#FZ250 PHAZERレストア phase-17: サンドブラスター、ステップ取り付け
2016.12.11今回はステップを取り付けますが、凝ったアルミ製。どうもフェーザーはヤマハで初となるアルミステップ採用とのことですが、このアルミの腐食が進み、なかなか手ごわい状態。
実はこれまでやすりがけ、ウォーターブラスト、サンドブラスト(アルミナサンド)をやっていたのですが、腐食はとれないしムラになるし、色はグレーになるしとなかなか納得する仕上がりになりません。そこで今回はメディアをホワイトビーズに変更してトライ。
ホワイトビーズ
まずアルミナサンドが入っていたサンブラの底面のボルトを外し、ビニールを取り付けて中の砂を排出。その後エアーでだいたい綺麗にし、新しくホワイトビーズを入れました。
上が処理前、下が処理後。ムラが残っているのはサンドブラスト字にムラになっていたせいで、それでも上よりもかなりマシな上体になっていることがわかるでしょうか。
両方とも処理済。どうしてもムラがとり切れないのですが、永遠にサンドブラストしそうな気配なので切り上げです。
ということで、サンドブラストする場合は
・アルミナサンド:おおまかな汚れをとる、下処理
・ホワイトビーズ:全体的に綺麗にする
・(ウォーターブラスト:仕上げ)
という順番がよさそうです。下処理でムラになってしまうとホワイトビーズでは取り切れません。
右ステップ組み立て・取り付け
ステップを組み立てます。
ステップとタンデムステップ、ブレーキレバーを組み上げます。
ついたように見えますが、ここからが本番。ブレーキペダルは踏み代調整で、3か所をいじることになります。
1) ブレーキレバーの作動範囲調整
2) ドラムブレーキの作動範囲調整
3) ブレーキランプスイッチの遊び調整
(1)はブレーキレバー根元のボルト、(2)はドラムブレーキへのシャフトの後端、そして(3)はフレーム内のブレーキランプスイッチのネジを調整します。
最終的には実装後に行いますので、だいたいのフィーリングで調整しました。
左ステップ組み立て、取り付け
右ステップはブレーキ調整があったので結構大変でしたが、左ステップはまだチェーン、チェーンカバーを取り付けてないためシフトレバーのリンケージがつけられないためにシンプル。
さっとつきました。
このEリングは何?
さてここで謎の部品を発見。Eリングが余っています、一体これはどこから?
ドキドキしながらパーツリストを見てみます。するとようやく発見、ブレーキレバーの外れ防止用のEリングでした。
ねじ止めしているので緩まなければ外れないところですが、ブレーキレバーが脱落するのは怖いですね、そのためEリングで外れ防止をしていたのですね。これを入れるためにステップは一度外しましたが、安全第一です。
ステップがついたのでシートをつけてまたがってみました。だんだんと楽しくなってきました。
LEDテールライトの問題
さてブレーキペダルの調整をしていたときのこと。メーターパネルがブレーキに合わせて点灯することに気付き、まさかと思ってヘッドライトをみるとポジションランプもついていました。
これはブレーキランプをLEDに変更したことで、ブレーキ(黄色コード)に電流が流れたときポジション(青コード)の方まで電流が回り込んでしまったのが原因。
通常のランプに交換したら直りました。
これは原因が判明したので、整流ダイオードを青コードに入れることで解決する予定です。
タイムラプス動画
次回はいよいよ、本当にいよいよエンジン再始動。果たしてエンジンはかかるのか?
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ホワイトアルミナだと同時に切削&ホワイト化できると思われます。