スーパー銭湯でセグウェイに乗ってきた
2015.07.31ワンドラにて「RCウォッチャー」として活動させてもらっている筆者ですが、今回はRCは関係ありません。
スーパー銭湯が主催するセグウェイ試乗会に行ってきました。ラジコン好きとしては「電池で動く乗り物」と聞いては黙っていられません。
場所は千葉県君津市の複合アミューズメント施設。スーパー銭湯「君津の湯」はその一角にあります。
なんでまたスーパー銭湯にセグウェイを?と伺ったところ、広い駐車場の巡回や店舗間の移動、またお客様へのアピールのために導入されたとのこと。せっかくなので利用者の皆様にも体感してもらおうと、この企画を始めたそうです。
敷地内の駐車場の一画を仕切り仮設コースができていました。これならぶつかることを気にせず充分体感できそうです。
さて今日のお相手のセグウェイを拝見しましょう。
モデルはベースグレードとなるi2。
ハンドルは操縦者の体格にあわせてスライドできます。ヘッドライトは社外品です。
足元は車輪に挟まれるように両足を置くかっこう。
単体重量は約50kgですが、そのほとんどは足回りの重量。停止時にもどっしりとした安定感があります。
腕時計のようなインパネは極めてシンプル。
現在時刻とバッテリー残量、走行モードの表示など。外側に走行モード切り替えのスイッチが付きます。
走行モードは二種類あり、インパネに亀マークの表れるローモードでは最高速度約10km/h、ハイモードでは約20km/hで走行できます。Li-ionバッテリーを搭載し、満充電で30km程度の走行が可能とのこと。
試乗車に付属していたパーキングスタンドはメーカーオプション。これが無いと立ちません。
セグウェイには足回りの違いで数タイプありますが、今回の試乗車は一般的なオンロードタイヤ。SEGWAYのロゴ入りです。
気になる耐荷重は45kg~120kg。軽過ぎても安定感を欠くとのことですが、多少下回る方が乗っても問題なかったようです。とはいえ、取扱説明書をよく読み正しくお使いください。
進行はセグウェイガールの三貴さんと由紀子さんの担当。
まずは簡単なレクチャーを受けます。
と言っても操作は直感的。
体重を前にかければ前に進み、体重を強くかければかけるほどスピードが増す仕組み。上体を起こして直立の姿勢になればスピードが落ちていきスッと止まります。病みつきです。
もちろん体重を後ろにかければ後ろに進みますが、慣れないうちは前進のみをおススメします。
ステアリング操作はハンドルレバーを左右に倒して行います。左右独立したモーターを制御しているので倒し具合によって旋回の鋭さが変わります。もちろん停止中であればその場で回転するいわゆる「超信地旋回」も可能です。
それでは私もいざ乗車!
出だしこそセグウェイガールのアドバイスをもらいましたが、理屈ではなく感覚ですぐに操作に慣れることができました。
操作に慣れたらパイロンを抜けていきます。気持ちいい!
調子に乗ってハイモードに挑戦させてもらいましたが、体感速度は20km/hという数字以上。
あまりの疾走感にフレームアウトする筆者と、はしゃぐ大人にあきれた視線を送るセグウェイガールのお二人。
全体をまとめると上体でバランスを取るというよりは、足の裏で操作する感覚。慣れてくると体重移動がスムースにでき、行きたい方向を意識するだけで自然と向きが変わります。うーん、これはスキーの感覚に近いですね。
残念なのは道路交通法上まだ公道での使用が認められていないこと。現時点では私有地や施設内での使用に限定されますが、すでに展示会場などの警備巡回用やゴルフカートとしての需要が増えてきているそうです。
気になるお値段は一台税抜き約90万円から、とちょっとお高い印象はありますが、次世代のモビリティーとしての可能性を充分感じる事ができました。
君津の湯ではこれからも定期的に試乗会を開催するとのこと。みなさんにも一度チャレンジして欲しい新感覚乗り物でした。
今回お邪魔したスーパー銭湯君津の湯は館山道君津ICからクルマで5分。
常時13種類のお風呂が楽しめ、期間限定の特別なお湯も用意されているとの事。広い休憩スペースやお食事処も併設されています。
南房総にお越しの際は一度立ち寄ってみてはいかがですか。