#FZ250 PHAZERレストア phase-14 part2: フロントフォーク組立・取付、ショック取付
2016.11.23まだまだフロントフォークが組み上がっていませんが、今回こそは組み上げていきます。
フロントフォーク組み立てのコツ
2, 3回失敗してようやくコツがわかってきました、フロントフォークのオイルシールの組み付け方法。
ポイントはこのスライドメタル。このスライドメタルをマイナスドライバーで叩き込んでしまえばいいだけの話でした。後からオイルシールをどんなに叩いても、スライドメタルは入っていきません。
ピストンロッドは下から、ガスケットは新品交換、ネジロック剤を使って規定トルクで締めます。フォークスプリングを押して締めこむと噛み込み、トルクレンチをかけることができました。
ついにオイルシールの打ち込みです。ワッシャーを入れオイルシールを打ち込む前に、きちんとスライドメタルが入って、しかもロック用のCリングが入るスペースがあるかどうか、ノギスでワッシャーまでの深さやオイルシールの厚みを計測、計算してぴったり入ることを確認しました。うろ覚えですが深さが21mm、オイルシールの厚みが12mm、溝までの深さが 9mm。計算あってますかね。
オイルシールを専用ツールで打ち込み、溝がみえたらその後Cリングでロック。新品スライドメタルだけあり、ピストンはスカスカ動きます。
最後にダストカバーを上から入れて完了。
ダストカバーはひとつはすんなり入ったのですけど、もう一つはなかなか入らず。フォークをやすったりゴムハンマーで叩いたりといろいろやってようやく入りました。ゴムなのでマイナスドライバーでこじ入れるのが最終的によかったようです。
フォークオイル注入
フロントフォークは本体のステムに仮止め。その後ハンドルをつけてそれぞれボルトを規定トルクで締めます。
この状態でフォークスプリングを粗い方から差し込み、密な方が上になるようにします。フォークを一番長くするとスプリングがほぼ隠れるので、この状態で規定量のフォークオイルを入れます。
フォークオイルはメスシリンダーで規定量を計ります。
276mlが規定量ですが、なんかおかしい。。。
そう、1メモリが10mlと思っていたのですが、よくみればわかるように 5mlでした。つまりこれは276mlいれたつもりが、実際には263ml程度。14mlほど不足していることに後で気付きました。
壁面にオイルが残るので、多めの15mlを計って追加しました。
このあとキャップを押し込んでCリングでとめるのですが、一人では作業は無理ということで、次回へ持ち越しです。
リアショック取付
リンケージは多少サンドブラストして、シャシーブラックで塗装。
リンク用ボルトは曲がっていたので新品交換。
ところがカラーも曲がっており、実際にはひっかりがでてしまいました。しかしカラーは欠品、とりあえずこのままつけて様子見。
まずはショックを吊り下げてから作業をしたのですが、これがやりにくいことこの上なし。
・カラーを通す
・ボルトを通す
という手順ですが、カラーを通すときにダストシールをショックにつけるのですがクリアランスがギリギリでなかなか入りませんし、フリクションを非常に感じます。せっかくMHPさんにOHしてもらった新品同様のショックなのに、リンケージがダメだと意味ないので、これは要対策です。
作業的には黒のリンケージを先にショックに取り付けてからフレームにリンケージを取り付ける方がやりやすそうでした。
タイムラプス動画
次回はメーター、ライト周りの電気系をやっていきます。
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2回失敗したので合計3セット使いました。がっくり。
作業には必須ですが今回は友人からお借りしました。