#FZ250 PHAZERレストア phase-21: キャブレーター・パイロットジェット調整
2016.12.24エンジン始動のためにキャブレーターのOHは基本もとと同じように、ということで最初ついていたパイロットジェットがRR(リッチ), #17.5 だったのでそのまま同じ番手のパイロットジェットを組み付けました。
ところがガソリンが濃すぎ、パイロットスクリューは規定の1.5回転ではかぶってしまい、4.5回転くらいでようやくエンジン始動。無事始動したものの、アイドリングでみるみるうちにガソリンが減ってしまうので改めてパイロットジェットを標準のS, #15へと交換します。
キャブレーター外し
一度外して組んだ経験から、すっかり手馴れたもの。
ガソリンコックをOFFにし、電源をONにして燃料ポンプを作動させてガソリンをキャブ側に寄せます。注意したいのはフロートチャンバー部。ここにガソリンがたまっているので、あらかじめドレンからガソリンを抜いておきます。
その後エアクリーナーボックスを外し、2本のケーブル、アクセルワイヤーとチョークワイヤーを外して、ガソリンラインを外したらもうスポッっと抜くことができます。
それでもフロートチャンバーを外すとガソリンが残っているので溢れに注意。
しかもよくみると非常に粒子のこまかな黒いものが溜まっていました。これは泥? よくわかりませんけど、綺麗にふき取っておきます。
パイロットジェット交換
RR #17.5のパイロットジェットを外し、S #15のパイロットジェットに交換します。
外したパイロットジェットはエアで燃料を飛ばして乾燥させ、再び保管。高かったですが、燃調キットかっておいてよかったです。
パイロットスクリュー調整
組みなおしたら忘れずにパイロットスクリュー調整。一番締め込んでから規定の1.5回転戻しにセットします。
これが完了したら逆の手順、ワイヤー2つ、燃料ラインを取り付けてキャブレーターを組み付けていきます。
ガソリン給油
うまくいけば一発起動ですが、どうでしょう。
最初フロートチャンバーにガソリンが入っていないので、燃料ポンプがずっと作動し続けます。ところがなかなかこれが収まりません。あれ、と思って燃料タンクをみてみるとカラッから。
こんなこともあろうかと、今回はガソリン携行缶にハイオクガソリン10Lを用意していたので、これを補充します。
改めてエンジン始動してみると無事に始動、あっさりとしたものです。
チョークを戻して、アイドリングスクリューを調整してエンジンは完了。
もうキャブレーターはしばらく調整しないので、インシュレーター、エアクリーナーのバンドをとめて固定しました。
タイムラプス動画
次回はカウルを取り付けて、完成予定です。