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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

腕に自信がないのでMT-10SP一択。MT-07オーナーが雨中で試乗してきました

2017.04.10

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160馬力のモンスターバイクなんて、憧れはあるけど自分には運転できないよ...と思っていました。

今回R1ベースのネイキッドバイク、MTシリーズのフラッグシップとなるMT-10が近日発売になり、その試乗会に招待されたので行ってきました。しかし正直「自分なんかに乗れるのかなあ」という不安ばかり。しかも天候は安定の雨、悪い路面にヘビーウェットというエクストリームウェザー、ただでさえ恐ろしいのに、もう無理無理、っていう気分でした。

安定、安心の電子制御

コースは伊豆修善寺サイクルスポーツセンターの周回路。路面はひび割れと橋の継ぎ目、さらには強い雨による水たまりや川など悪条件が重なります。

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(MODE-D: 路面状態の悪い、雨天などに最適なモード。表示はトラックモード)

しかし結果からいうと完全に杞憂に終わりました。なんとこのヘタクソ、ビビリの私でも普通に乗れたんです。

その理由は明確、MT-10SPに搭載されている電子制御の賜物

MT-10に標準装備されるABS、TRC、電子制御スロットル、クイックシフト(クラッチレスでシフトアップ可能)&スキッドコントロール(シフトロック、急激なアクセルオフでもリアタイヤをロックさせない点火時期調整)に加え、SPに搭載された電子制御式オーリンズサスペンションがまさに魔法。どんな路面状態でもつねにタイヤを的確に路面にコンタクトさせ続けるため。

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このスリッパリーな路面状態にもかかわらず、まったく不安感なく安心してライディングできたのです。

MT-10SPからMT-10に乗り換えた時の差は顕著。それまで安心して乗れていたのに、いきなり不安感は倍増、トラクションコントロールなどは同じなので突然滑り出すことはないのですが、とにかく接地感はSPの方が圧倒的。いわばフツーのサスペンションなだけにフツーに雨の日は不安なのも仕方ないのですが、SPの電子制御オーリンズサスペンションの偉大さが際立ちます。

加速感はマイルド、Master of Torqueを体現

そんな雨天試乗ですが、「加速感」はとてもマイルド。同じMTシリーズと比較すると、

MT-09 > MT-10 = MT-07

といった感触。実際の速度という意味ではもちろんそんなことはないはずで、あくまでも体感上、乗り味はMT-09よりもMT-07に近く、馴染みがあります。

アクセルをじわりと開けたときのレスポンスにこだわり、低速よりにしたトルク特性のおかげで、4速4000回転で少しアクセルをあけたときのレスポンス・加速感はまさにMaster of Torque、MTシリーズにふさわしいものだと感じます。

もちろんMODE-A、ヤマハさんいわく「よりスポーティ(笑)」という過激なモードでは豹変しそうですが、それはぜひドライ路面で楽しみたいですね。


クイックシフトで大パワーに備える

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クラッチ操作せずにシフトアップが可能となるクイックシフトを装備。これはシフトレバーを上に押し上げると自動的に進角を制御、遅角することでトルクを落とし、回転数を合わせてシフトするという仕組み。

4000、5000回転くらいから使用可能なこのシステム、しっかりと左手でグリップを保持できることから強大なパワーをかけて振り落とされることなく安心。またコーナリング立ち上がりでもまるでF1のシフトのようにカキーン、カキーンとシフトアップしていくことで、胸のすくような加速感を得ることができます。

ダウンシフトは通常通りクラッチ操作とアクセルで回転数を合わせてということになりますが、減速時なのと、もはやダウンシフトの操作は体が覚えているので特に問題無し。

また急激なアクセルオフ、ダウンシフト時のリアタイヤロックも制御してくれるので雨天時は本当に安心感が違いますね。

オッサンはMT-10SPを買うべし

オートバイはそもそも困った乗り物で、2輪だから止まっていると倒れてしまうし、走って安定しても1輪がスリップすればすぐに倒れるし、とにかくたおれようとするものです。

だからタイヤが接地していることが大事。しかし世の中そうもいきません。アクセルで、ブレーキで、横Gで、上下動で、とにかくスリップしようとする罠ばかり。特に160馬力のモンスター級のパワーなんて、普通に考えたら狂気の沙汰、そう思っていました。

ところが最新テクノロジーのおかげで、色々な危険性を排除し、安心感を与えてくれるんです。

特にリターンライダーで、加齢を毎日感じている今日この頃。若ぶって、強がって、頑張ってではなく、安心と安全はお金で解決という大人の所業ができるのは助かります。

まさに転ばぬ先の魔法の杖。

MT-10SPの電子制御オーリンズサスペンションは秀逸で、接地感がある上に乗り心地もよくなるのでロングツーリングにも最適。クルーズコントロールもあるので、長距離のツーリングをしたあとにワインディングを楽しむという使い方にもピッタリ。

ということはオッサンの私にピッタリということです。電子制御万歳。

動画・開発者にお話きいてみました

それでは実際のライディングの様子を動画でどうぞ。

MT-10SPは最初MODE-Dではじめて、MODE-B/Cを試しましたがどのモードでも安心して走行が可能でした。MODE-Bは通常のスポーツモードですから、このエクストリームウェザーなのに大したものです。

MT-10SPでいけたコーナー、STDバージョンのMT-10だとびびって遅くなっているんですね。心なしかバンク角も浅めです。結局怖くなって1周で戻ってきてしまいました。

動画の後半はそのへんのお話を開発者の方としており、またカラーリングやデザインについても聞いています。


テクノロジーの恩恵を享受できるとはまさにこのことかと感心しきり。自動車の電子制御といえば「去勢」すること、野生を消すことに腐心していますが、オートバイの電子制御はオートバイが本来もつ不完全性を補完し、野性味を広いユーザーに味わってもらうようにできているところが大きな違いですね。

乗るまでは160馬力なんて無理無茶無謀と思っていましたが、このMT-10SPなら私でもMT-07感覚でも乗れるとおもいましたよ。むしろ雨の中ではMT-07よりも安心・安全。いいなあ、欲しいなあ。


MT-10 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社


この記事を書いたライター

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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