ターレーは豊洲ヘアピンを余裕で曲がれる
2016.09.19今話題の築地市場、豊洲への移転問題。いろいろなことがありますが、「のりものとホビーのブログメディア」として注目は築地だけで2000台近く走っているターレー(通称)。
ターレットトラック(英: Turret Truck)は、日本の卸売市場[1]をはじめ、工場や倉庫、鉄道駅の構内などで荷役用として広く利用されている運搬車の総称で、円筒形の動力部が回転する構造(ターレット)からこの名が付いた。株式会社朝霞製作所の登録商標であったが、普通名称化して他社製のトラックも同様に呼ばれるようになった。なお、朝霞製作所は破産により2012年に消滅し、商標権がどこにも承継されなかったため、商標登録は取り消された。道路運送車両法上ではターレット式構内運搬自動車として定義される。ターレット、ターレ、ターレーと略して呼ばれる場合や、市場関係者は「ぱたぱた」もしくは「ばたばた」と呼ぶ場合もある。
正式にはターレットトラックと言い、商標を持っていた朝霞製作所は数年前に倒産、現在は各社が空気を汚さないEVターレーを中心に製造・販売しています。
・エレトラック けん引車|物流周辺機器|製品情報|ニチユ三菱フォークリフト株式会社
・マイテーカー 株式会社関東機械センター
・モートラックCBS13-1BK 富士重
ターレーの主な性能
小型特殊自動車に相当するターレーは公道走行可能、最高速度は15km/h。サイズは全長 3.2m前後、全幅1.1m前後、車両重量は700kg前後で最大積載量は1000kg(公道走行時500kg)。
最大の特徴はそのドライブ方式で、前輪1輪をその真上に配置した発動機(エンジンまたはモーター)で180度(以上)の角度でハンドルが切れるフロントドライブ。そのため後輪を中心にグルグル回転できる小回りがきき、最小回転半径は2.3m前後です。
豊洲新市場のヘアピンが曲がれないはずがない
通称「豊洲ヘアピン」でターレーが曲がれず大渋滞となるという噂が出回りましたが、実際それを検証した人がいます。
「豊洲新市場のヘアピンカーブはターレでは曲がりきれず、大混乱不可避」 という報道も一部マスコミであったようですが、目の前で360°ターンを見せていただき、というか自分も乗せていただきながら360°ターンをしてもらい、その懸念は完全に払拭されました。
深夜の築地市場をターレに乗って一周からの、豊洲新市場の最新設備を視察に行ってきた | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト
③豊洲ヘアピンコーナー
— きむちゃん (@kynysn) September 1, 2016
豊洲の名所筆頭候補ですね(笑)曲がれない、渋滞する、色々言われていますが、結論から言えば、こんなん余裕やでってのがターレ経験者ならわかるハズ。#築地 #豊洲 #移転 #ヘアピンカーブ pic.twitter.com/sSkJpSGZn4
結論からいうと「余裕」であり、何も問題ありません。結局豊洲新市場が欠陥だということを主張したいがために妄言に至ったということでしょう。
ターレーの大パレードが見たい
この2000台近いターレー、豊洲新市場でも使われるということで、ターレーのお引越しがあります。
・1年後に迫る市場の移転 ぜひ見たいターレーの"パレード" ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
私は築地関係者から以下のように聞きました。
新市場はトラック便を前提として設計したのでターレーの出番はない、少なくなるはずだ。しかし今あるターレーはすべて新市場に持っていくことが決まっている。つまりターレー2000台による大パレードだ。ターレーは公道走行可能だが、築地市場から新市場までの数キロの距離を移動するのは遅いので30分以上かかると見込まれている。
そのためターレーが移動する時間は築地市場から豊洲まで、通行止にして移動することになる。
勝鬨橋を2000台のターレーが渡る、世紀の大パレードだ。おそらく豊洲から築地市場までターレーだけ連なっているはずだ。空から、海から、見所たくさん。
パレードは移転予定の11月に予定されていたが、見直しによりいつかはまだ分からりませんが、この大パレードは必見でしょう。
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