で最盛期は1600名を収容。一方で900名は死亡するというほどで過酷さが伺えます。もはや囚人というよりも奴隷ですね。手かせ足かせもあったし。
外はマイナス20度、室内でもマイナス10度で鼻をもんでないと凍傷で解けてもげてしまうほど。
でもその日は30度オーバー、34度ほどになっていてそれはそれでまたつらかったです。
温泉
女満別までいって温泉につかりました。
湯元山水、美肌の湯。タオル、洗剤がないので持ち込むかその場で購入しましょう。
夕焼け
人生で二番目に綺麗な夕焼けでした。一番目はグランドキャニオンの夕焼け。
夕飯
道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」で買い込んだ食材で夕飯です。
ちなみにここが「めるへんの丘」。
ご飯たいて、温めたものをぶっかけるだけ。
にもかかわらず、めちゃうまい! このゴーダチーズカレーは欧風で本当にうまかったです。
水際はよかったのですが、波が岸壁にあたる「ぴちゃぽちゃ」という音が始終していることと、裏手に道路があってその自動車の走行音があり、キャンプサイトは静かなものの環境音は結構ありました。
それでも夜は結構涼しくなり、快適に爆睡です。
全行程軌跡
移動距離 Day6: 235km