歴史への理解とサバイバル力を高める父子旅:総括
2015.08.12サバイバル力を高めるオープンカーキャンプ
S2000でのキャンプは二度目だが、バイクツーリングのノウハウもあり最小限の荷物でのぞんだ。
・スペアタイヤのスペースに寝袋x2、テーブル、椅子x2
・凹んだ部分にバックルコンテナ(調理器具、バーナー、小物類をまとめて入れる)
・トランク奥にテント、ロールマットx2
・トランク左右の部分には衣類
・トランク中央部にクーラーバッグ、ひらくPCバッグ(カメラ、PCを収納)
・その他水着など
タープが足りない、椅子が小さいなど不便はあったものの、大きな問題はなく無事にサバイバルできている。
ここ最近のキャンプの傾向として、ミニバン・ワンボックスに積めるだけ積んでくる「高規格キャンプ」が流行のようだが、こちらが実践しているのは昔ながらの「野営」。最小限装備しか携行しない登山キャンプに近い。
そもそもオープンカーでキャンプなんて、と思われがちだがそもそもキャンプとは都会の便利さ、快適さを捨ててわざわざ自然豊かな不便な場所に来てやるもの。本当に田舎の人はそもそもキャンプなんかしない、なぜなら日頃不便だからだ。
キャンプの醍醐味は青空のもと生活すること。そうであれば、屋根があくオープンカーはキャンプ場にいく間も青空を楽しめる、キャンプに最適な移動空間である。
2名に限れば、オープンカーでキャンプにいくことはそう難しいことではない。軽自動車のコペンでも十分可能だ。
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限られた積載量はサバイバル力をつけるのに最適な教材だ。取捨選択、優先順位をつけ、最適解をみつける。もちろん失敗もある。しかしその失敗をいかにカバーするか。
あれもある、これもある、でミニバンのハッチバックからなんでも出てくるのでは、サバイバル力を養うことはできない。
もっとキャンプの醍醐味を味わうには、1名ならバイク、2名ならオープンカーで十分、いや、よりよいといっていいだろう。
唯一の問題点はオフロードの走破性か。リップスポイラーをぶつける、腹を擦るのは覚悟の上。スペアタイヤを下ろしているのでパンクしたら即JAFに電話するしかない。
歴史の変遷を楽しむ
簡単にいうと、父子旅とは別の形の修学旅行である。父は社会の接点、窓口となるべき存在であり、社会とは歴史から形作られるので、歴史を知ることは大事だ。名所旧跡を訪ねるのはその一環である。
教科書の字面と限られた写真だけでは伝わらない、生の情報量を原体験することが重要。今回は中仙道、碓氷峠から上がって行ったが自然の要害、交通の歴史の変遷が実に興味深かった。
また小諸城、上田城、松本城と歴史に名を刻んだ城跡を訪ねることで、戦国時代から江戸時代の歴史の移り変わりを体感できたことだろう。特に小学6年生ともなると意外にも歴史をよく覚えており、忘却の彼方となった父よりも詳しい。
ネットが普及し、いつでもどこでも情報が入る時代。そんな時代だからこそ、現地に足を運んで空気を感じることの重要性が増していると思う。子供が何かを感じ取ってくれたら、幸いである。