ワンダードライビング[wonder driving]

乗り物とホビーのブログメディア ワンダードライビング[ワンドラ]

PICK UP

phazer_proj.jpg

ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ニスモドライビングアカデミー参加レポート(1)日本にはNISMOがある #nissanjp #nismo

2017.07.04

今年ニスモカーズを発足、そして日産のスポーツカーラインナップ、ニスモグレードを所有するオーナー向けのドライビングレッスンが「ニスモドライビングアカデミー」として開始されました。

NISMO|NISMO DRIVING ACADEMY|NISMOドライビングアカデミー

このドライビングレッスンの特徴はスーパーGTなどで活躍するレーシングドライバーから直接講義、そして指導が受けられるという点。憧れのドライバーからの直接指導というのはテンション上がりますよね。

今回このニスモドライビングアカデミーにご招待、特別に参加させていただきましたのでレポートをお伝えします。

日産NOTE e-Power NISMOで参加

20170624-DSC_3647


ニスモによるニスモのためのドライビングレッスン、ということで当然参加車種はニスモグレードとGT-R、Zのみ。そんな中私がお借りした車両は今注目の e-Powerを搭載する、ノートe-Powerニスモ

以前通常グレードの e-Powerは試乗させてもらっているので勝手しったるもの。

【動画】エンブレ(回生ブレーキ)が扱いやすい、日産NOTE e-POWER 試乗レポート【ワンダードライビング】

モーターパワーの大衆化。日産NOTE e-POWER の提示する現実的な回答【ワンダードライビング】

また雪上ですが、NISMOにも乗っています。

【動画】日産氷上・雪上試乗会レポート(1)ノート e-POWER ニスモ #nismo #nissan #e-power【ワンダードライビング】

このときは積雪路での走りだったのでドライでのコーナリングを試せませんでしたが、ドライビングポジションの自然さ、ステアリングの手触りのよさから走りのポテンシャルを感じさせました。

そして今回改めてe-Power NISMOです。

ドライブモードが激変

20170625-DSC_3666

走ってみて気付いたのはドライブモードの変化。通常グレードの回生ブレーキは

ECO = S > ノーマル

となっていました。特にECOとSの回生ブレーキの強さが同じで、Sモードではきちんとアクセルペダルを保持してないと回生ブレーキで速度ダウンしちゃうのではないかと思ったほど。

ニスモグレードでは以下に変更されています。

ECO > S >= ノーマル

といったところで、アクセルオフでもECOほど急激にかかりません。これはサーキット走行でもガソリン車と同じような感覚で走ることができそうです。

街中でワンペダルで走りたい場合はECOモードにするのが吉。速く走りたい場合はアクセルを目いっぱい踏み込めば、きちんと加速します。

Sモードはアクセルに対して俊敏に反応し、街中の微低速ではちょっとギクシャクしてしまうほど過敏にセッティングされていました。一方高速道ではちょっとのアクセル開度で速度を保持、加速ができるので長距離巡航もラクラクこなせます。

今回片道400km近く走行して仙台、SUGOサーキットまで自走しましたが、オートクルーズなしでも予想以上に快適に移動できたほどです。

ハンドリング最高

首都高速にあがり、コーナーに差し掛かったところで確信しました。これはすごい、よく曲がる、ハンドリング最高だと。

20170625-DSC_3667

ステアリングの舵角に対し、素直にロール、曲がっていくのです。乗り味自体は硬質で、どちらかというとドイツ車っぽい雰囲気なのですが、素直なロール感はまさにルノーっぽく、このバランスのよさといったらまるでルノースポール並みといっても過言ではないはず。

正直この出来栄えに、「日本にはニスモがあったか!」と膝をうったほどでした。

そしてその驚きは駐車したときにさらに続きます。

20170625-DSC_3688

それはこのタイヤが195/55R16サイズで、しかもヨコハマタイヤのS.driveだったからです。

S.driveはハイグリップスポーツタイヤのブランド「アドバン」ではなく、スポーツとコンフォートをバランスさせたスポーティグレードの「DNA」。「ネオバ」やブリヂストンでいえば「ポテンザ」と比較したら絶対グリップは及びません。にもかかわらず、あの軽快なハンドリングを実現しているので二度驚いたわけです。

S.drive - ヨコハマタイヤ [YOKOHAMA TIRE]

つまりタイヤのコンパウンドや剛性に頼らず、シャシーとサスペンションでタイヤの性能を引き出している証左。

195/55R16というサイズも適度にしなり感があって、うまく路面を掴んでいるのでしょう。ワインディングでのフィーリングがよく、感性性能が高く仕上がった一台です。

ニスモも驚く売れ行き

そんなNOTE e-Power NISMOですが、ニスモの人がびっくりするほど売れているんだとか。その理由は実際乗ってみたら良く分かりました。とにかくバランスと仕上がりがいいんです。

まずこれがオートマ免許で乗れること。

20170625-DSC_3664

20170625-DSC_3669

よりスポーツなNISMO-Sは5MTのみで奥さんが乗れないのでそもそもファミリーの選択肢に入らないんですね。


次にベース車のノートのユーティリティがいいこと。

20170625-DSC_3675

20170625-DSC_3677

ノートは日産の売れ筋車種。コンパクトな車体で後席の広さ、積載性も高く実用的です。チャイルドシートだって、ベビーカーだって載せるの簡単、ラクラク。

最後のダメ押しがモーターパワーということ。

IMG_2361

e-Powerは奥さんが好きな「モーターで走って燃費もいい」という免罪符がついている上、このトルクフルなパワーソースはスポーツドライビングに最適。確かに最高速は出ないですけど、実用上ほとんど問題ありません。ちなみに最高速は150km/h前後との話ですが、ミニサーキットやワインディングを走るには十分。むしろ低速での加速はスポーツカー並みでその領域であればまったくストレスありません。高速道路は法定速度で巡航、というのが免許の点数的にも吉です。

20170625-DSC_3689


乗り心地はドイツ車っぽく硬質ですがこれなら奥様も許容範囲。そういう意味でも195/55R16サイズのS.driveを採用したというのは、むしろ好判断だったと思うわけです。

IMG_2229

しかもガソリンで走って電欠の心配がない!

常に航続距離を意識して小難しい計算をしながら走る必要がないのは、奥様方には朗報です。奥さんはそういうの、興味ないし嫌なんですよね。充電なんて手間だし。

期待が高まるドライビングレッスン

小気味よく走り、素直なハンドリング。これならドライビングレッスンを受ける相棒として相応しい出来栄えです。


20170624-DSC_3616

次回はいよいよドライビングレッスン受講レポートです。

(つづく)


この記事を書いたライター

執筆記事一覧

のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


あわせてこちらの記事もいかがですか?

サイト内検索

人気記事ランキング

もっと見る

新着記事

もっと見る

アーカイブ

PAGE TOP