ワンダードライビング[wonder driving]

乗り物とホビーのブログメディア ワンダードライビング[ワンドラ]

PICK UP

phazer_proj.jpg

ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

S2000 エシュロン・ボディコーティング(DIY)

2017.06.22

IMG_0791

全塗装からはや3年。やろうと思っていたコーティングをするきっかけがないままここまで来てしまったところ、新塗装はすっかりやれてウォータースポットだらけに。そこで一念発起して研磨、コーティングをすることにしました。

コンパウンド・正解手順

実は色々と試行錯誤して手戻りが多かった作業、ここで考えられる正解手順を先にお知らせします。

1)洗車(下回り、ホイール、インナーフェンダーまでしっかりと)
2)トラップ粘土(これでかなりウォータースポットがとれます)
3)水垢取り(残ったウォータースポットが多少とれます)
4)コンパウンド 1L(ウールバフ)
5)コンパウンド 2L(スポンジバフ)
6)コンパウンドウルトラフィーナ(スポンジバフ)

ボディと一緒にヘッドライトも同時にバフかけしてOK。今回別々にやったために手間2倍になってしまいました。

ただしヘッドライトのコーティングが落ちきらないなどある場合は、コンパウンドの前に#1000, #2000, #3000のスポンジやすりを使って下地を作らないといけません。そういう意味ではまずヘッドライトを先にコンパウンドかけて状態をみるのがよいでしょう。

外せるものは外す

これはワックスがけのときもそうですが、外せるものはあらかじめ外しておきます。
今回外したのは以下。

・フロントナンバープレートとステー
・左右ウィンカー
・ウォッシャーノズル
・リアハイマウントストップランプ

これは作業性を高めるのと、ハイマウントストップランプの溝に水垢がたまっているのを落とすため。

実際の作業の様子

作業はポリッシャー必須。今回はダブルアクションとギアアクションの両方を使いました。結論からいうとギアアクションが強力で作業性が高いです。

IMG_0788
(作業前)

IMG_0790
(コンパウンド1L/2L/ウルトラフィーナ作業後)

IMG_0792
(ボンネットのウォータースポットがひどい)

IMG_1337
(水垢落とし作業)

IMG_1338
(かなりウォータースポットが落とせた)

作業確認のためのライティング

ガレージ内の照明の当たり方があまりよくないのと、消費電力が高いのでLED化。

IMG_1675

IMG_1677

小型スポットライトを追加し、元からあったスポットライトはLEDにしました。120Wから17Wへダウンし、経済的です。

ヘッドライト研磨

IMG_1808
(作業前)

IMG_1812
(作業後)

IMG_1815
(作業前)

IMG_1825
(作業後)

ヘッドライトは #1000, #2000, #3000のスポンジやすりで削ったあとにコンパウンドをかけています。

IMG_1965

これで下地作り作業は完了。

エシュロン・コーティング

IMG_2164

プロが愛用する定番商品、エシュロン NANO-FILを今回セレクト。作業性が高い、というのが売りですがそれでも相当な労力が必要です。

まずコーティングをするまえに塗装面の油分をとるため、シリコンオフで吹きあげます。

次にNANO-FIL溶液を作ります。メインの溶剤に添加剤を10:1の割合で混ぜます。通常の乗用車は25-30mlとのことですが、オープンカーであるS2000は20mlで2回がけが可能。それでも余ったのでボンネットとトランクのみ3回がけしました。

コーティング方法

基本説明書どおりですが、必要なのは以下。

1)引き伸ばし用ウェスA
2)余分な溶剤を拭き取る塗れたウェスB
3)吹きあげ用ウェスC

まず硬いスポンジにエシュロン溶剤をとり塗装面に塗り広げます。この溶剤はたとえていえば水飴、水糊といったトロリとしたもので、なかなか広げにくいです。そのためスポンジはコーティング専用の硬いものがベスト。

塗り広げられたら夏は3~5分ほど乾燥させてから拭きあげ作業へと移ります。ただ長くすると拭き取りが非常に重くなるため、多少短めにしました。3分から2分30秒ほど、タイム計測は正確にキッチンタイマーを使用。

乾燥後まずウェスAで引き伸ばします。すると表面には溶剤のあとがみえます。
その後すぐに濡れたウェスBで拭きあげます。溶剤のあとが見えにくくなります。
そしてウェスCで水分を除去。この時点でほぼ溶剤のあとがなくなり、艶がでてきます。

この作業をパネル毎に行います。50cm x 50cmくらいがベストかもしれませんが、トランクくらいなら全部いけます。ボンネットは左右で2分割して作業。

IMG_2165

ヘッドライト、テールランプも一緒にコーティング作業してます。

溶剤はすぐに硬化してしまうので、残りある限り重ね塗りします。2回塗りして、まだ余っていたのでトランクとボンネットだけ3回塗りしました。

2回目、3回目のほうが伸びがよくなるので、一ぺんに広い面積できるようになります。放置時間は多少短くして2分程度で吹き上げ、拭き取り工程へ進みました。

コーティング後

IMG_2167

IMG_2168
(コーティング後)

コーティング後すぐは水分に触れないように。24時間で完全硬化するとのこと。

戻し作業

1日まち、外した部品をもとに戻します。

IMG_2176

IMG_2175

IMG_2180

IMG_2179

ウォッシャーノズル、左右ウィンカー、ナンバープレート、リアハイマウントストップランプを元通りに装着。これで完成です。

作業時間

多少手戻りがあって作業時間は相当かかりました。

・ボディ研磨 4時間 x 2回
・ヘッドライト研磨 4時間
・コーティング 5時間

合計で17時間。作業時間だけの効果を期待したいところですね。


この記事を書いたライター

執筆記事一覧

のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


あわせてこちらの記事もいかがですか?

サイト内検索

人気記事ランキング

もっと見る

新着記事

もっと見る

アーカイブ

PAGE TOP
S